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外資系企業に限らず、日本企業においても英語は強みになることから、社会人になってから英語を勉強し始めようと考えている方は少なくありません。
しかし、勉強にまとまった時間が取れず「なかなか習得できない」「勉強が続かない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
本記事では、社会人が独学で英語を習得するための勉強のコツや進め方について詳しく解説します。
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英語は社会人になってからでも勉強次第で話せるようになる!
英語学習は社会人になってからでは遅いと思われがちですが、英語は何歳から始めても勉強次第で習得できるものです。
特に社会人になってから英語学習を始める場合、海外旅行のためや転職のためなど、明確な目的があるはずです。目的にあわせて学習範囲を絞れば、効率的に英語を習得できる可能性もあります。
しかし、社会人になると勉強にまとまった時間を確保することが難しいことから、「勉強が続かない」と悩む方も少なくありません。そのため、これから紹介する4つのコツを押さえたうえで、英語学習を始めてみてください。
英語の勉強が続かない社会人におすすめの4つのコツ
英語の勉強が続かない社会人におすすめのコツを4つ紹介します。
目的を明確にして学習範囲を絞る
社会人が効率的に英語を習得するには、目的を明確にして学習範囲を絞りましょう。なぜなら、目的によって習得すべき英語レベルが異なるためです。
例えば、旅行で使う英語は相手とのコミュニケーションが目的であり、多少文法が間違っていても通じれば問題ありません。しかし、TOEICやTOEFLなどでハイスコアをとるためには、単語や文法の正確性が求められます。
このように、目的が違えば学習範囲や勉強の進め方が異なります。したがって、まずは何のために英語を勉強したいのかを明確にしたうえで、学習計画を立てることが大切です。
達成しやすい短期目標を設定する
漠然と英語学習を開始するのではなく、達成しやすい短期目標を設定することが勉強を継続するコツのひとつです。
具体的な目標設定の例としては以下の内容が挙げられます。
- 単語を1日10個覚える
- 参考書を1日3ページ進める
- 1日2行は英語日記を書く
もちろん、「TOEIC○○点を取得する」「英語での電話対応がスムーズにできるようになる」などの長期的な目標も大切です。
しかし、短期的な目標も設定することで、勉強の成果が長期的な目標達成にどの程度近づいているのかがわかり、英語学習を続けるモチベーションの維持につながります。
英語を習得するにはある程度の時間を要するため、モチベーションを維持することは重要なポイントです。
勉強を習慣化する環境とルールを作る
英語学習を日常生活のなかに組み込み、習慣化する工夫をしましょう。
英語学習を習慣化させるには、まず勉強のハードルを下げることが大切です。例えば、「1日1時間勉強する」よりも「毎日5分だけでも机に向かう」のほうがハードルが低く、勉強を始めるきっかけになります。
また、普段の行動と勉強をセットにすることもおすすめです。具体的には「洗い物をしているときは英語で独り言を話す」「寝る前の5分はYouTubeで英会話を聴く」などが挙げられます。
さらに、枕元に単語帳を置いたり、スマートフォンのホーム画面に英語学習アプリを配置したりするなど、学習ツールを目に入る場所に置いておくことも継続のコツです。
このように、英語学習を習慣化するような環境・ルール作りができると、「勉強しよう!」と意気込まなくても自然と勉強を始められるようになるでしょう。
隙間時間の学習計画を立てる

