この記事は、転職活動をしている、またはこれから予定していて、より効果的な自己PRを考えている方のために、ポイントやまとめ方をわかりやすく解説しています。
具体的な文例も紹介していますので、企業のニーズにマッチする自己PRを実践して、転職活動の成功に役立ててください。
転職での自己PRとは?
この章では企業がなぜ自己PRを求めるのか、その意味についてまず解説します。
企業が自己PRを求める意味
企業が自己PRを応募者に求める理由は、企業の成長や利益に貢献してくれる可能性のある人を採用したいからです。応募者のスキルや能力・人柄から、入社後にどのような活躍をしてくれるのか、社風と合う人材なのかなどを判断します。
そのため、転職の際には希望する企業に評価してもらえる自己PRをする必要があります。
外資系や日系グローバル企業では自己PRが転職成功のキーポイントに
外資系企業や日系グローバル企業では、自身の強みをきちんと伝えることがより大切と考えられており、日系企業と比較して自己PRが重要視されます。「自信をもって自分の魅力を伝える」ことが求められていて、日本人特有の「謙虚」「控えめ」な姿勢でいては、十分なアピールはできません。
また、自己PRの際は、実績を数値で示すことも不可欠とされているので、具体的に伝えられるように準備しておきましょう。
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転職で求められる自己紹介と自己PRの違い
この章では「自己紹介」と「自己PR」の違いについて解説します。
自己紹介
自己紹介は、自分自身を知ってもらうための簡単な説明です。自分がどのような人かという基本情報(氏名、専門分野、特技など)について述べます。
ここで第一印象が決まってしまうことが多いので、できるだけハキハキとした声で笑顔を意識して話すとよいでしょう。長所や短所なども交えて話し、まず自分に興味をもってもらうことが自己紹介の目的です。
自己PR
自己PRでは、自分が経験したことや、それを通じて得られた考え方やスキルを伝えます。結論を先に伝え、その根拠となる経験についてはできるだけ具体的に話すとよいでしょう。
また、スキルが高くても企業とのマッチングができなければ、せっかく転職できても仕事が長続きしません。そのためにも、しっかりと企業研究や自己分析を行い、応募先の企業が求めている人材であるとアピールすることも大切です。
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転職時の応募書類と面接、それぞれの自己PRは?
この章では、応募書類と面接での自己PRの違いについて解説します。
応募書類での自己PRのポイント
応募書類と面接では、アピールの仕方を変えたほうがより効果的な自己PRができます。応募書類では、まず以下の2点をポイントに自己PR欄を埋めましょう。
・改行を使った簡潔な文章にし、読みやすさを心がける
・企業が求めている能力にあった自分の強みを強調する
「優しい」「明るい」などの抽象的な強みではなく、入社後に活かせる仕事面での強みをアピールしましょう。
面接での自己PRのポイント
面接では、採用担当者とコミュニケーションを取りながら、自己PRをしなくてはなりません。そのため、応募書類に書かれている自己PRの言葉をそのまま文章どおり伝えてもアピールになりません。
面接での自己PRは、以下の3点のポイントを押さえて面接に望みましょう。
・ポイントを押さえ、簡潔に話す
・エピソードを交えて自分の言葉で話す
・表情や姿勢、話し方を意識する
応募書類では、簡潔な文章で欄を埋め、面接ではさらにそこから掘り下げて採用担当者にアピールすると効果的です。
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転職での自己PRのまとめ方を紹介
この章では、自己PRを作成するためのまとめ方を、わかりやすくステップに分けて解説します。
STEP1. キャリアの洗い出しを行う
過去に自分があげた実績を洗い出しましょう。「新規顧客の獲得」や「プロジェクトの立ち上げ」など自分が携わってきた仕事の内容を時系列ですべて書き出します。
次はその実績に数字をつけていきましょう。
「1年間に20件の新規顧客を獲得」などできるだけ数値化することで、どんな実績をあげたのかがより伝わりやすくなります。数値化するのが難しい技術職などの場合は、「品質管理」などの具体的な仕事の内容や自分のボジションを書き出しましょう。
STEP2. 応募先企業のニーズをピックアップする
STEP1で洗い出したキャリアの中から、応募先企業が求めているニーズに合うものを選びます。どれだけ実績を積んでも、応募先企業と関連のない実績では、あまり評価がされません。
企業がどのような人材を求めているのか、求人情報の配属先部署や仕事内容、さらに企業サイトの事業規模や理念なども確認しておくとよいでしょう。
STEP3. 能力・スキルを言葉で表現する
