英文履歴書(レジュメ)の作成方法|例文サンプル付きで詳しく解説

外資系転職アドバイス 履歴書・職務経歴書・レジュメ作成
2020.01.29
英文履歴書(レジュメ)の作成方法|例文サンプル付きで詳しく解説

外資系企業に就業したいと考えた時に最初にぶつかる壁は、英語で作成する履歴書(レジュメ)だという方は多いです。この記事では、日本の履歴書と英文レジュメの違い、英文レジュメで求められる内容、書き方などを説明しています。英文レジュメのサンプルを用いて解説しているので、英文レジュメを作成する際には参考にしてください。

成功に結び付くレジュメの書き方がわかる!プロの目線で目を惹くレジュメの作成方法を伝授します

外資系企業に転職するのであれば、英文履歴書(レジュメ)の作成は避けては通れません。そのほかにも英語面接など、日本企業とは異なる転職プロセスがあるため、きちんとした対策をする必要があります。外資系企業への転職で不安なことがあればぜひエンワールドへご相談ください。英文履歴書(レジュメ)対策も含め、転職成功に向けて徹底的にサポートいたします。

英文レジュメとは

外資系企業・日系グローバル企業などへの就業を目指す際に提出する履歴書を「英文レジュメ」といいます。自分がアピールしたいことや応募するポジションに関連する職務経歴・スキルなど、仕事との関連性が高い情報を箇条書きでまとめたものです。

英文レジュメに決まったテンプレートはありませんが、一般的にはA4サイズ1枚にまとめます。また、アピールしたい内容は用紙の上部に記載することをおすすめします。

日本の履歴書・職務経歴書との違い

日本の履歴書と英文レジュメとでは、相違点があります。日本語をそのまま英訳したものを、英文レジュメとして提出しても、アピールポイントの訴求ができません。日本企業は、新卒社員を採用した後で各部署に配属するため、日本の履歴書はその際の判断基準とするために使われます。

一方、外資系企業は、必要な時に欲しい職種のみを募集します。英文レジュメは、応募者の能力や技術をはかり、募集しているポジションにおいて即戦力となる人材かどうかを見極めるために使われます。そのため、自分が募集されているポジションにいかに適しているかをアピールするためのものといえるでしょう。

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英文レジュメの3つのタイプ

英文レジュメの書き方には3つのタイプがあります。以下、順番に説明します。

一般的に使われるのは「Chronological Resume」と呼ばれるタイプです。これは、年代順に職歴を記載するもので、最終的な職歴が一番上に来るため、どのような職歴を積んできたかが一目でわかります。

今までと同じような業種・職種への転職を希望している人、経歴の継続性や一貫性をアピールしたいと考えている人向けだといえるでしょう。

他には、経験した職務に沿って自分のスキルや能力をまとめて記載する「Functional Resume」と呼ばれるタイプもあります。どのようなスキルを持ち、どういった面で即戦力になるかを明確に示せるのが特徴です。

また、 「Chronological Resume」と「Functional Resume」の混合式である「Combination Resume」と呼ばれるタイプもあります。自分が身につけたスキルだけでなく、これまでの実績・職歴・学歴などすべてを伝えられます。ただし、記載内容が重複する可能性もあり、文章が長く冗長になるケースもあります。

前述のとおり、この中で、一般的によく使われているのは「Chronological Resume」です。もしも、アピールしたいスキルや資格があれば、「Chronological Resume」のフォーマットを使用しつつ、経歴や学歴の後に保有するスキルを記載することも可能です。

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英文レジュメに必要な内容

次に、英文レジュメに必要とされる内容や欠かせない要素について解説します。

個人に関する基本的な情報

まず必要になるのが、名前・住所・連絡先などの個人に関する基本的な情報です。メールアドレスなども含め、主な連絡先を記載しておくことで、採用担当者とのやりとりがスムーズに行えます。

母国語はもちろん、扱える言語を語学力が高い順に記載することも重要となるでしょう。言語能力の高さを示すことで、海外企業との交渉などに際して、即戦力になることをアピールできます。

職歴

転職する際には、これまでの職歴が重視されます。職歴は、一般的に時系列に記載しますが、応募する業界・職種に必要とされる職歴だけでよく、すべての職歴を記載する必要はありません。会社名・所在地・在籍期間・ポジション・職務内容を記載しましょう。

同じ会社において、複数のポジションに就いていた場合は、それぞれの勤務期間・職務内容を簡潔かつ具体的に、箇条書きで記載するようにしましょう。職歴を記載する際には、在職している会社の仕事内容は現在形で、すでに離職した会社の仕事内容は過去形を用いて記載しましょう。また「私=I」などの一人称を使わないように気をつけましょう。

学歴

学歴は基本的に、最終学歴を記載します。取得した学位名・大学名・大学の所在地・学位取得年(卒業年)を記載します。所属した大学・学部が複数ある場合は、特別に求められない限り、すべて記載しないのが一般的です。ただし、応募する職種・業界にかかわる学歴などの場合は、最終学歴でなくても記載できます。

学位については、卒業した大学が用いている正式名称で記載することが大切です。大学によって表記方法が異なっていることもあるため、不明な場合は、出身大学に確認するようにしてください。

資格やスキル

希望する職種にかかわる資格・スキルについては、箇条書きでまとめる必要があります。PC操作の熟練度・コミュニケーション能力の高さ・プログラミング言語の習得・ソフトウェア資格などについても、この項目に記載しましょう。

