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【人事用語FAQ】チームビルディングとは

Posted by en world Japan

約2ヶ月前

チームの問題を解決したり、仕事で成果を上げる時に重要になるのが「チームビルディング」です。 ​

この記事では、チームビルディングとは何か、その目的、メリット・デメリット、具体的な方法などについてFAQ形式で解説します。

|Q. チームビルディングとは?​

「チームビルディング(Team Building)」とは、 チームの目的や目標の達成に向かって、各メンバーが主体的にスキルや経験を最大的に活かしながら効果的に機能できるようにする取り組みのことです。​

|Q. チームビルディングの目的は?​

チームビルディングの最終目的は、目標を達成できるチームに成長させることです。その大目標を達成するために、具体的に次のような目的を設定します。

新入社員・若手社員の育成​

新入社員や若手社員が、互いを知り自由な意見交換や気軽に相談ができ、また、上司や先輩との関係を強化することもできます。 ​

チームで同じ目標を共有することで、新入社員や若手社員も自分の役割ややりがいを認識することができ自発的な行動が期待できます。

中堅社員のリーダーシップの育成​

中堅社員の指導力を強化し、リーダーとして現場をまとめる体制を作ることができるため、会社の理念やビジョンを中堅社員を通してメンバーに浸透させることにも有効です。

マインドセットの形成​

チームの一体感を生み出し「このチームで同じ目標を達成したい」「その目標に対してどう課題を解決していくのか」など、目標達成を実現するためのメンバーのマインドセットを形成する事ができます。

チームメンバーの関係強化​

メンバーの関係が強化すると、柔軟で気さくなコミュニケーションがとれるようになり、革新的なアイディアが生まれやすくなります。 ​

|Q. チームビルディングで得られるメリット・デメリットとは? ​

ここでは、主なメリットやデメリットについて解説します。​

メリット​

チームビルディングでは、次のようなメリットが得られる可能性があります。

・パフォーマンスが向上する​

メンバーの士気が上がり、適切な人材配置により効率的な分業が可能となり業務処理スピードが上がるなどパフォーマンスの向上が期待できます。​

・アイディアが生まれやすくなる​

チームの結束力が高まるとメンバー同士の交流が盛んになり、心理的安全性が保たれることで、気兼ねなく自分の意見を発言する事ができ効果的なアイディアも生まれやすくなります。​

・会社への定着率を高められる​

チームに信頼関係が生まれ困ったことがあっても相談しやすくなります。コミュニケーションにおけるストレスが減ることで離職率の低下も期待できるでしょう。​

デメリット​

チームビルディングで使用するツールや行うワークが合わないと感じる人に対して強制してしまう可能性があり、例えばSNSなどを用いた場合に返信が滞るメンバーがいると関係が悪化してしまう可能性があります。 ​

また、ゲーム性のあるワークなどは目的を明確にしないと、ただ楽しくて終わってしまう懸念もあります。​

|Q. チームビルディングの具体的な方法は?​

チームビルディングを行うにあたってチームの状況を5段階に表すタッグマンモデルがあります。ここでは各段階について説明します。​

形成期​

メンバーが互いのことをよく知らない時期は、メンバー間の交流時間を設けることが大切です。​

混乱期​

メンバー間で意見の相違や対立の機会が増える時期は、ディスカッションなどを行い、互いの考えを聞き価値観の違いを認め合えるようにすることが重要です。

統一期​

価値観の違いを認め合えチームにまとまりができていく時期で、個々の役割を知り団結力を発揮できる機会を設けることが効果的です。 ​

機能期

メンバーがチームの目標達成に対し、自分の職務を全うしながら他メンバーのフォローも行うようになる段階です。リーダーがチームをまとめたりメンバーをサポートしたりすることも必要です。 ​

|Q. チームビルディング研修の種類は? ​

最後に、チームビルディング研修を4つの形式に分けて説明します。 ​

ゲーム形式​

役職や立場に関係なくチームでゲームを楽しむ中で、互いを知って仲良くなりチームワークを芽生えさせることができます。 ​

人狼ゲームやサバイバルゲームなどの一般的なゲームの他、マネジメントゲームなどのビジネスのシミュレーションが行えるゲームもあります。 ​

アクティブ形式

体を動かしながら行うアクティビティや、体を動かすゲームを用いる研修です。 ​

チームで同じゴールを試行錯誤しながら目指すことで、コミュニケーションがたくさん発生しチームワークを体現できます。 ​

合宿形式

普段の仕事場とは異なる宿泊地で行う研修で、私的な話や普段見せない一面を垣間見ることができ、一気に関係性を強くすることができます。互いのことを良く知らない者同士が集まる組織には特に有効です。 ​

知識・ノウハウ形式 ​

座学でチームビルディングで大切な考え方やコミュニケーションスキルについて体系的に学べる研修です。研修で得た知識をどのようにチームビルディングに活かすか、研修後の取り組みについて確認することが大切です。

今回はチームビルディングについて解説しました。エンワールドは、企業のグローバル人材に関する採用課題をあらゆる方面からサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。