ニーズを満たす実績をピックアップしたあとは、その実績をあげるために必要となったスキルや能力を言葉で表現してみましょう。「タフな精神力」「継続力」など実績に裏打ちされた能力は面接時のアピールにも役立ち、応募書類でも自己PRとして書くことができます。
自分の能力を言葉で示し「スキルを活かして御社に貢献できる」というアピールに繋げましょう。外資系企業なら「リーダーシップ」や「コミュニケーション能力」などがアピールポイントになります。
STEP4. 文章としてまとめる
文章としてまとまっていないままでは、面接の際も上手く言葉を伝えることはできません。そのため、自己PRはまず100〜200文字の短い文章にまとめましょう。
自己PRには、「今までの実績」、「実績をもとにしたスキル・能力」、「企業にどのように貢献できるか」という3点を取り入れるのが重要です。外資系企業の場合は、自分がどのような実績があるのかも明確に数字で表しましょう。
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転職面接で有効な自己PR例・ポイント
この章では、実際に面接で効果的な自己PRの例とポイントを紹介します。
マネジメント実績がある場合の自己PR文
・自己PR例
前職では人事課長として採用業務に携わっており、人事採用や社員の管理、人事戦略や経費管理といったマネジメント業務を行っておりました。管理職としては、社員のモチベーション維持と、相談しやすい環境づくりを意識して信頼関係の構築を徹底しました。
月に1回面談の時間を設け、得意分野やキャリアに応じたプロジェクトへの采配なども行いました。その結果、社内のモチベーションが向上し、業績が120%伸びました。これまで経験して培ってきたマネジメント能力、管理能力などを活かし、貢献したいと思っております。
・ポイント
明確なポジションと業務内容を伝えるとともに、指導力や統率力のアピールをしましょう。また、それによってあげられた業績など、結果を具体的に示すことが重要です。
また、自分の実績から、今後どのように貢献していけるかを伝えることも大切です。職務経験が長い場合は別紙で表などを作成し、わかりやすくまとめるのもおすすめです。
業務経験をアピールする場合の自己PR文
・自己PR例
前職では、化粧品メーカーのマーケティング担当をしており、40〜50代の女性に向けたスキンケアのPRを行っておりました。新規顧客の獲得に向けて消費者アンケートの実施や、商品PRイベントの企画立案なども担当しました。
その結果、全国のコスメランキング1位を獲得することにも成功しました。前職で培ったノウハウや経験をもとに、御社でもより高いレベルの仕事を任せてもらえるよう精進していきたいと考えております。
・ポイント
数字で示しにくい業務経験のアピールをする自己PR文では、課題と課題解決のためのプロセスを伝えることが重要です。自分のポジションや業務内容、行ってきた業務に対する結果を出来る限り具体的に話しましょう。具体的な数字が示せない場合は、顧客からの評判などを取り入れるのもよいでしょう。
外資系企業へ転職する場合の自己PR文
・自己PR例
前職では外資系企業の営業チームリーダーを勤めていました。半年連続でチームとしての売上目標達成という成果をあげることができました。(対予算〇〇%)売上目標達成に向けて特に重要としていたのが、チーム内でのコミュニケーションと、モチベーション維持です。
ビジネス英語を使う機会も多いので、できるだけ日本語を使用しないようにすることでチーム内の英語力向上にも助力しました。前職での経験と、リーダーシップ、英語力は御社でも活躍できると自負しています。
・ポイント
目標達成のためにチームでどのような取り組みをしたのかなど簡潔に伝えましょう。また、外資系企業での転職では日本語の応募書類のほかにも、英文の応募書類を求められる場合があります。スペルミスなどに注意するほか、記載方法も異なるので事前に入念に準備しておきましょう。
外資系企業の応募書類に関しては、転職エージェントを利用すれば書き方のアドバイスなども受けられます。
外資系企業や日系グローバル企業に強みのあるエンワールドでは、職種選任のコンサルタントがプロ目線で好印象な自己PRを伝授いたします。まずは無料面談へご応募ください。
まとめ
自己PRは、応募先の企業に自分がどのようなスキルをもち、企業に貢献できるのかをアピールするためのものです。応募書類と面接での自己PRの方法も少し異なりますので、効果的な自己PRで転職活動を有利に進めましょう。
エンワールドは、日系企業だけではなくさまざまな外資系企業、日系グローバル企業と人材をつなぐ転職エージェントです。常時非公開案件含めたグローバル企業案件を保有しており、専任のコンサルタントが、一人ひとりのキャリアを中長期的に見て最適な転職先を紹介します。
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