外資系デジタルマーケティング職へ転職するには?必要なスキルや注意点も解説

お役立ちコラム 職種別 マーケティング
2024.03.22
外資系デジタルマーケティング職へ転職するには?必要なスキルや注意点も解説

近年、マーケティングの中でもめざましい成長を遂げているひとつがデジタルマーケティングです。外資系企業や日系グローバル企業も注力していることから、その成長ぶりに関心の高い方もいるのではないでしょうか。

この記事では、デジタルマーケティング業界の見通しをはじめ、外資系企業への転職方法や必要なスキル、注意点に至るまで幅広く解説します。外資系デジタルマーケティング職への転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

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デジタルマーケティングとは?

ここでは、デジタルマーケティングに関する基本的な知識や、業界の動向について詳しく解説していきます。

デジタルマーケティング職の仕事内容

デジタルマーケティングとは、インターネットや電子デバイスを通じて行うあらゆるマーケティングの総称で、単にインターネット上の広告だけを指すものではありません。さまざまなデジタル戦略と、ウェブサイトやEメール、SNSといったチャネルを活用し、ビジネスと顧客をつなげる手段です。

 デジタルマーケティングで重要なことの一つが、マーケティング活動にデータをかけ合わせることです。デジタルマーケティングでは、蓄積されたデータを洞察し、導き出したアプローチ方法を実行していきます。

Webマーケティング職との違い

Webマーケティングは、デジタルマーケティングの一部です。オンライン上での施策という点では共通点がありますが、マーケティングの対象となる範囲が明らかに異なります。

 Webマーケティングの対象はWebに限られていますが、デジタルマーケティングの対象は、より広範囲になります。自然に顧客をひきつけるようなコンテンツを提供するインバウンド、広告やキャンペーンなど多くの方に情報を見せるアウトバウンドなど手法を問わず、あらゆる種類のオンライン空間が対象になります。

デジタルマーケティング業界の動向

IoTの普及が高まるなかで、近年のマーケティングは、デジタルマーケティングが主流になりつつあります。ここでは、デジタルマーケティング業界の動向について詳しく解説していきます。

積極的な採用が行われている

デジタルマーケティング業界では、企業の採用意欲が高まっており、企業によっては未経験者も含めた若手の採用を積極的に行っています。さらに、人材の流動化が進むなかで、各企業は優秀なマーケターを獲得しようと懸命に努力しており、以下のような人材は強く求められる傾向にあります。

  • テクノロジー領域における専門家
  • 組織を横断して活躍できるマーケター
  • 顧客やビジネスへの理解をもとに高品質な仕事ができる人材

外資系企業においても、デジタルマーケティングスキルを持った人材を積極的に採用しており、採用ニーズの高い職種の一つといえるでしょう。

デジタルマーケティング職の需要は今後ますます高まる

従来、リアル店舗が主たる顧客接点の場であった小売業界でも、消費者と企業がもつオンライン上での接点が重要度を増しつつあります。総務省の令和4年通信利用動向調査でも、インターネット利用者の割合が13〜59歳の各年齢階層で9割を超えたデータが出ており、オンライン上で顧客と接点を持つことの重要度が理解できます。

そのなかで、アプリやSNSアカウントなどとオフライン施策を総合的につなげるデジタルマーケティングの需要は、今後ますます高まるといえるでしょう。

 また、現在ディープラーニングを中心とするAI(人工知能)の進歩によって、顧客一人ひとりにあわせてアプローチするOne to Oneマーケティングも進化を遂げつつあります。顧客マネジメントであるCRM(顧客関係管理)の重要度が高まるなかで、Facebookなどの外資系企業は、AIを活用しながらデジタルマーケティング業界を牽引しています。

外資系デジタルマーケティング職へ転職するための方法

ここでは、外資系デジタルマーケティング職へ転職するための方法を詳しく解説していきます。

マーケティングの経験を積む

外資系企業のなかには未経験者を採用している企業もありますが、マーケティングの経験を求められるケースは少なくありません。なぜなら、外資系企業は基本的に即戦力が求められる傾向にあり、入社してすぐに現場で結果を残すことを期待されるからです。

企業でのマーケティング経験は主に以下の2パターンに分けられますが、どちらの経験が求められるかは外資系企業によって異なります。

  • 広告代理店(エージェント)側での経験
  • 事業会社のマーケティング部門での経験

いずれにしても、実績を残せているか、入社して即戦力になるのかが問われるでしょう。

マーケティングに関して未経験という方は、一度日本企業で経験を積んでみるのがおすすめです。もしくは、自分で商品を販売するなどしてマーケティングに携わり、実績を具体的な数字でアピールできるようにしておくとよいでしょう。

