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外資系で働きたいけれど、「自分に向いている?英語はどの程度必要?年収や評価は本当に上がるの?」と迷っていませんか。
この記事では、外資系の定義と代表企業、日系との違い(採用・評価・意思決定の速さ)をかみ砕いて整理し、メリット/デメリット、向いている人の特徴、求められるスキルや英語力の目安、未経験からの進め方までをやさしく解説します。読み終える頃には、後悔を避けて安心して転職に臨める見取り図が手に入ります。
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外資系企業とは?
経済産業省は、2020年の「外資系企業動向調査」において「資本の3分の1以上が外国法人・外国人による出資である企業」を外資系企業として定義しています。2020年の段階で、外資系企業だと判断された企業数は2,808社でした。
しかし、実際は海外資本が3分の1以上であっても、日本の企業のイメージが強い企業も多数あります。
一般的には、海外企業が経営方針などを主導していたり、海外から多数の役員が入っている場合に「外資系企業」と呼ばれたりすることが多いのが現状です。
なお「外資系」と呼ばれる企業は、大きく2つの種類に分類されています。
- 海外の企業が日本法人を設立
- 海外企業が日本企業を買収、または資本提携
海外企業が日本に進出するにあたって、現地情報やノウハウを強化するために日本企業と共同出資で会社を設立することがあります。共同出資で創立された例としては日本マクドナルドや味の素ゼネラルフーズなどです(味の素ゼネラルフーズは、2015年に味の素の100%子会社となり、2017年には社名を味の素AGFに変更しました)。
一方、もともと日本企業でも、海外の企業が買収したり資本提携を結んだりすれば外資系企業になります。買収や資本提携を行う理由は、事業拡大や海外進出のほか、業績悪化の改善などさまざまです。
例えば、シャープは台湾企業に買収されているため、外資系企業に分類されます。このように日本企業として知られているものの、資本関係を見れば外資系企業になるという場合は少なくありません。
代表的な外資系企業一覧
前述したとおり、日本国内には多くの外資系企業が進出しています。代表的な外資系企業は以下のとおりです。
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業界 |
代表企業 |
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メーカー |
● ジョンソン・アンド・ジョンソン ● ダウケミカル日本 ● デュポン ● P&Gジャパン ● ユニリーバ・ジャパン |
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IT・Webサービス |
● Amazonジャパン ● 日本マイクロソフト ● 日本オラクル ● 日本アイ・ビー・エム(IBM) |
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コンサルティング |
● PwCコンサルティング合同会社 ● アクセンチュア ● マッキンゼー・アンド・カンパニー ● EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング |
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金融 |
● ゴールドマン・サックス ● J.P.モルガン証券 ● モルガン・スタンレー ● アフラック ● AIGグループ |
多くの方々の生活を支えるジョンソン・アンド・ジョンソンやユニリーバ・ジャパンも、アメリカやイギリスに本社を置く外資系企業です。
また、IT・Web系やコンサルティング、金融分野においても、世界的に名の知れた外資系企業が多く存在します。これらの業界は、日本企業と比べて給与水準が高い傾向があります。
その分、高い専門性や優れたスキルなどが求められるため、転職を目指す場合は、現職での成果の棚卸しを行い、実力やスキルなどを十分にアピールすることが重要です。
外資系企業と日本企業の違い
では、外資系企業と日本企業の違いを詳しく解説していきましょう。
求人の傾向
外資系企業と日本企業では、求人の傾向が異なります。外資系企業の求人の主な特徴は以下のとおりです。
- 総合職の求人ではなく職種別の求人が多い
- 即戦力が求められる
総合職の求人が一般的な日本企業では、部署異動によって職種そのものが変わることも少なくありません。これは、終身雇用を前提とした日本独特の採用形態といえるでしょう。
一方、外資系企業は職種別の求人が一般的であり、自分の専門的な技術や知識を活かしつつ、長期にわたって同じ職種に携わります。基本的に、企業側の一方的な意向による職種替えなどはありません。
また、外資系企業はジョブ型雇用を採用している場合が多く、即戦力を求められます。これまでに培ってきた専門的な知識や技術を活かし、成果をすぐに出せる人材を求めるのが、外資系企業の求人の特徴の一つです。
メンバーシップ型雇用と呼ばれる、新入社員を教育して戦力に育てようと考える多くの日本企業と異なります。
評価基準
外資系企業と日本企業は、評価基準にも大きな違いがあります。