勉強にまとまった時間を確保できない社会人が英語を習得するには、隙間時間の活用が欠かせません。
隙間時間を活用するうえで重要なのは、あらかじめ学習計画を立てておくことです。隙間時間ができたら勉強しようと思っていても、いざ時間ができたときには何をしたらよいのかが分からず、結局何もできずに終わってしまうということはよくあります。
そのため、「お昼休みにはアプリで文法学習をする」といったように、どの隙間時間で何を学習するのかまで決めておきましょう。
また、急に隙間時間ができることもあります。そのような場面で隙間時間を無駄にしないために、隙間時間でできる学習リストを作っておきましょう。
「単語を5つ覚える」「前日覚えた文法を復習する」など具体的なリストがあれば、隙間時間が生まれた際にそのリストから選んで実行するだけです。
このように、漠然と隙間時間を活用しようとするのではなく、どの時間で何をするのかという学習計画を立て、隙間時間を無駄にしないようにしましょう。
社会人が独学で英語を身につける3STEP
社会人が独学で英語を身につける勉強の進め方を3STEPで解説します。
【STEP1】文法と単語の基礎をやり直す
英語学習において基礎的な文法や単語がわからないと、インプットもアウトプットも難しいものです。そのため、ゼロから勉強を始めるなら、まずは中学レベルの文法の習得と単語3,000語の暗記を目指しましょう。
中学レベルの基礎を固めるだけでも英語の基本構造が身につくため、そのあとの学習がスムーズになり、ある程度の意思疎通や会話も可能になります。
なお、単語を暗記する際は、それぞれの正確な発音も一緒に覚えましょう。単語の発音が分からなければ、STEP2以降のリスニングやスピーキングに対応できないからです。
文法や単語の勉強には、本や参考書、アプリの活用がおすすめです。特にアプリであれば通勤中や出先の待ち時間といった隙間時間を使ってスマートフォンで手軽に勉強できます。
基礎的な文法・単語学習に役立つアプリには、以下が挙げられます。
- Simpler(英単語、文法、英文和訳等)
- Duolingo(英単語、文法、英文和訳等)
- みんなの英単語帳(英単語学習)
英単語の意味を当てるクイズ形式や英単語が順番に表示されるフラッシュカード形式、英文の正しい和訳を選んで文法を学ぶものなど、さまざまな種類があります。自分が継続しやすいと感じるアプリを選んでみてください。
また、YouTubeでは中学レベルの基礎的な文法の解説動画もあります。文字だけでなく音声や図解を使った解説を見ながら学習できるため理解が深まるでしょう。ネイティブや有名講師による質の高い解説を見られる点も魅力です。
【STEP2】リーディング・リスニング力を養う
文法と単語の基礎固めの次に、インプット学習としてリーディング力とリスニング力を養います。
リーディング力を養うには、興味のある海外雑誌を読んだり英語ニュースアプリで情報収集したりするのがおすすめです。
ただし、実用レベルで英語を素早く理解するため、英文を頭のなかで日本語に訳さず、英語のまま読めるようになることを目指しましょう。
そのためには、英文を意味のまとまりごとにスラッシュ(/)で区切って読むスラッシュ・リーディングが効果的です。
例えば、「I went to the park with my friend yesterday」という文を普通に翻訳すると「昨日私は友達と公園に行きました」ですが、スラッシュ・リーディングでは「私は行った/公園に/友達と/昨日」と読みます。
この方法で読む練習をすると、英文を英語の語順のまま読めるようになり、英文を後ろから前に訳す手間が省けるため、読解スピードが向上するのです。
また、リスニング力を養うには、英語のラジオやYouTubeを聴くのがおすすめです。
その際、無理して海外ニュースなど堅苦しいものを選ぶと学習意欲が低下する可能性があります。そのため、エンタメ動画やキャンプ動画など、自分が興味を持てる英語のコンテンツを選びましょう。
近年では語学系YouTuberも増え、英語学習向けの動画や留学先での様子を発信するVlogなどのコンテンツも多く存在します。
ただし、ただ聞き流すだけでは、あまり効果は期待できません。
そこで、リスニング力を高めるのに効果的なのが、英語の音声を聴きながら文字起こしを行うディクテーションという学習方法です。ディクテーションを行うことで、自分が聞き取れていない箇所が分かり、どの単語や文法に弱点があるか明確になります。
自分が入力した英文の答え合わせや解説機能などがついた、ディクテーション専用のアプリを活用するのも一つの方法です。
リーディング・リスニング力を鍛えるのに役立つアプリには、以下が挙げられます。
- StudyNow(英語ニュースで学習)
- Langaku(漫画で英語学習)
- ディクトレ(ディクテーション学習)
日本語訳付きの短い英語ニュースを読むものや日本の人気漫画を英語で読むもの、ループ再生される英文を聞き取って翻訳するものなどさまざまです。自分の興味にあわせて選んでみてください。
【STEP3】ライティング・スピーキング力を養う

最後にアウトプット学習としてライティング・スピーキング力を養います。文法や単語などの基礎、リーディング・リスニング力が身についていると、ライティング・スピーキング力のアウトプットスキルは上達しやすいといわれています。
ライティング力を養うには、英語日記がおすすめです。2~3行程度の短い文章でよいので、まずは継続することを意識しましょう。
スピーキング力を養うにはシャドーイングや独り言英会話、英語スピーキングアプリの活用などがおすすめです。
シャドーイングとは、英語を聴きながらほぼ同時に発音する練習方法です。連続する単語の組み合わせで発音が変化する音声変化の知識も増え、よりネイティブに近いスピーキング力が養われます。
YouTubeではシャドーイング用に字幕付きのコンテンツが豊富に存在します。海外のドラマ・映画の一部を切り取ったものやネイティブの日常会話など、実際によく使われている生きた英語を学べるでしょう。また、速度調整も簡単に行えるため、自分のレベルに合わせた方法でシャドーイングに挑戦してみてください。
スピーキング力を養うのに効果的なアプリには、以下が挙げられます。
- AI英会話 Speak
- Plang(AI英会話)
- SHADOTEN(シャドーイングの添削等)
英文を読み上げると正確率や改善点を教えてくれるもの、AIと会話するものなどさまざまな種類があります。人と対面で話すわけではないため、ミスを気にせず話せる点が魅力です。
このように、基礎を固めてからインプット・アウトプットの順番で勉強を進めることで、忙しい社会人でも効率的に英語の習得を目指せます。
外資系・日系グローバル企業への転職は英語が話せなくても挑戦できる
一般的に英語必須のイメージがある外資系・日系グローバル企業への転職に向けて、英語学習を始めようと考えている方もいるのではないでしょうか。たしかに、こうした企業への転職では、英語が話せることは強みになります。
しかし、外資系・日系グローバル企業のなかには英語を必須条件としていない企業もあります。そのため、英語が話せない状態でも転職を目指すことは可能です。
ただし、これらの企業では社内の会議やツールで英語が使われる場面もあります。英語に苦手意識があると、実際入社したときにストレスにつながるかもしれません。したがって、外資系・日系グローバル企業に転職するにあたって、英語を勉強していて損はないでしょう。
まとめ:英語の習得・活用を目指して外資系・日系グローバル企業へ転職したい方は、エンワールドへの登録をご検討ください
社会人になってからでも勉強次第で英語の習得は可能です。勉強にまとまった時間が取れない社会人は、効率的な勉強の進め方や隙間時間を利用した勉強の習慣化が重要になります。
なお、習得した英語力を活かして活躍できる場所へ転職したい場合は、外資系・日系グローバル企業がおすすめです。
外資系・日系グローバル企業への転職に強みのあるエンワールドでは、転職者の語学力にあわせた適切な転職先をご提案いたします。転職活動はもちろん、転職成功後もサポートいたしますので、気になる方は無料登録からご検討ください。

エンワールド編集部
外資系・日系グローバル企業のハイクラスに精通するエンワールドの編集部員が、転職やキャリア、日々の仕事のお悩みに役立つ情報を執筆します。