リモートワークとは?求人率の変化や適した職種、メリット・デメリットを徹底解説

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リモートワークとは?求人率の変化や適した職種、メリット・デメリットを徹底解説

転職を検討している方のなかには、リモートワークを導入している企業へ関心を寄せている方も多いのではないでしょうか。

しかし、リモートワークの普及率は実際どれくらいなのか、リモートワークにはどのような職種が適しているのかなど、リモートワークに関する疑問を抱える方もいるかもしれません。

本記事では、リモートワークの概要や普及状況、リモートワークに適した職種例や転職を成功させるポイントについて解説します。ぜひ参考にしてください。

リモートワークとは?

リモートワークとは、「remote(遠隔)」と「work(働く)」を組み合わせた造語であり、オフィス以外の場所で働くことを指します。明確な定義はありませんが、自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、出社を前提としない働き方を総じてリモートワークと呼ぶのが一般的です。 

類義語にテレワークがありますが、テレワークは「ICT(情報通信技術)を利用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方」と明確に定義づけがされています。(※) 

しかし、テレワークもオフィス以外の場所で働くという意味ではリモートワークと同義のため、両者は同じ意味で使われる場合もあります。

 

(※)参考:テレワークの推進|総務省

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リモートワークの求人数や普及状況

平成後期に比べ、令和の社会ではリモートワークを導入している企業の割合は増加傾向にあります。 

具体的な数値として見るために、下記の表では総務省の報告書をもとに、令和1年〜5年までの全国の企業のリモートワークの導入状況をまとめました。

 

 

導入している

導入していないが、今後導入予定がある

導入していないし、具体的な導入予定もない

令和1

20.1%

9.4%

70.2%

令和2

47.4%

10.6%

41.8%

令和3

51.8%

5.5%

42.5%

令和4

51.7%

3.5%

44.7%

令和5

49.9%

3.0%

47.0%

 

令和1年以降、各企業のリモートワークの導入率が上がっている主な要因は、新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延です。令和4年から令和5年にかけてはパンデミックが落ち着いた影響を受け、リモートワークを解消する企業が増えたことで導入率の若干の低下が見られます。 

しかし、コロナ禍以降もリモートワーク可能な求人数は増加傾向にあります。その理由として、各企業が従業員のワークライフバランスの向上に関心を高めていること、非常時にも事業継続する術を整えようとしている企業が増えていることなどが挙げられます。

 

参考:

令和5年通信利用動向調査報告書(企業編)|総務省

グローバル企業のリモートワーク実態調査2021|エンワールド・ジャパン

リモートワークに適した職種例

リモートワークを導入している企業の種別は多岐に渡りますが、令和5年時点でもっとも導入率が高いのは情報通信業です。以下の表では、総務省が公表している資料をもとに、リモートワークの導入率が高い産業を降順にまとめました。

 

産業分類

令和5年度の導入割合

情報通信業

93.2%

金融・ 保険業

81.2%

不動産業

69.9%

建設業

53.6%

製造業

53.1%

卸売・ 小売業

47.5%

サービス業 、その他

42.3%

運輸業・ 郵便業

35.7%

 

多くの産業がリモートワークを導入していることから、多様な職種がリモートワークに適していると判断できるでしょう。 

ここからは、リモートワークの導入率が高い産業をもとに、リモートワークに適した職種を5つ紹介します。

 

参考:令和5年通信利用動向調査報告書(企業編)|総務省

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ITエンジニア

ITエンジニアは、システムやWebサイト、アプリなどの設計・開発を行います。業務全般がオンラインで完結しやすく、チームとのコミュニケーションもチャットツールやビデオ通話などを活用するのが一般的です。 

パソコンとインターネット環境があれば業務を遂行でき、作業を分担しやすいことから、リモートワークに適した職種といえます。

Webデザイナー

Webデザイナーは、Webサイトやアプリ、広告バナーなどの制作を行います。クライアントの要望に応じてデザインを作成し、ときにはコーディングを担当することもある仕事です。

Webデザイナーとしての評価は成果物で判断されることが多く、企業に属さず個人事業主として仕事を請け負う方も多く見られます。 

クライアントやチームとのコミュニケーションこそ発生するものの、受注〜納品までを単独で完結させることもあり、業務のほとんどをオンラインで行うため、リモートワークとの相性がよい職種です。

ライター・編集者

ライター・編集者は、Webサイトや雑誌の記事を制作するのが主な業務です。ライターはブログ記事やコラム、広告のコピーなどを作成し、編集者はライターが作成した記事を校閲・修正します。 

記事の分野によっては現地に出向いて取材をする必要がある場合もあります。しかし、ほとんどの業務がインターネット上で完結するため、リモートワークをしやすい職種です。

コンサルタント

コンサルタントは、クライアントに対して業務改善や事業戦略などのアドバイスを行い、クライアントが抱える課題を解決に導く仕事です。業務によっては特定分野に関する深い知識や経験が求められますが、クライアント対応の多くはオンラインで完結します。 

クライアントと直接会ってコンサルティングする場合でも、必ずしもお互いの職場である必要はありません。貸し会議室やコワーキングスペースなどで業務が遂行できるため、リモートワーク可能な職種です。

 

関連記事:コンサルタントとは?業種別の仕事内容や必要なスキルを詳しく解説

秘書

秘書は、企業の経営層や管理職の業務を多角的にサポートすることが主な業務です。具体的には、スケジュール管理やメール対応、資料作成などを行います。 

業務の大半は事務作業であることが多く、オンラインツールを活用すれば場所を問わずに作業を進められます。近年ではインターネット上で全ての秘書業務を行うオンライン秘書という職種もあることから、リモートワーク向きの職種といえます。

