外資系企業への転職成功に欠かせないLinkedInとは?メリットや注意点も解説

外資系転職アドバイス 転職時のポイント・注意点
2024.04.16
外資系企業への転職成功に欠かせないLinkedInとは?メリットや注意点も解説

LinkedInは、海外ではメジャーなビジネス用のSNSであり、転職・就職活動の際に積極的に活用されているツールです。

今では日本でも徐々にユーザーが増えてきてはいるものの、一度登録しただけで活用できていない方や、最近になってLinkedInを知ったという方もいるでしょう。

本記事では、「LinkedInで何ができるのか」ということから、外資系企業への転職の際にLinkedInを活用するメリットや注意点に至るまで幅広く解説します。外資系企業への転職を考えている方は、ぜひ最後までお読みください。

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LinkedInとは|転職に欠かせないビジネスツール

LinkedInは、アメリカ・シリコンバレーの企業である「LinkedIn」が提供するビジネス特化型のSNSで、「リンクトイン」と読みます。FacebookやX(旧Twitter)がプライベートでの活用に特化しているのに対し、LinkedInはビジネスに特化していることが大きな特徴です。

LinkedInは2003年にサービスを開始した比較的歴史のあるSNSですが、日本ではまだまだ浸透しているとはいえないのが現状でしょう。しかし、海外ではLinkedInのアカウントが名刺代わりになるほど、ビジネスシーンにおいて必要不可欠なツールとなっています。

また、世界中の企業がLinkedInを活用した採用活動を積極的に行っているため、転職に欠かせないビジネスツールともいわれています。

日本でLinkedInが普及してこなかった理由

2003年にアメリカでサービスが開始されたLinkedInですが、日本にもかなり早い段階で入ってきました。しかし、当時はローカライズされておらず、日本語に対応していなかったため、利用のハードルが高かったことが日本で浸透しなかった原因の一つとして考えられます。

また、40代以上の企業の中枢となるビジネスパーソンは、若年層と比較すると新しいものに懐疑的であるため、LinkedInに限らずSNSに興味を示さなかった可能性も否定できません。

LinkedInは、2017年に日本法人の代表に村上臣氏が就任し、ローカライズを進めたことからユーザー数も徐々に増えてきています。海外ではスタンダードなソーシャルリクルーティング(SNSを使って採用活動を行うこと)がいずれ日本でも一般的になると予想されており、LinkedInのユーザーが増えることは今後ますます期待できるでしょう。

LinkedInで個人ユーザーができること

ここでは、個人ユーザーがLinkedInでできることを5つ紹介します。

経歴・スキルを公開できる

LinkedInは、職歴や学歴、スキルなどの詳細なプロフィールを登録できる欄が設けられており、履歴書や職務経歴書の代わりとして活用することが可能です。

より詳細な経歴やスキルを公開しておくことで、世界中のLinkedInユーザーに「自分は何ができるのか」ということを示せるため、企業から直接スカウトが来る可能性も高まります。海外ではLinkedInを活用して採用活動を行うことが珍しくないため、特に外資系企業への転職を目指している方は、常にアップデートされた情報を公開することを心がけるとよいでしょう。

また、職歴や学歴の情報を登録しておくと、LinkedIn側が過去の経歴をたどって自動的に共通の知り合いを探してくれるため、思わぬつながりを生む可能性もあります。

ネットワークを構築できる

LinkedInは、ビジネスに役立つネットワークを構築できることが大きな魅力の一つといえるでしょう。LinkedInのネットワークはつながりによって構築していきますが、以下の表のようにコンタクトの度合いでユーザーとの関係性が異なります。

コンタクトの度合い ユーザーとの関係性
1次コンタクト 相手もしくは自分が「つながりを申請」して承認されたことにより、直接つながっているユーザーのこと。
2次コンタクト (自分とつながりがある)1次コンタクトとつながっているユーザーのこと。わかりやすくいうと「友だちの友だち」。
3次コンタクト 2次コンタクトとつながりがあるユーザーのこと。わかりやすくいうと「友だちの友だちの友だち」。

