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最新の技術やトレンドに触れられる、高い給与がもらえるなどのイメージから、外資系企業のSEへの転職をお考えの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、外資系SEの特徴、転職のために必要なスキル、そして、転職後に後悔しないよう押さえておきたい注意点などを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
プロの目線から的確なアドバイスを!エンワールドは、外資系企業のSEへの転職を全力でサポートいたします。
外資系SEの特徴とは?
外資系SEは、成果が挙げられれば、年功序列の考え方のある日系企業のSEよりも、高い水準の給与をもらえ、若くても昇進できる可能性があります。
SEの業務内容は、プログラミングやシステム開発がメインで、日系企業も外資系企業も大差はありません。
しかし、転職者に対する考え方は大きく異なります。例えば、日系企業の場合は、SEに即戦力を求めてはいるものの、IT未経験でも受け入れ、入社後に指導・教育してくれることもあります。
一方、外資系企業の場合は、IT経験者に限って受け入れ、入社後すぐに即戦力として現場に入るケースがほとんどです。
外資系SEとして必要なスキルとは?
ここでは、外資系SEとして必要なスキルを説明します。
開発スキルや実績
外資系企業では転職者は即戦力とみなされるので、予め開発スキルを身につけ実績を積んでおく必要があります。
そのために、日系企業のSEとして経験を積んだり、自己学習やプログラミングスクールやオンライン学習サービスを受講するなどしてスキルを磨いておきましょう。
英語力
外資系企業には外国人が在籍する組織や、社内の通知や一斉メールのほか、打ち合わせ・会議なども英語で行われることもあるため、ある程度の読み・書きのスキルは必要です。
しかし、SEの主業務はプログラミングやシステム開発のため、流暢に会話ができるほどの英語力を求められることは少なく、一般的にTOEICで600点以上の英語力があれば良いとされています。
ただし、企業によっては、入社や昇進の際に700点〜900点以上のスコアを求める場合もありますし、どの企業でもある程度のポジションになると、会議や情報交換などの際に専門用語を使ってスムーズに会話できる英語力は求められるものとして準備しておくのが良いでしょう。
外資系SEとして働くメリット
ここでは、外資系企業のSEとして働くメリットについて解説します。
高い給与が見込める
日本企業では、終身雇用の考え方に基づく年功序列の給与体系が主で、若いうちはスキルや実力があっても給与に反映されにくいケースがあります。
一方、外資系企業では、「成果に対して報酬を支払う」という考え方が強く、基本給に成果に応じたインセンティブが上乗せされて支払われます。
そのため、若いうちでも、しっかりと成果をあげることができれば、日系企業に勤めているよりも高い給料が見込めます。
その後も、知識や経験を積んで成果をあげることで、一定の額に止まらず給与アップを狙うことが可能です。
大きな裁量を持てる
外資系企業では、給与と同様に、優秀な従業員には年齢や勤続年数に関わらず大きな裁量を与えてくれる傾向にあります。
仕事の進め方や資金の使い方についてなど、多方面に渡り個人に任せてもらえることが多いので、仕事に対する大きなやりがいを見出すことができるでしょう。
また、そのような経験は、その後のキャリアアップにも役立ちます。
最先端の技術が学べ、スキルアップできる
IT業界の技術は、米国系の企業の方が日系企業よりも進んでいる傾向にあります。
外資系企業で働けば、日系企業では触れられないような最新技術を学べて、スキルアップできる可能性があります。
日進月歩で進歩しているIT業界で、SEとして活躍し続けキャリアアップするための知識を身につけることができるでしょう。
外資系SEとして働く際の注意点
多くのメリットが魅力的な外資系SEへの転職ですが、転職してからイメージと違ったと後悔しないよう、注意ポイントも確認しておきましょう。
雇用の安定性が低い
外資系企業は成果主義の考え方が強いため、成果をあげることができなければ評価が低くなったり、給料が下がったり雇用に響いたりと、日系企業に比べ給与や雇用環境が安定していないという点は気に留めておく必要があるポイントです。
特に進歩・変化が大きいIT業界では、急に自分のポジションが必要とされなくなったり、本国の決定で日本支部が撤退したりというケースもあり得ます。
ただし、外資系だからといって、一概にすぐに解雇されてしまうわけでもありません。しかし、業績が振るわない場合、給与の大幅カットや転職支援の話を持ちかけられる可能性があることは踏まえておきましょう。
福利厚生や退職金は期待薄
外資系企業では、「仕事とプライベートはきっちり分けて考える」、「キャリアアップに向けた転職は当たり前」という考え方が一般的で、社内にカフェテリアを設けるなど、職場環境の整備には積極的な一方、福利厚生の充実や退職金は日系企業に比べて期待できないということも注意ポイントです。
ただし、前述のように給与水準が高いということは、各種手当が基本給に含まれているという見方もできます。
英語力アップは狙えない
外資系企業といえどもSEのメイン業務はプログラミングやシステム開発であるため、普段の業務ではさほど英語を使わない企業のケースでは、英語力アップは期待できない可能性があります。
ただし、外資系SEでも上のポジションになると、英語力は必須となるので、ある程度の語学力を高められる可能性はあります。
まとめ
外資系SEへの転職は、最先端の技術を学んでスキルアップし、かつ、それに応じて成果が出せれば高い給料をもらえるようになる、とても魅力的な選択肢と言えるでしょう。
しかし、転職をする際には、数多くある外資系企業の中から、どの企業であればSEとして自分の価値を発揮できるのか、キャリアアップが望めるのかを見極めることが大切です。
転職をより確実に成功に導くために、豊富な経験と知識からあなたの転職をサポートしてくれる、外資系企業の転職に強いエージェントの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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