海外転職を実現するためには?気になるポイントや転職活動のステップを解説

外資系転職アドバイス 転職時のポイント・注意点
2019.03.24
海外転職を実現するためには?気になるポイントや転職活動のステップを解説

海外で働いてみたいけれど、きっかけがなくためらっているという人もいるのではないでしょうか。この記事では、海外転職のパターンについてや、どのような職種の求人があるのかを紹介します。

また、海外転職をするうえで知っておきたいポイント、転職活動の基本的な流れについても解説します。海外転職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

海外転職の主な3パターン

海外転職には大きく分けると3つのパターンがあり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。

  

日本企業の海外駐在員

このパターンは、国内で日本の企業に就職し、一定期間の海外勤務を経るというものです。

  

メリット

海外駐在員のメリットは、現地採用よりも給与面が良くなる傾向にあることでしょう。その要因のひとつは、給与が日本の基準ではかられ海外赴任手当がつくことにあります。

また、海外赴任の経験はその後のキャリアアップにつながる可能性もあります。くわえて、日本の企業と同じ制度で扱われることが多いため、福利厚生面でも安心して働けるという点も魅力といえるでしょう。

  

デメリット

デメリットのひとつは、海外駐在員になれる確約がないということでしょう。また、希望の国に駐在できるかの決定も会社が下すので、選択肢の自由度は他の2つのパターンに比べて低いといえるかもしれません。

  

日本企業の現地採用

このパターンは、日本企業の海外拠点などに直接採用されるパターンです。

  

メリット

メリットのひとつは、自分の意思で国や地域、仕事内容を決められる自由があるというところでしょう。また、会社内の文化は現地に即したものが多いため、残業などについての考え方などが日本とは異なる点を魅力に感じる人もいるでしょう。

  

デメリット

デメリットのひとつは、給与待遇が現地の水準になるところでしょう。日本ほど給与が高くない国や地域もあるため、高い水準の給与を期待できないケースもあります。

福利厚生については、駐在員と同じと勘違いされやすいのですが、待遇は異なるようでで、駐在員よりも現地採用のほうが、その充実度は低いケースが多いようです。

  

海外企業の現地採用

これは、日系企業ではなく現地の海外企業に直接現地採用されるパターンです。

  

メリット

成果主義を人事評価基準として採用している企業が多いため、年齢や在籍年数にかかわらずキャリアアップや年収アップが望める可能性があることや、自分が選んだ国で働けることはメリットといえるでしょう。

  

デメリット

実力主義を採用している場合、結果を出せなければ解雇される可能性もあるなど、日本企業に比べると雇用が不安定なところはデメリットのひとつでしょう。

福利厚生は会社によりますが、日本ほど充実していないケースも多く、保険が自己負担という会社もあるようです。

  

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海外では、どのような職種の求人があるのか

ここでは、海外でどのような職種の求人があるのかを解説します。海外転職を目指す方は押さえておきましょう。

  

日本企業の海外駐在員の場合

海外駐在員の場合は、企業が赴任手当などの生活コストも負担することになるため、あらかじめキャリアを積んでいる、専門スキルを持った人材を求める求人が多くなっているようです。そのため、国内である程度スキルを培っている場合、駐在員となれる可能性があるでしょう。

また、スキルがあれば語学がそれほど必要とされないパターンもあるようですが、現地で業務を進めるためには、語学が必要になるケースが多いこととも覚えておきましょう。

主に以下の職種の求人が多く見られます。

  

  • 現地のローカル企業を取引先とした営業職(メーカー・専門商社・金融・コンサルティング会社・貿易会社など)
  • Webデザイナーなどのエンジニア職
  • 工場管理・品質管理職(自動車やメーカーなど)
  • 日系の海外現地法人などでスタッフを管理する人事職

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日本企業や海外企業の現地採用の場合

現地採用の場合では、現地で生活する、または現地を訪れる日本人を対象に日本語力不足を補うような仕事が多くなっています。その際、語学力は不問という求人もありますが、多言語を操れる人のほうが高収入となる場合が多いようです。

具体的に求められる職種は、以下のとおりです。

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  • 日本料理店などの料理人や日本人向けの接客業やサービス業
  • ホテルマンや美容師など日本人を相手にすることが多い接客業
  • ツアーコンダクターなど、日本人が旅行するためのツアーガイド
  • 駐在員など日本人スタッフの補助などを行う事務職
  • 日本語教師など教育に携わる職種
  • ベビーシッターや保育士など育児に関わる職種
  • 日本語対応顧客向けカスタマーサポートセンター
  • 日系企業に向けた営業職やマーケティング職
  • Webデザイナーなどのエンジニア職
  • 製造業などでの品質管理や生産職

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また、もちろん上記のような言語スキルをベースとした職種以外にも、十分な語学力と業界職種におけるスキルをもとに、現地外資系企業にて現地従業員と肩を並べ活躍するかたちもあるようです。

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海外転職で気になるポイント

ここでは、海外転職を目指す方にとって気になるポイントを語学力・給与面・国の選び方といった3つに絞って解説します。

  

必要な語学力はどれくらい?

