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外資系金融業界は銀行・証券、投資ファンド、保険会社など種類が幅広く、業種や企業によって給与水準はさまざまです。外資系金融業界への転職を成功させたい場合は、業種や企業による年収の違いを企業選びに反映させることも必要です。
本記事では、業界種類別に平均年収の高い企業をランキング形式で紹介します。年代別・職種別の年収や、業界種類ごとの現況と今後の動向、転職を成功させるポイントまで解説しております。外資系金融業界への転職を検討している方や企業選びに迷っている方はぜひ参考にしてください。
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【業界種類別】2026年最新!外資系金融企業の平均年収ランキング
外資系金融業界の種類別に、平均年収をランキング形式でみていきましょう。
「エンゲージ会社の評判」をもとに、主な金融企業の年収ランキング(※)を紹介します。
(※)本ランキングは、2026年1月18日時点で参照したデータをもとに作成しています。具体的な数値に関しては、時期によって変動する可能性があります。
銀行・証券系
銀行・証券系の外資系金融企業のなかで、平均年収が高い企業を3つ紹介します。
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ランキング |
企業名 |
平均年収 |
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1 |
ドイツ証券株式会社 |
1,779万円(※1) |
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2 |
ゴールドマン・サックス証券株式会社 |
1,459万円(※2) |
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3 |
BofA証券株式会社 |
1,446万円(※3) |
いずれも1,000万円を超える高い水準となっています。
(※1)参照:ドイツ証券株式会社の年収・給与|エンゲージ会社の評判
(※2)参照:ゴールドマン・サックス証券株式会社の年収・給与|エンゲージ会社の評判
(※3)参照:BofA証券株式会社の年収・給与|エンゲージ会社の評判
投資ファンド系
外資系投資ファンドには、アセットマネジメントやPEファンドなどの種類があり、平均年収が高い企業には主に以下の3つが挙げられます。
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ランキング |
企業名 |
平均年収 |
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1 |
ステート・ストリート信託銀行株式会社(アセットマネジメント) |
1,305万円(※1) |
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2 |
JPモルガン証券株式会社(アセットマネジメント) |
1,168万円(※2) |
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3 |
ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッド(PEファンド) |
945万円(※3) |
アセットマネジメント・PEファンドのいずれも、給与水準は高いです。
(※1)参照:ステート・ストリート信託銀行株式会社の年収・給与|エンゲージ会社の評判
(※2)参照:JPモルガン証券株式会社の年収・給与|エンゲージ会社の評判
(※3)参照:ベイン・アンド・カンパニー・ジャパン・インコーポレイテッドの年収・給与|エンゲージ会社の評判
生命保険系
外資系の生命保険会社のうち、平均年収が高い順に3社を挙げると以下の企業になります。
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ランキング |
企業名 |
平均年収 |
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1 |
プルデンシャル生命保険株式会社 |
875万円(※1) |
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2 |
アフラック生命保険株式会社 |
677万円(※2) |
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3 |
メットライフ生命保険株式会社 |
674万円(※3) |
銀行・証券系や投資ファンド系と比較すると、給与水準は抑えられています。
(※1)参照:プルデンシャル生命保険株式会社の年収・給与|エンゲージ会社の評判
(※2)参照:アフラック生命保険株式会社の年収・給与|エンゲージ会社の評判
(※3)参照:メットライフ生命保険株式会社の年収・給与|エンゲージ会社の評判
損害保険系
外資系の損害保険会社のうち平均年収が高い上位3社は、以下のとおりです。
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ランキング |
企業名 |
平均年収 |
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1 |
AIG損害保険株式会社 |
672万円(※1) |