ビジネスレベルの英語力を磨く

外資系企業でも職種によっては英語が必要ないケースもありますが、マーケティング職に就きたい場合は、ビジネスレベルの英語力を磨いておく必要があるでしょう。

外資系企業の場合、通常のマーケティング業務に加え、海外本社やエリア拠点とのコミュニケーションも密にとりながら仕事をしていく必要があります。また、直属の上司が外国人であるケースも珍しくなく、英語が役立つ場面が多く出てくる可能性があります。

なお、ビジネスで通用する英語力となると、TOEICで700点以上は取る必要があるでしょう。まずはテストを受けてみて、現在の自分の英語力を知るところから始めてみることをおすすめします。

外資系に特化した転職エージェントを活用する

消費行動やトレンドの移り変わりが激しいマーケティング業界では、業界動向を把握して最適なタイミングで転職活動する必要があります。そのため、転職エージェントを活用して、支援を受けながら転職活動を進めていくのが効果的でしょう。

転職エージェントといってもさまざまありますが、外資系デジタルマーケティング職を目指したい場合は、外資系に特化した転職エージェントの活用をおすすめします。一般には公開されていない非公開の外資系企業の求人が豊富にあり、選択の幅が広がるからです。

なお、転職エージェントは無料で登録できるエージェントがほとんどです。本格的に転職活動を始める前でも、登録だけしておいて損はないでしょう。

外資系デジタルマーケティング職に必要なスキル

コミュニケーション力

外資系デジタルマーケティング職においては、専門的なスキルはもちろんのこと、他部署との連携が図れるコミュニケーション力が必要になります。なぜなら、プロジェクトを推進していく際は、チームを組んでマーケターが主体となって業務を行うことになるからです。

エンジニアをはじめ、データサイエンティスト、ブランド担当者などと横断的にコミュニケーションを図り、事業を前進させる能力が求められるでしょう。

情報収集・データ分析力

IoTやAI、データ統合に至るまで、組織を横断した運営や活用が求められるデジタルマーケティングにおいては、集めたデータを可視化し、整備、解釈できる専門家に対する注目度も高まりつつあります。いわゆる「データサイエンティスト」や「データアナリスト」と呼ばれる専門家は、ツールを活用し、専門技術を駆使してデータの深堀りをします。

外資系デジタルマーケティング職においては必ずしも必要なスキルではありませんが、これらの専門的知識があれば、実装力のある技術をもつマーケターとして重宝されるでしょう。

企画力

外資系デジタルマーケティングにおいても、一般のマーケティングと同様、コンテンツ企画スキルを磨くことで、マーケターとしての市場価値を高められるといえます。なぜなら、特定分野における専門性をもちながら、幅広い領域でコンテンツを企画できるスキルを磨くことで、市場変化にも対応しやすく、大規模な案件に携われる可能性があるからです。

 そこでは、自分の判断感覚を磨くとともに、自分なりの引き出しや企画の要となるポイントを用意し、アイデアを整理・進化させながら、企画を作り込めるスキルが求められるでしょう。

レポート作成能力

調査後の分析をもとに、レポートを作成することもマーケターにとって重要な業務の一つです。例えば以下のような分析をもとに、顧客に対して説得力のあるレポートとしてまとめあげる力が求められるでしょう。

  • 政治・経済・社会・技術の4つの視点から分析するPEST分析
  • 商品の製造から消費者にわたるまでの過程を分析するバリューチェーン分析
  • 顧客と競合他社、自社の3つの視点から分析する3C分析

時代の流れやトレンドなどもしっかりおさえつつ、調査後の分析をもとに今後の展望を述べるレポートが作成できるようなスキルを身につけておきましょう。

自ら学ぶ力

今なお進化し続けるデジタルマーケティング業界は、変化の激しい業界であるといえます。さまざまな事柄に対する関心や向上心が、マーケターとして適切に業務を進めるうえで求められるでしょう。

外資系デジタルマーケティング業界で活躍し、マーケティング業務の質を上げられるマーケターになるためには、あらゆる知識を意欲的にインプットし続ける姿勢が重要になります。時事関係の新刊に目を通したり、実績のあるマーケターとの交流を深めたりするなかで、情報を上手に取捨選択しつつ、自らの学びを深めていけるように心がけましょう。

リーダーシップ力

外資系企業のマーケターは、リーダーシップが必要不可欠です。マーケター自身が主体となって他部署との連携を図るため、関わるすべての人々を揺り動かすような強いリーダーシップが必要になります。