必要な語学力は、国・地域・仕事内容・ポジションや職種によって異なります。

英語を例にとってみると、シチュエーションごとに以下のレベルの英語力が求められる場合が多いようです。

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  • 現地の人と商談レベル……TOEIC800点以上

自分の意見を主張しなくてはいけない機会があるため、レベルの高いビジネス英語が求められるでしょう。

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  • 日系企業でスタッフをとりまとめる……TOEIC600点以上

社内のスタッフとスムーズに連携がとれるレベルの英語力が求められるでしょう。

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  • エンジニアなどの専門職……TOEIC400点以上

エンジニア職では、簡単な日常会話ができるレベルであれば、問題なく仕事を遂行できる傾向にあるようです。

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  • 日本人観光客を相手にするようなコンダクター職……話せなくてもよい場合がある

日本人のみを相手にする場合は、話せなくても問題のないケースもあります。

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ただし上記はあくまでも目安です。スコアそのものよりも、実際にコミュニケーションをとれるかどうかが重要となる傾向にあります。また、必要とされる語学力がない場合は、それをカバーできる専門スキルや知識があることも重要となるでしょう。

  

海外転職で給与は上がる?

給与が上がるかどうかは、国や業種・職種など多くの要因によって異なってくるでしょう。

また、給料の額面だけでなく、物価にも注目する必要があるのではないでしょうか。物価が低い国や地域では、月収が低くても十分生活していけるでしょうが、物価が高い国や地域では、収入が高くても必ずしも豊かな暮らしができるという保証はないでしょう。

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そして、日本に帰ってきたときの給与も、就職したパターンによって異なります。

現地採用の場合は、キャリアをもとに就職活動をすることになるため、高収入の職につける場合もあります。海外駐在員の場合は、日本と同じ水準の給与を継続することが多いようです。

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国はどのように選ぶ?

働く国は、自分が何をしたいのかによって選ぶほか、社会情勢や景気など、さまざまな点を考慮して選ぶとよいでしょう。働きたい国は外国人の受け入れに対して寛容か、政治や経済は安定しているか、自分がやりたい産業は発展しているのかなど、さまざまな条件で見極める必要があるのではないでしょうか。

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また、海外なら必ずしも日本より労働時間が短いというわけではありません。日本ほど仕事の流れが定型化されていないことも多く、初めのうちは戸惑う部分があるでしょう。​

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海外への転職活動の流れ

ここからは、海外への転職活動の基本的な流れを説明します。

  

基本的な流れ

転職活動

転職先を自分の希望に合わせて絞り込み、就業条件をよく確認しましょう。転職活動そのもののフローは日本とさほど変わりませんが、海外では内定までの期間が早い傾向にあるようです。

  

まずは、自分が何をしたいのか、どどのような国に希望の求人があるのかを知ることが必要となるでしょう。また、国内での転職とは異なるため、希望の国を一度訪れてみるのも良いかもしれません。

  

内定後

内定は書面よりも、電話やメールで伝えられる場合が多いようです。海外で働く場合には就労ビザが必要となりますが、ビザの申請は、雇用主が決まってから行います。現地の雇用主から証明をもらいましょう。また、移民法など、労働関連の法律を確認する必要があります。

  

渡航準備

感染症対策に、ワクチンを打つ必要がある国や地域もあります。その点も含めて、入念な下調べが必要です。現在持っている携帯電話、住民票の対策などもしておきましょう。

  

様々な業界や業種のグローバル企業に精通しているエンワールドが、その強みを活かし、あなたに最適な転職先をご提案いたします。まずはお気軽にご相談ください。

  

まとめ

海外転職を考えている方は、事前に入念な準備が必要だとお伝えしました。必要な語学力のレベルや給与が上がるかなどの気になる情報は、企業や職種によっても異なります。そういった準備や情報収集を、どのように始めていいのか戸惑っている方、また海外転職の第一歩として外資系企業やグローバル企業へ転職を考えている方は、転職エージェントの利用がおすすめです。

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