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2 |
チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッド |
596万円(※2) |
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3 |
アメリカンホーム医療・損害保険株式会社 |
514万円(※3) |
外資系損害保険会社も、銀行・証券系や投資ファンド系の外資系金融企業より平均年収は低いことがわかります。
(※1)参照:AIG損害保険株式会社の年収・給与|エンゲージ会社の評判
(※2)参照:チューリッヒ・インシュアランス・カンパニー・リミテッドの年収・給与|エンゲージ会社の評判
(※3)参照:アメリカンホーム医療・損害保険株式会社の年収・給与|エンゲージ会社の評判
【年代別】外資系金融企業の平均年収例
外資系金融企業における年代別の平均年収の目安は、20代で400万円〜800万円、30代で600万円〜1,000万円、40代で700万円〜1,200万円、50代になると900万円~1,500万円程度です。年齢が上がり役職に就くと、年収も高額になります。
ただし、外資系金融企業では、若い世代でも高いスキルがあって結果を出せれば高収入を狙えます。また、外資系金融企業のなかでも、証券会社や投資ファンドは高額になる傾向があるため、20代で1,000万円を超えていても不思議ではありません。
つまり、年代別の年収は個人の実力や企業の給与体系などによって差が出やすく、一概にはいえません。転職前に企業ごとの給与やインセンティブの基準を調べておくことも大切です。
【職種・役職別】外資系金融企業の平均年収例
外資系金融企業では、職種や役職によっても年収が変わります。
例えば、投資銀行では、アナリストなら600万円~800万円、入社後3~4年経ったアソシエイトなら800万円~1,500万円、管理職としてプロジェクトの最終責任者となるディレクターなら2,500万円程度であり、インセンティブによっては5,000万円を超える場合もあります。
外資系金融業界の職種は多岐にわたり、企業による違いだけでなく、部門や職種、役職によっても収入に差が出るのが一般的です。インセンティブのある職種であれば、平均年収も上がります。
外資系金融業界の現況
外資系金融業界は、主に5つのカテゴリに分けられます。ここでは、カテゴリごとに業界の動向を解説します。
銀行系
2008年に起きたリーマンショックや債務危機などの影響を受け、外資系銀行の多くは一時期業績が低迷状態にありました。
しかし、欧米諸国に本行を構える外資系銀行は、自国での経営改善に対する取り組みが功を奏し、近年では日本での事業を縮小する動きが収まりつつあります。
思うように業績を再建できなかった外資系銀行は今なお日本から撤退する動きも見られますが、その一方で中国系の外資系銀行は日中間での貿易拡大の影響を受け、日本国内で急成長を遂げています。
クレジットカード系
私たちが日常使いしている「Visa」や「Mastercard」、「American Express」などの各種クレジットカードの多くは、国内外でも使用できる国際ブランドカードです。このことからもわかるように、日本国内のクレジットカード市場は、外資系企業の影響を非常に大きく受けています。
なかには単独で海外利用を実現している日系のクレジットカード企業発行のカードもありますが、日系のクレジットカード企業が発行するカードの多くは、国際ブランドを扱う外資系クレジットカード企業と提携することで海外利用を拡大しているのです。
キャッシュレス決済の普及により、クレジットカード業界は近年安定的な成長を続けています。実際に、一般社団法人日本クレジットカード協会が公表しているデータを確認してみると、2024年のクレジットカードショッピングの信用供与額は約116兆円にのぼり、2020年の約74兆円と比較すると約1.5倍も増加しています。
ファンド系
日本国内のファンド系金融企業は、市場における競争が激化しているなかで、外資系企業・日本企業がそれぞれ得意分野を持って事業を展開しています。
例えば、外資系投資銀行は大規模な債務データの分析や、大企業向け大型投資などを得意としています。一方、日系投資銀行は中小規模の案件を含めたM&Aや不動産投資など、幅広い層の顧客に向けたきめ細やかなサービス提供が得意です。
双方にはそれぞれの強みがありますが、近年では最新のAI技術を積極的に導入する外資系ファンド企業が、国内でのシェアを拡大しつつあります。
生命保険系
日本国内における生命保険のシェアは、日系の大手生命保険グループが大半を占めています。
2024年7月に金融庁が公表したデータによると、2023年3月末時点での生命保険料ベースのシェアは、国内大手生命保険グループが約53%であるのに対し、外資系生命保険企業は約23%です。
しかし、近年ではオンライン上で手軽に申し込める外資系生命保険が徐々にシェアを拡大しており、その動きは今後加速傾向にあることが予測されます。
損害保険系
生命保険と同様に、損害保険における国内シェアも日本企業が大半を占めています。
2024年7月に金融庁が公表したデータを参考にすると、2023年3月末時点での日本国内における損害保険の正味収入保険料ベースのシェアは、日本企業が84.1%であるのに対し、外資系企業は4.6%です。
損害保険の分野では、外資系企業は苦しい戦いを強いられているのが現状です。しかし、近年では日本企業があまり取り扱っていない分野の商品を精力的に提案し、シェアが少ないながらも独自の路線で事業を展開している外資系企業も多く見られます。
外資系金融業界の今後の動向
