2025年最新版|IT企業50社の年収ランキングとホワイト企業の見極め方

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2025年最新版|IT企業50社の年収ランキングとホワイト企業の見極め方

AIやloT、DX(デジタルトランスフォーメーション)の加速により、あらゆる業界でIT人材へのニーズがかつてないほど高まっています。一方で、IT人材の不足は社会全体の課題とも言われています。そんな中、豊富な経験と実績を持つ30~50代の人材に対しては、企業から多方面での活躍が期待されています。加えて、IT業界は専門性と成果が正当に評価されやすく、高収入を期待できる業界の一つでもあります。IT業界への転職を検討している方は、年収の高い企業がどこなのか気になるのではないでしょうか。

本記事では、IT企業50社の年収ランキングを紹介し、IT業界におけるホワイト企業の特徴や企業選びのポイントなども解説します。

IT業界でキャリアアップするための参考になるので、ぜひ最後までお読みください。

【2025年版】IT企業50社の年収ランキング

企業名 平均年収
1 日本マイクロソフト株式会社 1,246万円
2 シスコシステムズ合同会社 1,167万円
3 Google合同会社 1,120万円
4 株式会社セールスフォース・ジャパン 1,117万円
5 アドビ株式会社 1,021万円
6 株式会社野村総合研究所 1,002万円
7 ノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社 968万円
8 マイクロソフトディベロップメント株式会社 964万円
9 株式会社ベイカレント 959万円
10 スリーエムジャパンイノベーション株式会社 948万円
11 EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 945万円
12 SAPジャパン株式会社 930万円
13 日本アイ・ビー・エム株式会社(IBM) 926万円
14 日本オラクルインフォメーションシステムズ合同会社 912万円
15 KPMGコンサルティング株式会社 904万円
16 日本オラクル株式会社 876万円
17 ソニーグループ株式会社 873万円
18 P&Gジャパン合同会社 861万円
19 株式会社電通総研 855万円
20 アクセンチュア株式会社 839万円
21 日本ヒューレット・パッカード合同会社 833万円
22 株式会社三菱総合研究所 819万円
23 株式会社ジャストシステム 772万円
24 株式会社NTTデータグループ 755万円
25 富士通株式会社 733万円
26 アマゾンジャパン合同会社 725万円
27 KDDI株式会社 724万円
28 株式会社メルカリ 723万円
29 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 717万円
30 都築電気株式会社 712万円
31 フィリップ・モリス・ジャパン合同会社 687万円
32 日鉄ソリューションズ株式会社 683万円
33 株式会社JSOL 677万円
34 ソフトバンクグループ株式会社 675万円
35 株式会社オービック 667万円
36 株式会社構造計画研究所 667万円
37 ネットワンシステムズ 665万円
38 三菱UFJインフォメーションテクノロジー株式会社 664万円
39 Apple Japan合同会社 648万円
40 ロバート・ウォルターズ・ジャパン株式会社 627万円
41 BIPROGY株式会社 624万円
42 株式会社日立ソリューションズ 620万円
43 ユニアデックス株式会社 615万円
44 株式会社TKC 588万円
45 兼松エレクトロニクス株式会社 575万円
46 株式会社大塚商会 574万円
47 株式会社チェンジホールディングス 552万円
48 ノーリツ鋼機株式会社 543万円
49 株式会社中電シーティーアイ 531万円
50 コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社 529万円

上記は「エンゲージ会社の評判」をもとに、IT企業50社を平均年収が多い順にランキングした表です。(本ランキングは、2025年7月時点で参照したデータをもとに作成しており、具体的な数値は時期によって変動する可能性があります。)

日本マイクロソフト株式会社やシスコシステムズ合同会社、Google合同会社、株式会社セールスフォース・ジャパン、アドビ株式会社など、ランキングTOP5を外資系企業が独占しています。日本企業でランキングが最も高いのは、日本初の民間系総合シンクタンクである株式会社野村総合研究所(6位)でした。

外資系企業は「ベース給+インセンティブ給」で給与が設定されている場合が多く、個人成績が給与に反映された結果、平均年収が高くなっていると考えられます。

転職によって年収を上げたいのであれば、外資系企業を一つの選択肢として求人を探してみるとよいでしょう。

参考:エンゲージ会社の評判|エン・ジャパン

関連記事:外資系企業の年収は高い?給与形態と年収アップの方法を解説

ランキングTOP5の企業を解説

ランキング上位の企業について、事業内容や特徴を詳しく解説していきます。

日本マイクロソフト株式会社

設立 1986年2月
資本金 4億9,950万円
従業員数 3,219名(2025年4月1日現在)

日本マイクロソフト株式会社は、マイクロソフトコーポレーションの日本法人です。企業ミッションは「地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする」です。