1次コンタクトのユーザーにはLinkedIn上で直接メッセージを送れるようになるため、気になる方にはつながり申請をしてみることをおすすめします。同じ専門分野の人と意見や情報交換したり、自分のビジネスに関係する人や興味ある人材にアドバイスを求めたりして、関係性を深めていくとよいでしょう。

なお、つながりがない場合でも、フォローすることで相手の投稿や記事を見ることも可能です。

採用情報の収集、応募ができる

LinkedInでは、世界中の企業が求人情報を掲載しています。特に外資系企業では、LinkedIn上でしか求人情報を公開していないケースもあるため、通常の方法では見つけられない求人に出会える可能性もあるでしょう。

なお、LinkedInの求人ページでは、役職や勤務地、雇用形態など、自分で条件を設定して求人を検索することが可能です。さらに、LinkedIn上で「求人アラート」を作成しておけば、自分の条件に合った求人の更新情報をいち早く入手できるようになります。

求人への応募もLinkedIn上で直接できるため、応募プロセスがシンプルかつスムーズになり、転職活動のストレス軽減にもつながります。

ビジネス全般の情報収集ができる

LinkedInには、企業や団体の情報も掲載されています。プロモーションやプレスリリースなども発信されるので、自分のビジネスに関連する企業などをフォローしておくと、いち早く情報をつかんだり、市場の動向などを見極めたりする際に役立つでしょう。

また、LinkedInには国際的な編集者のチームがあり、ビジネスの今を知るためのコンテンツが多く配信されています。「LinkedIn News」のページをフォローすることで、平日毎日更新される「編集部注目トピックス」から、編集者たちが独自の視点で選び抜いたニュースやトピックスをチェックすることが可能です。

ビジネススキルが学べる

LinkedInでは、「LinkedIn ラーニング」というオンライン学習サービスが提供されています。

有料プランにはなりますが、21,000 以上の専門家主導のコースに無制限にアクセスでき、転職の際にも役立つビジネススキルを学ぶことが可能です。特にビジネス英語に関するコンテンツが豊富に提供されており、外資系企業への転職を考えている方にとって適したサービスといえます。

なお、コースを修了することで発行される「コース修了証」をLinkedInのプロフィールに掲載することが可能なため、転職の際のアピールポイントにもなるでしょう。

外資系企業への転職にLinkedInを活用するメリット

ここでは、外資系企業への転職にLinkedInを利用するメリットを解説していきます。

プライベートとビジネスを分けられる

LinkedInはビジネスに特化したSNSのため、プライベートとビジネスをしっかりと分けられることはメリットの一つといえるでしょう。

プライベートはFacebookやX(旧Twitter)、ビジネスはLinkedInと使い分けることによって、仕事関係の人々にプライベートを知られることなく、ビジネスに徹したやりとりが可能となります。

なお、LinkedInではビジネスに関係ないプライベートな飲み会やレジャー、芸能ニュースなどに関する投稿があった場合には、削除を要請されるケースもあるため注意が必要です。

日本においては他者との差別化が期待できる

LinkedInは、徐々に日本でのユーザー数が増えてはいるものの、現時点では海外ほど浸透しているとはいえません。2022年時点でLinkedInの世界でのユーザー数は約8.5億人なのに対し、日本でのユーザー数は300万人程度とかなり少ない数値になっています。

一度LinkedInに登録したものの、使いこなせずに利用をやめてしまったという方も一定数存在します。

そのため、LinkedInをうまく活用できれば、周りとの差別化が図れるといえるでしょう。「海外のビジネス情報を積極的に収集しており、感度が高い」「グローバルに目が向いている」などの評価や、ビジネスに関する意識が高いことのアピールにもつながります。

世界中の求人情報をチェックできる

海外ではソーシャルリクルーティング(SNSを使って採用活動を行うこと)がスタンダードとなっており、匿名性が高いX(旧Twitter)よりも、キャリア情報がはっきりしているLinkedInでの採用に力を入れています。

そのため、LinkedInには世界中の求人が掲載されており、普段目にしないようなさまざまな求人をチェックすることが可能です。LinkedInでしか確認できない求人も存在するため、外資系企業への転職活動を行う方にとって心強いツールとなるでしょう。

