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転職活動における自己PRは、採用の合否を左右する重要な要素のひとつです。
特に外資系・日系グローバル企業への転職を目指している方の場合、自身の経歴や実績を具体的に示し、即戦力として活躍できる人材であることを明確にアピールできる自己PRを作成する必要があります。
当記事では、転職活動における自己PRの重要性や、効果的な自己PRの作成方法についても、是非参考にしてみてください。
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外資系企業への転職を成功させるためには、外資系企業ならではの特徴や傾向をつかみ、それに即した自己PRなどの方法を考えなければなりません。外資系企業や日系グローバル企業に強みのあるエンワールドがプロ目線で転職プロセスについても徹底的にサポートいたしますので、どうぞご安心ください。
転職活動における自己PRの重要性
企業規模や業界の違いに関わらず、各企業は採用活動において応募者の自己PRを非常に重視しています。企業が応募者に自己PRを聞く主な目的は、以下のとおりです。
- 応募者が自社の成長に貢献できる人材であるか判断したい
- 応募者が自社が求める人物像にマッチするか見極めたい
- 応募者の自社に対する志望度の高さを測りたい
たとえ素晴らしい経歴やスキルを保有していても、自己PRでその事実を明確にアピールできなければ、内定を勝ち取ることは難しいかもしれません。
転職活動を成功させるためには「自身のスキルや経験を、応募先企業にどう活かせるのか」「過去にどのような業務を行い、成果をあげてきたのか」ということを、具体的に示す必要があるのです。
外資系・日系グローバル企業への転職は自己PRがキーポイント
外資系企業・日系グローバル企業への転職を目指している方の場合、転職活動時の自己PRをより入念に作り込む必要があります。
多くの外資系・日系グローバル企業は、自身の強みを具体的にアピールすることに長けた、自己主張ができる人材が活躍する傾向にあります。そのため、日本人特有の謙虚さや控えめな姿勢を重視していては、企業側から「自己主張ができない人材」と判断されるかもしれません。
自身の強みを明確にアピールできる強気な自己PRを用意しておくことで、採用担当者に自身の魅力をしっかり伝えることができます。
転職活動の自己PR|効率的な作成方法
ここでは、転職活動における自己PRの効果的な作成方法を、4つのステップに分けて順に解説します。
STEP1 | キャリアの棚卸しを行う
自己PR作成時にまず行うのは、キャリアの棚卸しです。過去に携わった業務だけでなく、自身が挙げたスキルや実績、成果などを、時系列順に細かく洗い出してください。
キャリアの棚卸しを最初に行うことで、自身の魅力を客観的に判断しやすくなります。書き出した実績や成果には「昨年対比〇〇%アップ」「目標達成率〇〇%」など、それぞれ数値をつけていくとより具体性が増します。
複数回転職経験がある方は、勤務先ごとに分けてこれまでのキャリアを振り返ってみましょう。
STEP2 | 応募先企業との共通点を洗い出す
次に、自身のこれまでの経験と、応募先企業との共通点にはどのような要素があるか洗い出しましょう。
たとえ優れたスキルや経験を保有していても、それが企業が求める人物像とまったくマッチしていなければ、自身のアピールにつながりません。
企業がどのような人材を採用したいのかを想像し、そのニーズを満たせる自身の経験をピックアップすることで、自身の魅力を効果的に伝えることができます。
STEP3 | 3つの要点を中心に書き出す
次は自己PRに盛り込む内容を具体的にまとめるため、以下3つの要点を軸に、自身のこれまでのキャリアを振り返ってみてください。
- 過去に経験した業務や実績
- 業務を行ううえで意識してきたこと
- 自身の性格や人柄
自身の魅力をアピールしたいからといって内容を詰め込みすぎると、話に一貫性がなく、逆に自己PRがわかりにくくなってしまいます。自己PR作成時は上記3つの要点を意識して、各項目をできるだけ簡潔にまとめましょう。
ミドル世代で目指している方の場合は、管理職経験やマネジメントスキルなどの内容をプラスするのも効果的です。
STEP4 | 客観的な意見をもとにブラッシュアップする
自身で作成した自己PRは、第三者に客観的な意見を求めることでより内容をブラッシュアップできます。
家族や知人に見てもらうのも効果的ですが、効率的かつ的確に自己PRの精度を高めたい場合は、転職エージェントの利用がおすすめです。
転職エージェントを利用すれば、各業界に精通したキャリアアドバイザーから具体的なアドバイスを受けられるだけでなく、転職に関するさまざまな悩みを相談することもできます。
【例文】転職活動を成功させる自己PR
次は、転職活動を成功させる自己PRを例文付きで紹介します。それぞれのポイントも解説するので、参考にしてください。
業務実績・成果を伝える自己PR
前職では、化粧品メーカーのPR・マーケティング担当をしており、40〜50代の女性に向けて自社開発したスキンケア商品のPRを行っておりました。新規顧客の獲得に向けて消費者アンケートの実施や、商品PRイベントの企画立案なども担当しました。 その結果、全国のコスメランキング1位を獲得することに成功しました。前職で培ったノウハウや経験をもとに、御社でもより高いレベルの仕事を任せてもらえるよう精進していきたいと考えております。 |
業務実績・成果を伝える自己PRでは、具体的な数値を用いて自身の実績をアピールすることが重要です。ただし、職種によっては成果を数字で示しにくい場合もあります。
数字を提示できない場合は、課題と課題解決のために行ったプロセスを具体的に伝えてみましょう。自身のポジションや業務内容のほか、行ってきた業務に対する結果をできる限り細かく伝えます。上司からの評価や、顧客からの評判などを取り入れるのも効果的です。