世界中で使用されているオペレーティングシステム(OS)「Windows」をはじめ、ノートパソコンやタブレットなどの「Surface」シリーズなどを扱っています。

WordやExcel、OutlookなどのOffice製品が有名ですが、AIを搭載したチャットアシスタントである「Microsoft Copilot」も提供しています。

クラウドサービスの「Azure」やゲーム機「Xbox」シリーズも展開しており、クラウド・AI・ゲームなど、あらゆる分野でIT業界全体の成長をリードする存在といえるでしょう。

参考:Microsoft

シスコシステムズ合同会社

設立 1992年5月
資本金 4億5,000万円
従業員数 1,408名(2025年2月現在)

シスコシステムズ合同会社は、世界最大規模のコンピュータネットワーク機器開発会社です。ルーターを世界ではじめて商用化した企業であり、スイッチやワイヤレスなどの製品も扱っています。

サーバー分野にも力を入れており、データセンターにおけるネットワーキングやセキュリティ、ソフトウェアなども提供しています。

2024年には、ビッグデータ分析などのソフトウェアを扱うSplunkを買収しており、AI開発も推進している企業です。

参考:cisco

Google合同会社

設立 2001年2月
資本金 1億100万円
従業員数 公開情報なし

Google合同会社は、インターネット関連の幅広い分野で多様なサービスを展開している企業です。

特にGoogleの検索エンジンは、日本だけでなく世界中で圧倒的なシェアを誇り、ユーザーが求める情報を提供し続けています。GmailやGoogleドライブ、Googleマップなど生活に身近なサービスが多く、実際に利用したことがある方も多いでしょう。

その他にも、Google広告や「Google Cloud Platform」などのクラウド、スマートフォンの「Pixel」シリーズ、生成AIの「Gemini」などのサービスがあり、進出している分野は多岐にわたります。

ユーザーシェア率が高いサービスが豊富で、Google合同会社は高い競争力を持った企業です。

参考:Googleについて|Google

株式会社セールスフォース・ジャパン

設立 2000年4月
資本金 1億円
従業員数 公開情報なし

株式会社セールスフォース・ジャパンは、企業の営業支援や顧客管理(CRM)のためのクラウド型アプリケーションを提供している企業です。世界のCRM市場で高いシェアを持ち、公式サイトには「世界No.1 CRMで、あなたのビジネスにさらなる成長を」というコピーを掲げています。

代表的なサービスの一つは「Salesforce」というクラウドベースのソフトウェアで、顧客データを一元管理可能です。営業やマーケティング、ITなどあらゆる部門を横断してデータを共有でき、AIによるサポート機能も備えています。

オンデマンドでアプリ開発を行えるプラットフォーム「Apex」なども展開しており、企業のDXを牽引する存在といえます。

参考:Salesforce

アドビ株式会社

設立 1992年
資本金 1億8,000万円
従業員数 約550名

アドビ株式会社は「世界を動かすデジタル体験を」をミッションに掲げ、ビジネス向けのソフトウェアを開発・提供している企業です。

画像加工ソフト「Photoshop」やデザインやイラスト制作に用いられる「Illustrator」が有名で、世界中のクリエイターに愛用されています。主力製品の一つである「Creative Cloud」はアプリを定額で利用できるサブスクリプションサービスで、対象アプリすべてを利用できるプランも用意されているのが特徴です。

その他にも、「Adobe PDF」や「Acrobat Sign」などを展開し、文書作成・共有・電子署名を支援するサービスも行っています。

ビジネスやクリエイティブ制作の場面において、アドビ株式会社は欠かせない存在といえます。

参考:アドビ

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IT業界のホワイト企業の特徴5つ

IT業界への転職時は年収の高さに注目しがちですが、報酬が高く設定されているからといってホワイト企業とは限りません。理想的なホワイト企業とは、従業員が長く安心して働ける環境を提供する企業のことを指します。

長く安心して働ける環境かどうかを判断するために、ホワイト企業ならではの5つの特徴を解説します。

平均年収が高い

IT業界のホワイト企業では、平均年収が業界標準を大きく上回る傾向があります。これは、優秀な人材を確保し、長期的に働いてもらうための重要な経営戦略です。

高水準の年収は、従業員のモチベーションを高めるだけでなく、生活や将来設計の安定にもよい影響を与えます。その結果、従業員は仕事に集中しやすくなり、モチベーションややりがいを維持できるのです。

そのため、平均年収だけではなく昇給制度や業績連動型報酬など、総合的な報酬体系から判断することが大切です。

業績が安定している

業績の安定性は、企業の健全性と将来性を示す重要な指標です。ホワイト企業として知られる企業の多くは、長期にわたって安定した業績を維持しています。

安定した業績は、従業員への安定した待遇を可能にします。さらに、不景気や業績悪化といった経済的変化への対応力が高いため、雇用の安定性も確保されやすいでしょう。

将来の雇用や待遇に対する不安が少なくなると、従業員は長期的な視点でキャリアを積めます。従業員のキャリア形成は企業の人的資本の向上にもつながり、好循環を生み出します。