資格を記載する場合は、その正式名称とともに資格取得年月を漏らさず記載することが大切です。説得力を増すために、具体的な数字や実績がある場合は、必ず記載することをおすすめします。

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英文レジュメの注意点

ここでは、英文レジュメを作成する際の注意点を2つ解説します。

必ずネイティブにチェックしてもらう

英語がネイティブでない人が英文レジュメを作成する際は、文法やスペルに誤りがないかを確認する必要があります。なぜなら、英文に誤りがあるだけで、受ける企業の担当者に悪い印象を与える可能性があるからです。そのため、英語を母国語とする人に最終的なチェックをしてもらうことをおすすめします。

英会話の講師など、ネイティブ・チェックを依頼できる知り合いがいれば、お願いしてみましょう。いない場合は、専門の業者や外資系転職エージェントなどに依頼することもできます。ただし、自分の英会話力とは異なるレベルのレジュメを作成してしまうと、面接時に齟齬が生じるので、自分の英語レベルにあったレジュメの作成をおすすめします。

アクション動詞を使っているか確認する

英文レジュメでは、「アクション動詞」を使うことで、より魅力的かつ的確に経歴やスキルをアピールできるとされています。以下、アクション動詞をいくつか紹介するので参考にしてください。

・チームをマネジメントしたとき:Managed ~

・上司とともに業務に携わったとき:Support ~, Assist ~

・目標を達成したとき:Achieved ~

・社内表彰を受けたとき :Won ~ award

・社内の調整を行ったとき:Coordinated~

・プロジェクトの課題を解決したとき:Solved~

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実際の英文レジュメを紹介!

ここでは、実際の記載例を紹介しながら英文レジュメ作成時に気をつけたいポイントを解説します。自分の作成した英文レジュメと比較し、大切なポイントを落としていないかなど、ひとつひとつ確認してみてください。

WORK EXPERIENCE

まずは、WORK EXPERIENCE(職歴)の一部を紹介します。勤めていた企業・職務、マネジメントしていた部下の人数などを簡潔に箇条書きで記載しています。アクション動詞が用いられ、自身の経歴が非常に印象的に紹介されています。ここで使われているアクション動詞は、「Managing」「Completed」「Creating」「Support」「Advising」です。

WORK EXPERIENCE

June 2013 to Current

IT Service Department, Ernst and Young Business Initiative Ltd. (Shinnihon Kansa Hojin) (Lead for Japan On-Site Services, Lead for Japan Remote Services (Double hat))

Direct report to Head of On-Site Services in Germany.

Managing 16M USD/year budget.

Managing 30 staff in Japan, 10 staff in China.

Managing 8,000 users and 10,000 PCs related assets.

Completed to migrate BPO (business process outsourcing)

Managing PC migration to Windows 7 from XP.

Creating an experienced application support team (Remote Services Level 2) both in Japan and in China.

EDUCATION

EDUCATION(学歴)の記載例を紹介します。入学年月と卒業年月で始まり、取得学位と卒業した大学を述べています。ここでは、最終学歴で取得した学位名や大学名を記載します。また、最終学歴以外に学んだ大学・学部があっても記載する必要はありません。

学位名は、自分が卒業した大学で正式に用いられている名称を記載するよう気をつけましょう。

EDUCATION

April ○○○○ to March ○○○○ Criminal Policy, LL.B. Degree was awarded, KEIO UNIVERSITY, Tokyo

SKILL AND QUALIFICATION

SKILL AND QUALIFICATION(資格・スキル)の記載例を紹介します。Windows・Word・Excel・Outlook・PowerPointなどのソフトウェアを使うスキル、資格、ITに関する知識、英語能力などをアピールしています。

英語能力についても、どのような国の人々とコミュニケーションを図ってきたのかが具体的に述べられており、読む人にインパクトを残す文章となっています。

SKILL AND QUALIFICATIONS

Software : Windows3.1/95/98/NT/2000/XP/7/2000Server/2003Server, MS-DOS 3.3x/5.x, Word, Excel, Outlook, PowerPoint, AIX5.x, WebSphere(IBM), VMS

License : Systems Administrator Examination in 2003, ITIL foundation v3

IT knowledge : Managing Global level IT systems (include international network). Managing and developing an EC site.

English: Communicate with Singapore, Sydney, London, New York, Hong Kong, Thailand and India in English. Create/Translate official English Customer Statements/Notifications.

INTERESTS

INTERESTS(興味・趣味)の記載例を紹介します。スキー・スイミング・スキューバ・パソコン・法律・オーディオ・パーティー開催などと書かれています。INTERESTSを記載するのは任意です、必ず記載すべきものではありません。

自分の興味・関心事が、応募している求人に役立ちそうな場合に記載するとよいでしょう。

INTERESTS

Ski, Swimming, Scuba Diving, Personal Computer, Law, Audio, Organizing Parties

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まとめ

外資系企業や日系グローバル企業への転職を希望している方は、英文レジュメを作成する必要がありますが、英文レジュメと日本の履歴書には、記載方法などに相違点があります。英文レジュメでは、自分の学歴・職歴を記載するだけではなく、企業が求める人材像を念頭におき、自分を強くアピールしましょう。

英文レジュメ作成後は、ネイティブ・チェックを受けた方がよいこと、アクティブ動詞を使う必要があることなどに気を配りながら、自分自身を的確にアピールできる英文レジュメを作成し、面接に備える事が重要といえます。

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