リモートワークのメリット3つ

リモートワークを行う主なメリットとして、以下の3つが挙げられます。

ワークライフバランスが向上する

リモートワークは出社の必要がないため通勤時間を削減でき、ワークライフバランスを向上させやすいというメリットがあります。 

空いた時間を趣味や資格の勉強などに充てることで、仕事とプライベートの双方をより充実した時間にできるかもしれません。 

また、オフィス勤務が必須の場合、人によっては育児や介護などを理由に理想的なキャリアの構築を諦めなければならないこともあります。しかし、リモートワークであれば急なスケジュール変更にも臨機応変に対応しやすいため、仕事と家庭を両立しながら無理なく働き続けられるでしょう。

業務効率が改善する

勤務中に他者から話しかけられたり、周囲の雑音が気になったりすることで集中力が途切れてしまう方の場合、リモートワークを行うことで業務効率が改善する可能性があります。 

自宅やカフェなど、自分にとって集中しやすい環境で目の前の業務に徹底的に集中することで、効率的に自身のタスクをこなすことができるのです。 

また、通勤時の満員電車や交通渋滞などにストレスを感じていた方は、リモートワークを取り入れることでストレスの発生源から解放され、仕事のモチベーションを自然と高められるかもしれません。

居住エリアを自由に選べる

フルリモート勤務を導入している企業に勤める場合、従業員は基本的にどこに住んでも問題ありません。安定したインターネット環境があり、オンラインツールを使って円滑にコミュニケーションを取ることさえできれば、居住エリアを自由に選ぶことができます。 

なかには海外への居住を許可している企業もあるため、将来的に海外や地方への移住を検討している方にとって、リモートワークで得られるメリットは非常に大きいといえます。

リモートワークのデメリット2つ

リモートワークは魅力的なメリットが多くありますが、押さえておくべきデメリットも2つあります。

コミュニケーションが不足する

リモートワークは対面でのやり取りを行う機会が必然的に少なくなるため、コミュニケーション不足による業務への弊害が生じることもあります。 

例えば、チーム内での認識の相違や、孤独感の強まりなどが発生してしまうと、人によっては業務効率やモチベーションが低下することもあるかもしれません。 

オンラインツールを使用したテキストコミュニケーションは、人との関わりがどうしても淡白になりがちです。リモートワークによるコミュニケーション不足が心配な場合は、意識的にオンラインミーティングやチャットツール上での雑談の場を設け、チーム内の交流を活発化させるよう工夫してみましょう。

仕事とプライベートの境界線が曖昧になる

オフィス勤務の場合、「出社は仕事開始」「退社は仕事終了」という明確な区切りがありますが、リモートワークはその境界があいまいになりがちです。 

自宅にいながらすぐにパソコンを起動できるため、オンオフの切り替えが難しくなり、休みの日にも仕事をしてしまうという方も少なくありません。

このようなセルフブラック化を防ぐには、自己管理能力を高め、仕事とプライベートのメリハリをつけることが大切です。オフィス勤務と同様のスケジュールで動く、休日はパソコンを起動しないなど、自分なりのルールを決めて意識的にオンオフの切り替えを行うことが大切です。

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リモートワーク可能な企業への転職を成功させる2つのポイント

リモートワーク可能な企業への転職を成功させるには、以下の2つのポイントを押さえておく必要があります。

必要なスキルを習得する

上述したように、リモートワークに適した職種はITエンジニアやWebデザイナー、ライターなど、多種多様なものがあります。 

さらに各職種で求められるスキルもそれぞれ異なるため、リモートワーク可能な企業に転職するには、希望職種に必要なスキルを事前に習得しておくことが非常に重要です。 

また、リモートワークはテキストコミュニケーションのやり取りが増えるからこそ、相手と的確に意思疎通を図るための高い対応力が求められます。職種ごとに求められるハードスキルだけでなく、すべての仕事に活かせるソフトスキルにも磨きをかけておくことで、希望の企業に転職できる可能性が高まるでしょう。

自己管理能力を高める

リモートワークはオフィス勤務のように上司や同僚の目が行き届かないため、自分一人の状態でも確実に業務をまっとうできる高い自己管理能力を保有している必要があります。 

仕事用の部屋を確保しておく、常にタスク管理を徹底するなど、どのような状態でも仕事に集中できる環境・意識作りに関心を高めておくことで、リモートワーク未経験者でも理想の転職を実現できるでしょう。

まとめ:リモートワーク可能な外資系・日系グローバル企業への転職を実現したい方は、エンワールド・ジャパンへの登録をご検討ください

リモートワークはオフィスに出社する必要がなく、働く場所を自由に選べるため、ワークライフバランスや業務効率が改善するなどのメリットがあります。 

リモートワークに適した職種は、ITエンジニアやWebデザイナーなどさまざまです。求人数もここ数年は増加傾向にあるため、過去にリモートワーク経験のない方でも、希望職種に転職することは十分に可能です。 

エンワールド・ジャパンでは、リモートワークを導入している外資系・日系グローバル企業の求人を多数扱っており、転職希望者一人ひとりのニーズに合わせたキャリア支援も可能です。

 

理想の環境で働ける企業への転職を目指している方は、ぜひ新規会員登録からご登録ください。

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