例えば、日本企業はプロセスを評価する傾向があり、年功序列の文化が残る企業も少なくありません。ときには「残業をして頑張っていた」「人柄がよい」などの業務への姿勢やチームワークなど、定量化が難しい要素が評価に含まれるケースもみられます。
一方、外資系企業は成果を重んじる企業が多く、定量化された評価基準をもとに評価をする文化や環境が整っている点が特徴です。基本的に年功序列の考え方はなく、実力や成果に応じて評価されるため、社歴を問わず昇格や昇給を目指せます。
求められる人物像
外資系企業で求められる人物像は以下のとおりです。
- 積極的に自分の意見を伝えられる
- 自ら動く行動力がある
- 効率よく仕事ができる
外資系企業では、上司から細かい仕事の進め方を指示されることはほとんどありません。「今なにをすべきか」を自ら考えて判断し、積極的に行動に移すことが求められます。
日本企業では残業をしていると、より多くの仕事を行っていると評価される場合もあるかもしれません。しかし、外資系企業では評価が異なり、いつも残業していると「時間内に業務が終えられない人だ」とみなされてしまう可能性もあります。
外資系企業では、残業をせずに済むようスケジュールを管理し、勤務時間中の効率を高めることが重要です。
意思決定のスピード感
日本企業では、いくつもの会議を経て意思決定したり、現場の意見を収集して結論を出したりすることが多い傾向にあります。このような場合、意思決定のスピードは遅くなってしまうでしょう。
一方、外資系企業では意思決定のスピードが早い傾向にあります。トップの決断が早く、絶対的な決定権を持っているのも、スピードが早い理由の一つです。
事業展開や拡大もフレキシブルで、間違っていたと判断した際の軌道修正も実にスピーディーです。
外資系企業で働くメリット
次に外資系企業で働くメリットについて、詳しく解説していきましょう。
成果に応じた昇給・昇格が期待できる
外資系企業における大きなメリットは、職種によっても異なるものの、成果に応じた昇給・昇格が期待できることです。頑張って成果を出せば、それに応じた評価を得ることができ、日本企業より高い報酬を得られる可能性もあります。
人によっては、日本企業の何倍ものスピードで昇給・昇格できるかもしれません。
年齢に縛られることなく、業務実績によってポジションが上がったり、高い報酬を得られたりするのも、外資系企業ならではのメリットといえるでしょう。
自由でフラットな環境で働ける
年功序列で上下関係の縛りが強い傾向にある日本企業とは異なり、上司との距離が近く、フラットな関係が築けることも外資系企業で働くメリットの一つです。何かをしようというときに、すぐに相談できる風通しのよさがあり、社員の自主性を重んじてくれるので、若手でもさまざまなことにチャレンジできる可能性があります。
企業にもよりますが、服装も比較的カジュアルで、勤務時間にもフレックス制を導入している企業が多く、さまざまなルールに縛られがちな日本企業とは異なる雰囲気があります。
オン・オフの切り替えがしっかりしている
個人の技術や専門的な知識が重視される外資系企業では、それぞれの役割が明確です。仕事にメリハリをつけるのも個人の自由だとされているため、働くべきとき、休むべきときのオンとオフを切り替えやすいといえます。
さらに外資系企業では、上司からの誘いを断りづらいといった風潮がありません。勤務時間外の「お付き合い」の時間を無理に受け入れる必要がなく、有給休暇の取得率が高いのも外資系企業の特徴といえるでしょう。
多様な文化に触れられ、刺激を受けられる
所属する組織や職種によっても異なりますが、多くの外資系企業は、多国籍の社員で構成されていたり、各国での勤務経験が豊富な社員が在籍していたりします。
同じようなバックグラウンドを持つ社員ばかりでないうえに、それぞれの多様性を認め合う文化があるため、多方面からの刺激を受けられるでしょう。
外資系企業で働くデメリット
外資系企業で働くデメリットは以下のとおりです。
- 成果により雇用・収入が変動する可能性がある
- 日本撤退の可能性がある
- 福利厚生制度が少ない
- 英語力がないと意思疎通やキャリアアップが難しい場合がある
外資系企業の給与体系は、職種にもよりますがインセンティブ給の比率が高い傾向があるため、成果によって収入が大きく変動します。安定志向が強い方にとっては大きなデメリットといえるでしょう。
企業の業績によっては日本市場から撤退する可能性があったり、日本企業と比べて住宅手当や退職金などの福利厚生が限定的な場合が多かったりする点にも注意が必要です。
また、職種やポジションによっては、語学力が不足していると意思疎通や業務の遂行に支障をきたす可能性があります。それにより、昇進に影響を与える恐れがある点も理解しておきましょう。
外資系企業に向いてる人の特徴
外資系企業に向いている人の特徴は以下のとおりです。
- 自己管理能力や完遂力がある
- 積極的に自己主張ができる
- 論理的思考力に長けている
- コミュニケーション能力に優れている
- 優れた英語力を備えている
- 明確なキャリアビジョンを持っている
外資系企業では成果や個人の裁量を重んじる傾向があることから、自ら目標を設定して完遂する力が求められます。また、多様な価値観を持つメンバーと協働する環境では、論理的に考え、自分の意見を明確に伝える姿勢が重要です。
さらに、語学力は業務や昇進の機会を広げる要素となります。自身のキャリアビジョンを明確に持ち、主体的に行動できる人も外資系企業で活躍しやすいでしょう。
関連記事:外資系企業に向いている人・合わない人の特徴は?日本企業との違いも紹介
外資系企業で働くためには?