企業や転職エージェントからスカウトをもらえる可能性がある

LinkedInを利用すると、自分の経歴やスキルを目にした企業の人事担当者や転職エージェントから、直接メッセージが届くことがあります。求人情報を出していない企業でも、公開されている経歴やスキルをみて、欲しいと思った人材にコンタクトを取るケースもゼロではありません。

特に外資系企業は積極的にLinkedInを活用して採用活動を行っているため、企業側が求める人材像(人物像)と自分のスキルがマッチした場合には、スカウトを直接受けられる可能性が高まるでしょう。

外資系企業の求人に直接応募できる

外資系企業の求人に直接応募できることも、LinkedInを活用するメリットの一つです。興味のある求人を見つけたらLinkedIn上で素早く応募できるので、チャンスがつかみやすくなります。

また、LinkedInにはプロフィールに掲載した個人のキャリア情報をPDFでダウンロードできる機能もあり、レジュメ代わりに使用することが可能なため、転職活動においての手間を最小限に抑えられます。

LinkedInで外資系企業への転職を成功させるためのポイント

LinkedInで外資系企業への転職を成功させるには、いくつかのポイントがあります。

プロフィールを充実させる

LinkedInでの転職を成功させるためには、プロフィールを充実させることをおすすめします。できるだけ詳細に、ビジネスにつながる可能性のあるスキルや経歴を盛り込みましょう。

LinkedInのプロフィールページには、以下のような項目があります。

  • 現在の勤務先
  • 役職名
  • 学歴
  • 学位
  • キャリアサマリ(職歴)
  • 言語・スキル
  • ボランティア経験
  • 受賞歴
  • 資格

 自己PR動画や画像、プレゼンテーションなども追加できるため、余裕があればチャレンジしてみるとよいでしょう。

顔写真は必ず掲載する

プロフィールには、顔写真を必ず掲載しましょう。顔写真を掲載するのとしないのでは、掲載しているほうが何倍も閲覧数があるというデータもあります。

また、掲載する写真にも気を配っておくとよいでしょう。LinkedInはビジネスに使用するものなので、あまりにくだけすぎたものではなく、清潔感のある身だしなみで、笑顔のものにすることをおすすめします。堅苦しすぎるのもよい印象を与えないため、注意が必要です。

日本語だけでなく、英語のプロフィールも掲載する

外資系企業や日系グローバル企業への転職を希望しているのであれば、日本語だけでなく英語でのプロフィールも掲載した方がよいでしょう。

現在のLinkedInは日本語での登録も可能ですが、日本語のプロフィールのみの掲載では、せっかくのLinkedInのメリットを得られません。外資系企業からのスカウトを受けられなかったり、求人応募の際もレジュメとして活用できなかったりと、LinkedInでの転職活動に支障をきたします。

世界中の外資系企業や日系グローバル企業の方に自分をアピールできるよう、英語でのプロフィールは必ず掲載するようにしましょう。

コンタクト機能をフル活用し、ネットワークを広げる

LinkedInでのつながりを増やしてネットワークを広げていくことは、転職を成功させるためにも重要なポイントといえます。LinkedInのプロフィールに学歴や職歴を登録しておくことで、一度途絶えた人脈が復活し、思わぬところから転職のきっかけがつかめるかもしれません。

以下に該当するような方にはつながり申請して、積極的にネットワークを広げていくことを意識してみましょう。

  • 前職での同僚や先輩
  • 過去にお世話になった取引先
  • 同業他社の知り合い
  • 同窓生

なお、一度LinkedInでつながることで、たとえ転職や異動があっても、人脈が途切れることをなくす効果もあります。

InMailを活用する

InMailとは、自分とつながりのない人物に直接連絡できる機能です。有料アカウントの登録が必要になりますが、InMailを活用すれば転職のチャンスはさらに広がります。

