2023.09.14
外資系企業への転職を考えている方の中には、転職を機に確実に年収アップを狙いたいという方も多いのではないでしょうか？
しかし、無理な給与交渉を行うことで志望企業の心証を損ね、せっかくの転職のチャンスを失ってしまうことは避けたいものです。 そこでこの記事では、そもそも外資系企業への転職では年収の給与交渉は可能なのか、交渉する場合に気を付けるポイントは何かについて解説します。
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外資系企業への転職時に年収の給与交渉はしてもいい？
基本的に、外資系企業の転職の際に給与交渉をすることは可能です。 企業側も優秀な人材を獲得するために、要望に合う求職者であれば給与交渉を聞き入れてくれる可能性があります。
ただし、いくら外資系企業が実力主義であるといっても、交渉したからといって希望の金額が通るとは限りません。
また、交渉のタイミングや提示額、伝え方を間違えると心証を悪くしてしまい採用されないリスクもあります。
交渉する際は、タイミングや伝え方に十分注意して、慎重に話を進めていくようにしましょう。
転職における給与交渉のタイミングはいつ？
面接官に不躾に金額を提示すると、採用自体が白紙になることもあるため、給与交渉を成功させるためには、タイミングを図ることが大事です。
転職において給与交渉のできるタイミングは、大きく分けて次の3つです。
選考開始時
面接官から希望年収について聞かれた際は、このタイミングで交渉しておくのが最適です。
ただし、自分から切り出すと、待遇目当てという印象を面接官に与えてしまう可能性があるので避ける方が安全です。
2次面接〜内定
最初の面接時に交渉できなかった場合は、2次面接以降で話すこともできます。
自分から切り出す場合は、面接官の心象を悪くしないよう注意が必要です。
内定直後〜オファー面談
内定が出て転職先への入社がほぼ確定しているため、企業側に意向を受け入れてもらいやすい可能性もあります。
企業が社内での調整がしやすいよう、転職後の業務内容や入社日の調整を行うオファー面談前に意向を伝える方が良いでしょう。
転職時に給与交渉をするときの注意点
交渉のタイミングと合わせて、どのように希望を伝えるかも非常に重要です。
ここでは、円満に話し合いを進めつつ、給与交渉を成功させるために注意すると良いポイントを紹介します。
相場とかけ離れた金額を提示しない
企業側は、自社の根拠に基づいて年収を提示しているため、相場からかけ離れた金額を希望することは悪い印象を与える恐れがあります。
そのため、業界の水準や相場を把握した上で、企業が妥当だと思うような金額を提示することが重要です。
一般的に、転職する際に交渉する年収としての年収アップの相場は、上限が転職前のおよそ1.2倍と言われています。
給与交渉の根拠を示す
企業に納得してもらえるよう、根拠を明確にし理論的に説明する姿勢も大切です。
なぜ、年収アップを要望するのか、具体的な根拠を資料などを提示しながら交渉するようにしましょう。
一方的に条件を押し付けない・交渉を長引かせない
希望条件を叶えようと焦る気持ちがあるでしょうが、一方的に条件を提示して返答を迫るのでは印象が悪くなりかねません。
希望の金額を根拠とともに提示した後は、相手の様子を見ながら会話を交わし、相手に検討する余地を与えることを心がけましょう。
また、給料交渉は長引かせれば長引かせるほど、企業からの心証が悪くなってしまう恐れがあります。一度、給料交渉したら、あとは引いて待つ姿勢をとることも大切です。
手取り金額ではなく額面で伝える
企業側が提示する金額は、税金や社会保険料などを控除する前の額面であることが多いため、採用候補者側から現在の年収や希望の年収を伝える場合にも、手取り金額ではなく額面で伝えましょう。
この際、月収だけでなく残業代も含めた金額で伝えるのも基本です。
給与交渉の前に準備しておきたいこと
最後に、給与交渉の際にうまく伝えられるようにするために、事前に準備しておきたいことについて解説します。
転職先の平均年収をチェックする
相場とかけ離れた金額の交渉を行わないためにも、転職先の平均年収を押さえておくことは基本となります。
さらに、自身と同年代の給与や各職種の平均年収まで調べることが可能ならば、より精度の高い交渉ができるようになります。
リサーチには、転職サイトに志望する企業の同等の職種・ポジションの求人が掲載されていないかを検索してみましょう。
自分だけではリサーチしきれない場合は、エージェントの力を借りるのも一つの方法です。
前職の給与やスキルを整理する
前職の年収を正確に把握しておくことも大切です。
企業によっては、前職の給与をベースに金額を提示してくる場合もありますので、前職の額よりも高い年収を求めるならば、希望の金額との差分を具体的にし、根拠を示す必要があります。
そのためには、応募するポジションでは何が求められており、自分はどのような形で貢献できるのかを具体的に整理しておくことも重要です。
まとめ
外資系企業への転職の給与交渉を成功させるには、企業が納得できるような根拠を具体的にし、タイミング良く提示することが重要です。そのために、事前準備をしっかりと行って行きましょう。
自分だけでは、客観的に希望金額が妥当かどうか判断がしにくい場合や、実際にどのようにコミュニケーションしたら良いのかわからないという場合は、外資系企業の転職に強いエージェントの利用も検討してみてはいかがでしょうか。
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