ここでは、外資系企業で働くために押さえておくべきポイントを紹介します。
求められるスキルを身につける
外資系企業で働くには、求められるスキルを身につけることが重要です。
外資系企業の転職活動では、企業側から高い専門性や技術を求められます。そのうえで、選考時には自分の長所を論理的に導き出し、具体的にアピールする必要があります。さらに、その企業を希望する理由を明確にし、自分がどのようなキャリアプランを描いているのかを説明することも重要です。
また、外資系企業の選考では、自分の意志をわかりやすくはっきり伝えることができる人物かどうかという点も重視されます。「自分の能力を活かせる場が欲しい」「市場価値を高められる環境が欲しい」という意欲を論理的に伝えることが、企業側にコミュニケーション能力・プレゼンテーション能力を評価されるポイントとなります。
入社後の組織やポジションによっては、英語でのコミュニケーションが求められる場合もあります。そのため、普段から英語力を磨いておくことも重要です。外資系企業で求められる英語力の具体的レベルについては、記事後半で説明しています。
外資系転職の実績が豊富な転職エージェントに相談する
外資系企業で働きたいなら、実績豊富な転職エージェントに相談するのがおすすめです。
外資系転職の実績豊富な転職エージェントは、社内の事情に精通している場合が多く、求められる人物像や評価軸などを細かく把握しています。そのため、各業界に精通した担当者から徹底した選考対策を受けられます。
また、転職エージェントは、非公開求人に出会える可能性がある点も魅力です。「自身のスキルを活かして外資系企業への転職に挑戦したい」と考える方にとって、強い味方となるでしょう。
外資系企業で働くために必要な英語力
外資系企業への転職を希望する際、ネイティブに近い英語力が必要だと考えている方もいるのではないでしょうか。実際、日本企業においても、英語力が求人の必須条件になっている場合もあり、英語力が高ければ高いほど転職に有利になると考えられます。
ただし、外資系企業で働くために必要な英語力は業種や業務内容によって異なり、必ずしもネイティブに近い英語力を求められるわけではありません。
外資系企業の業務において求められる英語力を、TOEICの点数を目安に示してみましょう。メールや電話のやりとりが主の場合は、TOEIC 700点以上が目安です。さらに、英語での会議やディスカッション、資料の提出などを行う場合は、TOEIC 800点以上が目安です。
もちろん、それ以下の英語力だと外資系企業への転職が不可能というわけではありません。ただし、昇進していくにつれて英語を使う場面は増えていくはずです。業務自体に英語が必須でなくても、本社とのやり取りでは英語力が必要になり、プロジェクトの進行や業務内容を英語で説明するには高い英会話能力が求められる場面も増えるでしょう。
入社時は英語力が低くても通用する場合もありますが、キャリアアップ時には、組織において英語のスキルアップを期待される可能性があります。外資系企業で働いていくのであれば、ビジネス会話以上の英語力は身につけておきたいところです。
未経験でも外資系企業に転職できる?
外資系未経験であっても、転職を目指すことは可能です。企業が求める人物像やスキルを持ち、十分にアピールできれば、未経験でも転職成功を目指せます。
ただし、外資系企業は日本企業の選考と異なる点があるため、転職エージェントに相談しつつ進めるのがおすすめです。選考時に自身のスキルをアピールできるよう、経歴やスキル、これまでに挙げてきた成果などを棚卸ししておくのがポイントです。
外資系企業・日系グローバル企業で働きたい方は、エンワールドへの登録をご検討ください
外資系企業で働くには、日本企業との違いを理解したうえで、求められる人物像やスキルを身につけ、十分にアピールすることが重要です。自ら自己主張や行動ができ、明確なキャリアビジョンを持っている方にとって、外資系企業は魅力的な環境といえるでしょう。
ただし、外資系企業は専門性・実績重視でシビアに選考されるケースがあるため、徹底した選考対策が欠かせません。効率的に転職成功を目指すなら、外資系・日系グローバル企業の転職に強い転職エージェントに相談してみるのがおすすめです。
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執筆者: エンワールド編集部
外資系・日系グローバル企業のハイクラスに精通するエンワールドの編集部員が、転職やキャリア、日々の仕事のお悩みに役立つ情報を執筆します。