近年の金融業界では「フィンテック(金融技術)」の革新が業界に新たな変化をもたらしており、今後ますます進化し続けていくと予想されます。フィンテックとは、金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、情報技術を金融サービスに取り入れることです。例えば、スマートフォンによる送金やEコマースのオンライン決済などが該当します。
スマートフォンやインターネット、AIを活用することにより、キャッシュレス決済や融資審査、ネット証券の投資サービスなど、金融サービスのオンライン化が今後の金融業界をリードしていくでしょう。そのため、従来の金融サービスとの競争が激しくなったり、今まで金融サービスが充分でなかった途上国などにおける金融サービスの普及が加速したりするなど、グローバルに金融業界が進化していきます。外資系金融企業においても事業やサービスの変化に対応するために、AI技術の導入促進やサービスの効率化などの変化が求められます。
外資系金融企業へ転職するための必要スキル
ここでは、外資系金融企業へ転職するために必要な、4つのスキルについて紹介します。
英語力
高い英語力を保有している方は、他の転職希望者と差別化を図れる可能性が高いです。
外資系金融企業のなかには、国際取引や海外支社とのやりとりを行う際に、日常的に英語を使用するところもあります。英語を使って円滑にコミュニケーションが取れる方は、入社後の活躍の場も多岐にわたるため、企業からも好印象を持たれやすいでしょう。
ただし、すべての外資系金融企業が必ずしも転職者に対して高い英語力を求めているわけではありません。企業によっては英語力以外の金融スキルを重視して採用活動を行っていることもあり、部署や役職によっては日本語のみで日常業務を行える場合もあります。
金融知識
上述したように、外資系金融企業の多くは金融のプロフェッショナルを採用したいと考えているため、金融知識の豊富さは転職時の大きな武器となりえます。
これまでの業務で得た金融関連の豊富な経験やスキルは、面接時にぜひ積極的にアピールしてください。このほか、専門性の高い金融系の資格を保有していれば、自身の金融知識の高さをよりわかりやすく主張できます。
向上心
どのような状況下に置かれても前向きに業務に取り組める向上心の高さは、外資系金融企業への転職を実現させるうえで非常に重要です。
外資系金融業界は政治情勢や自然災害などの影響を受けやすい、変化の激しい業界として知られています。向上心の高い方であれば、苦しい状況下でも常に積極的な姿勢を崩さずに、ストレスなく業務に取り組めるでしょう。
コミュニケーション能力
高いコミュニケーション能力のある方は、外資系金融企業への転職を有利に進められる可能性があります。
外資系金融企業のなかには、多様なバックグラウンドを持つ人材が多く所属するところもあるため、誰とでも分け隔てなくコミュニケーションが取れる方は企業側からも重宝されやすいです。
そのため、相手の文化や言語にとらわれずに意思疎通が図れる高い対人能力を保有している方は、企業側から好印象を持たれやすいでしょう。
外資系金融企業への転職を成功させるポイント
ここからは、外資系金融企業への転職を成功させるためのポイントを解説します。
英語力を上げる
部門や役職、仕事内容によって差はあるものの、外資系金融企業では日常の業務において英語力が求められる場合が多いです。必要なレベルの英語力があることで、入社後も業務に支障なく働けると企業に安心感を与えられます。
また、英語力はグローバルに活躍できるポテンシャルの証明にもなります。例えば、対外的な交渉を含む業務においては、相手の意見を正しく理解し、自分の意見を正確に伝える英語力が必要です。海外の顧客や本社と問題なくコミュニケーションが取れれば、将来的に幅広く活躍できる人材だと企業にアピールできます。
専門的な経験やスキルをアピールして差別化を図る
外資系金融企業では、一般的な金融知識を持っているだけでなく、専門性を求められる場合が多いです。そのため、応募先の企業が得意とする専門分野に特化した経験やスキルをアピールすると、選考を有利に進められます。
専門性が高ければ他の応募者との差別化を図れるため、転職を叶えられる可能性が上がります。
外資系金融業界に強い転職エージェントを利用する
外資系金融企業への転職は比較的難易度が高いため、一人で転職活動を行っていても思うように選考を突破できない可能性があります。効率的に転職活動を成功に導くには、外資系・日系グローバル企業の転職に特化した転職エージェントを利用するのも選択肢のひとつです。
転職エージェントに相談することで、豊富な知識と経験に基づいた、選考を突破するための具体的な対策をアドバイスしてもらえます。また、自分に合った非公開求人を紹介してもらうことも可能です。
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外資系金融業界は、業種によって扱うサービスも給与水準も異なります。また、企業や職種、役職によっても年収は変わるため、企業ごとに情報を集めることが転職の成功には必要です。
外資系金融企業に詳しい転職エージェントに依頼すれば、ひとりで転職活動をしていても探しにくい企業の情報を得やすくなります。自分の希望や今までのキャリアを検討して、自分に合った企業を選ぶのに役立つでしょう。
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執筆者: エンワールド編集部
外資系・日系グローバル企業のハイクラスに精通するエンワールドの編集部員が、転職やキャリア、日々の仕事のお悩みに役立つ情報を執筆します。