マネジメント力を伝える自己PR
前職では、人事課長として採用業務に携わっており、人事採用や社員の管理、人事戦略や経費管理といったマネジメント業務を行っておりました。管理職としては、社員のモチベーション維持と、相談しやすい環境づくりを意識して信頼関係の構築を徹底しました。 月に一度1on1ミーティングの時間を設け、得意分野やキャリアに応じた各プロジェクトへの適切な人材配置などを行いました。その結果、社内全体のモチベーションが向上し、業績が120%伸びました。これまで経験して培ってきたマネジメント能力、管理能力などを活かし、貢献したいと思っております。 |
マネジメント力を伝える自己PRでは、管理職としてマネジメント力を活かしてどのような結果を生んだのかをアピールすることが大切です。
数字や具体例を用いるほか、マネジメントにおいて意識していたことや、それにともなう結果について伝えることで、自己PRの説得力が増します。
語学力を伝える自己PR
前職では、外資系企業の営業チームリーダーとして勤務しておりました。業務ではビジネス英語を日常的に使用する機会が多くあったため、グローバルなビジネス環境に対応するべく、TOEIC850点の語学力を活かし、海外企業との交渉や英語での営業資料作成にも取り組みました。 このほか、希望者が参加できるオンライン英語学習研修のシステムを導入し、メンバーの英語力向上に貢献し、海外市場に向けた営業戦略の立案にも携わりました。 その結果、チームでの売上目標半年連続達成(対予算115%)という成果をあげることができました。前職で培った語学力とマネジメントを活かし、貴社の成長に貢献できればと考えております。 |
語学力を伝える自己PRでは、自身の語学力をどのように業務に活かしたのかをアピールしましょう。TOEICやTOEFLなどのスコアを具体的に提示することも重要です。
また、外資系・日系グローバル企業のなかには、応募者に対して英語を用いた自己PRを求める場合があります。そのような企業へ応募する場合は、用意した英文に違和感がないか、事前に入念なチェックを行いましょう。
転職活動における自己PRのポイント|応募書類の場合
ここからは、履歴書や職務経歴書に自己PRを記載する際の2つのポイントについて紹介します。

スキルや実績の羅列に留まらず、明確に強みを伝える
履歴書・職務経歴書に自己PRを書く際は、スキルや実績をただ羅列するだけでなく、採用担当者の興味を引くような自身の強みを明確に記載する必要があります。
書類に記載できる自己PRは文字数が限られているため、過去の経験を端的にまとめつつも、自身が応募先企業にどのように貢献できる人材であるかを具体的にアピールすることが重要なポイントです。
特に外資系・日系グローバル企業への転職を目指す場合は、自身の強みや経験スキルを数値を用いた実績や成果とともに、論理的にアピールすることで、選考を突破できる確率が高まるでしょう。
稚拙な文章は避け、採用担当の「会ってみたい」を引き出す
ビジネスの場で必要な文章スキルがあることを明示するためにも、応募書類に記載する自己PRは稚拙感のある文章を避ける必要があります。
転職活動における書類選考の通過率は20〜30%といわれているため、必要最低限の文章スキルがあることを書類でアピールできなければ、その時点で選考突破の確立は著しく下がってしまうかもしれません。
一方で、文章をとおして他者に必要な情報を的確に伝えられるビジネスパーソンであることをアピールできれば、採用担当の「会ってみたい」という気持ちを引き出し、面接に進める可能性が高まります。
転職活動における自己PRのポイント|面接の場合
次は、面接時に気をつけたい自己PRのポイントを2つ紹介します。
エピソードを交えて自分の言葉で話す
応募書類に書かれている内容をそのまま伝えるだけでは、面接時のアピールにはなりません。採用担当者は、応募書類だけではわからない応募者の経験や人柄などを知りたがっています。
そのため、面接時には書類に記載した内容をさらに深堀りし、具体的なエピソードを交えて自己PRを具体化させることが重要です。
実績や成果に数字を用いるのはもちろん、プロジェクト遂行に際し、どのようにクライアント企業や関連部署を取り込んだのかなども伝えることで、採用担当者に好印象を与えられます。
表情やジェスチャー、話し方を意識する
面接時の自己PRで自身の魅力を効果的にアピールするには、表現やジェスチャーなどの非言語コミュニケーションを積極的に活用するのも有効です。
特に多国籍の人々とやり取りをする機会がある外資系・日系グローバル企業では、日常の業務でも非言語コミュニケーションが重視される傾向にあります。
アピールポイントを伝える際の表現方法やジェスチャー、アイコンタクトなどにも気を配ることで、聞き手の理解度が深まり、面接を通過できる確立が高まります。
まとめ:魅力的な自己PRを活かして外資系・日系グローバル企業への転職を実現したい方は、エンワールド・ジャパンへの登録をご検討ください
転職活動における自己PRは、採用の可否を左右する重要な要素です。過去の経歴や実績を具体的な数字を用いて伝えることで、自身の強みをわかりやすく企業にアピールできます。
自己PRは応募書類作成時と面接時でそれぞれ注意すべき点が異なるので、今回紹介したような内容に気をつければ、スムーズに選考を進められるでしょう。
特に外資系・日系グローバル企業の多くは、自身の経験スキルや強みを論理的かつ簡潔にアピールできる、コミュニケーション能力に長けた人材が重宝される傾向にあります。魅力的な自己PRを作成できれば、外資系・日系グローバル企業に転職し、早期のキャリアアップ・年収アップを目指すことも可能です。
理想のキャリアを築くために外資系企業への転職を検討している方は、外資系企業の転職に強い転職エージェントを利用してみてはいかがでしょうか。
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