また、オーナーシップを持つこともマーケターにとって重要であり、自分のプロジェクトに対して責任感を持って取り組み、完遂できることが欠かせないでしょう。

英語力

外資系デジタルマーケティング職に就く場合は、英語力も必要になるでしょう。通常のマーケティング業務に加え、海外本社やエリア拠点とのコミュニケーションも密にとりながら仕事をしていく必要があり、直属の上司が外国人であるケースも珍しくありません。

また、外資系企業によっては、応募書類として英文の職務経歴書(英文レジュメ)を求めるケースがあります。英文レジュメは一般的な英文法とは異なる部分もあるため、しっかりと対策する必要があるでしょう。

なお、ビジネスで通用する英語力の目安は、TOEICで700点以上といわれています。自分に合った勉強法を選び、700点以上のスコア獲得を目指しましょう。

日本企業とは異なる外資系デジタルマーケティング職の特徴

ここでは、日本企業とは異なる外資系デジタルマーケティング職の特徴について詳しく解説していきます。

マーケターが主体となって業務を行う

外資系企業は、基本的に一商品に携わる社員の人数が少なく、マーケターが主体となって業務を行うのが特徴です。マーケターがプロジェクトを推進していく際は、社内のマーケティング部門を超えて、営業・生産製造・ファイナンスなどのあらゆる部門と連携することが求められるでしょう。

一方の日本企業は、一商品に携わる社員の人数が多いことが特徴です。マーケティング部門のなかでも、プロモーションだけ、売上の生販管理だけ、デジタルカタログを作るだけといったように、業務が細分化されています。

実際の売上が重視される

外資系企業は成果を重視するため、実際に商品が売れなければ評価されません。最悪、レイオフされる可能性もあるでしょう。

一方、日本企業のマーケターの場合は、問い合わせや購入などの売上に直結するような成約につながらなくても、自社サイトへの流入数やSNSでのリツイート数が伸びたことを評価される可能性があります。

外資系企業はシビアですが、売上を上げれば年齢関係なく昇給・昇進にもつながり、やりがいを感じられるでしょう。

日本企業と比べると年収が高い

外資系企業のマーケティング職は、日本企業に比べると年収が高い傾向にあることも特徴です。企業によって多少異なるものの、全体平均では800万〜1,000万円といわれています。

一方、日本企業のマーケティング職の平均年収は500万円程度になります。

お金がすべてではありませんが、モチベーションがアップし、よりよいパフォーマンスを発揮することにつながるでしょう。

外資系デジタルマーケティング職へ転職する際の注意点

ここでは、外資系デジタルマーケティング職へ転職する際の注意点を詳しく解説していきます。ぜひ転職活動をする際の参考にしてください。

企業によってはマーケティング未経験での転職が難しい

外資系デジタルマーケティング職への転職を考える際にまず注意したいのが、未経験者の採用を行っていない企業があるという点です。なかには経験不問の外資系企業もありますが、そういった企業は一握りでしょう。そのため、未経験で外資系デジタルマーケティング職に就きたい方は、転職の前に何らかの形でマーケティングを経験する必要があります。

また、ただマーケティングを経験するのではなく、どのような成果が上げられたのかを具体的にアピールする必要があるでしょう。外資系企業は即戦力になる人材を求めているので、実績がないと採用は難しくなります。

なお、日本企業の場合は外資系企業に比べるとマーケティング未経験者の求人が多くあるため、まずは日本企業で経験を積んでみるのがおすすめです。外資系企業への転職において、年齢は基本的に関係ないので、経験を積んでからでも遅くはないでしょう。

どのようにデジタルマーケティングに関わりたいのか明確にしておく

デジタルマーケティング職に就くといっても、働く場所によってマーケティングの関わり方は異なります。大きく分けると以下の2パターンがあり、どちら側でマーケティングに関わっていきたいのか明確にしておく必要があります。

働く場所 関わり方
事業会社 商品やサービスを作り、自社でマーケティングまで行う
広告代理店(エージェント) 自社のノウハウやサービスを使い、事業会社のマーケティング活動を支援する

例えば、自社商品のマーケティングに関わりたいと思っている方が、広告代理店へ転職しても、自分がやりたいと思っていた業務はできないでしょう。

入社した後に後悔しないためにも、転職活動を始める前に考えておくようにしましょう。

まとめ

本記事では、めざましい成長を遂げつつあるデジタルマーケティングに焦点をあて、業界の動向や外資系企業への転職方法、求められるスキルなどを解説しました。

現在、デジタルマーケティングは外資系企業・日系グローバル企業も注力しており、未経験の若手にも熱い注目が集まっている傾向にあります。ただし、外資系企業は日本企業とは異なる点もあるため、事前に対策しておくことが必要でしょう。

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