実際に、InMailでメッセージを送ったことで、まったくつながりのない有名企業の方と直接会って話ができたというケースも存在します。

積極的に活用すれば転職に活用できるだけでなく、現在のビジネスにも大いに役立つ可能性があるでしょう。

転職活動にLinkedInを活用することがおすすめな人

ここでは、転職活動にLinkedInを活用することがおすすめな人を解説します。転職活動にLinkedInの活用を検討している方は、ぜひチェックしてください。

外資系企業への転職を考えている人

外資系企業への転職を考えている方は、LinkedInを活用しない手はないでしょう。繰り返しになりますが、外資系企業ではLinkedInを活用した採用活動を積極的に行っているため、多くの求人をチェックすることが可能です。

今の日本ではまだまだ浸透しておりませんが、海外ではソーシャルリクルーティング(SNSを使って採用活動を行うこと)が珍しくありません。海外の採用活動を理解してLinkedInを活用することは、外資系企業への転職を考えている方にとって重要だといえます。

自分の市場価値を客観的に知りたい人

LinkedInでプロフィールを公開し、どのくらいのオファーがあるのかを知ることで、自分の市場価値が判断できるようになります。

自分のプロフィールはLinkedInに登録している企業にとってどの程度魅力的に映るのか、どの点が評価されているのかなど、客観的な視点で確認できます。さらに、今後のキャリアをどう積んでいけばよいのか、プロフィールのどの点を強化すればよいのかなどの分析もしやすくなるでしょう。

常に客観的な視点で現状の自分の価値を確認することで、自分の足りない部分を自覚して精進できるため、将来的な転職の成功につながります。

ライバルと差をつけたい人

LinkedInをうまく活用することによって、転職希望先の企業で働いている方の話を実際に聞いたり、より詳しい企業情報や方針などを手に入れたりすることが可能になります。

ライバルより一歩リードして企業の情報を集められるため、優位に立つことにもつながり、外資系企業への転職成功に近づくでしょう。

また、得た情報をもとに、企業が自分に合っているかどうかを判断したり、面接時によりよい印象を与えるPRを考えたりすることも可能になります。

転職活動をじっくり行いたい人

LinkedInには、今すぐ転職を希望しない方も多く登録しています。LinkedInをうまく活用することで、企業と長期的な関係性を築きながらお互いを深く知ったうえで自分のキャリアを決められるため、転職活動をじっくり行いたい方にも適しているといえます。

SNSは、本来関係性を構築するプラットフォームです。LinkedInで新しい人脈を広げ、時間をかけて信頼関係を築いていければ、いざ転職活動するとなった際に大きな効果を発揮するでしょう。

LinkedInを転職に活用する際の注意点

LinkedInを転職に活用する際には、以下の2つの点に注意が必要です。

偽名・匿名を使わないようにする

LinkedInでは、利用規約において、プロフィールには本名を使用しなければならないと定められています。X(旧Twitter)のように、偽名・匿名は使えません。

偽名や匿名を使ってLinkedIn側に不正と判断された場合は、アカウントの停止、または免許証の提示などが求められるため、必ず本名で登録するようにしてください。

現在勤めている会社に転職活動がばれないようにする

転職活動をしている場合、現在勤めている会社にはばれたくないと考える方がほとんどでしょう。LinkedInでは、勤務先に転職活動がばれないようにするために、以下のような対策を取ることが可能です。

  • プロフィールの公開範囲をOFFにする
  • プロフィール写真の公開を「1次のつながりのみ」にする
  • プロフィール閲覧の設定を「匿名モード」にする
  • 求人の公開設定を「採用担当者のみ」にする
  • 求人設定の開始日を「至急」にしない

このように設定を変更することで対策することは可能ですが、100%ばれないとは言い切れないことは理解しておいてください。

まとめ

LinkedInは、外資系企業への転職を成功させるために有効なツールですが、日本ではあまり浸透していないため、どのように活用すればよいかわからないと感じている方も少なくありません。また、英語のプロフィール登録などに不安を感じる方もいるでしょう。

そのような場合は、外資系企業や日系グローバル企業に強い転職エージェントの力を借りてみてはいかがでしょうか。87%以上の外資系企業と取引をしているエンワールド・ジャパンでは、転職プロセスまでしっかりとサポートいたします。

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