法令遵守意識が高い

コンプライアンス(法令遵守)を重視し、従業員の権利を守るための制度や仕組みが整っていることも、ホワイト企業の特徴です。

例えば、労働基準法に則った適切な労働時間管理や、ハラスメント防止のための研修、内部通報制度の整備などが行われています。また、機密情報の持ち出しや個人情報の漏えいなどにも厳格に対応しています。これは、IT企業が扱う情報の重要性や、社会的責任の大きさを認識しているためです。

法令遵守の姿勢は、従業員が安心して働ける環境づくりにつながっています。

残業が少ない

ホワイト企業では、従業員のワークライフバランスを重視し、残業の抑制に積極的に取り組んでいます。具体的には、効率的な業務管理や適切な人員配置により、残業時間の削減に努めています。

残業が少ないと従業員はしっかりと休息を取ることができ、健康的に働き続けることが可能です。また、自己研鑽の時間も確保できるため、結果的に従業員のスキルアップにもつながります。

このように、残業時間の少なさは、企業における労務管理の質を示す指標となっているのです。

離職率が低い

ホワイト企業の特徴の一つとして、離職率の低さが挙げられます。これは、従業員の満足度が高く、長期的に働き続けたいと思える環境が整っていることを示しています。

また、長く働く従業員が多いことで、知識やスキルが社内に蓄積され、より質の高い仕事ができる環境が整うことも特徴です。

低い離職率は、企業の健全性を反映しているともいえます。就職や転職を考える際は、企業の離職率から職場環境のよさを判断するのも一つの方法です。

就職・転職先としてIT企業を選ぶときのポイント

IT企業への就職や転職を考える際には、スキルアップの機会や働きやすさ、キャリアプランに着目すると、自分に合った企業を見つけやすくなります。IT企業を選ぶときのポイントを詳しく解説していきます。

スキルアップの機会が豊富な企業を選ぶ

技術革新が速いIT業界では、常に新しい知識やスキルを身につける必要があります。そのため、以下のようなスキルアップの機会が豊富な企業を選ぶことをおすすめします。

  • 充実した研修制度があるか
  • 最新技術に触れる機会が多いか
  • 社内で勉強会や技術共有の場があるか

スキルの継続的な向上は長期的なキャリア形成にもつながります。自身で学習を継続することも大切ですが、従業員のスキルアップに協力的な企業を選ぶという視点も必要です。

働きやすい環境かどうか確認する

長期的に働き続けるためには、働きやすい環境であることが重要です。例えば、以下のような点が働きやすさの指標として挙げられます。

  • 希望する年収が得られるか
  • 法令遵守意識が高いか
  • 残業が少ないか
  • フレックスタイム制やリモートワークが可能か
  • 職場の雰囲気や社内コミュニケーションは良好か

これらの要素を総合的に判断し、自分にとって働きやすい環境かどうかを確認しましょう。

ワークライフバランスを重視する方は、特に「働きやすさ」の優先順位を上げて企業を選ぶのも有効な方法です。

仕事内容がキャリアプランと一致するか見極める

自身のキャリアプランと仕事内容が合致していると、目標ややりがいを持って働ける可能性が高まります。

以下のような企業規模ごとの一般的な特徴を理解しておくと、キャリアプランと仕事内容が一致しているかどうか判断しやすくなります。

企業規模 一般的な特徴
大手企業
  • 安定した雇用が期待できる
  • 充実した研修制度があり、体系的にスキルを習得できる
  • 業務範囲が狭い場合が多いため、専門性を深められる
  • 福利厚生が充実しており、ワークライフバランスが取りやすい
中小企業
  • 多様な業務に関わり、スキルを広げられる
  • 意思決定の過程を間近で見られ、経営感覚を養える
  • 自分のアイデアや提案が採用されやすく、やりがいを感じやすい
  • 風通しがよく、コミュニケーションが取りやすい
ベンチャー企業
  • 急成長している企業が多く、キャリアアップのチャンスが豊富
  • 最新技術に触れる機会が多く、未経験でも重要な役割を任されることがある
  • フラットな組織構造で、年齢や経験に関わらず評価されやすい

長期的なキャリア形成を考え、自分の目指す方向性と企業の方向性が一致していることが理想的です。

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まとめ:IT企業への転職を検討している方は、エンワールドへご登録ください

IT企業50社の年収ランキングでは、ランキング上位を外資系企業が占める結果となりました。企業の平均年収を参考にしつつ、自身の価値観や目指すキャリアパスにあった企業を選ぶと、納得のいく転職が可能になります。

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外資系・日系グローバル企業のハイクラスに精通するエンワールドの編集部員が、転職やキャリア、日々の仕事のお悩みに役立つ情報を執筆します。

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