女性がリーダーとして活躍するには?|日本の女性登用の動きとともに解説

お役立ちコラム 役職別 管理職・リーダー
2021.02.23
女性がリーダーとして活躍するには?|日本の女性登用の動きとともに解説

日本企業で女性がリーダーとして活躍するには、いまだに障壁が高い傾向にあります。そのため、外資系企業で英語を活かしながら活躍してみたいと考え、求人を探したり転職エージェントの利用を検討しているリーダー職志望の女性もいるのではないでしょうか。



この記事ではリーダーとして活躍したい女性に向けて、リーダーの役割や日本企業で女性のリーダーが現状少ない理由などをご紹介します。

リーダー職とは?

リーダー職とは、チームのビジョンや方向性を定め、目標に向かって組織を統率する立場の職位のことです。管理職と呼ばれるマネージャーとは役割が異なります。リーダーとして活躍したいと考える方は、マネージャーとの違いやリーダーの役割について把握しておきましょう。

リーダーとマネジメントの違い

リーダーとマネジメントは似た印象を与える言葉ですが、定義が異なります。リーダーとは、目標を掲げてプロジェクトやメンバーを導いていく役割を担っています。

対するマネジメントとは、成果を上げるための手法を考え、組織のリソースやリスクを管理する役割を指します。

リーダーの役割とは

ここでは、リーダーに求められる4つの役割を順番に解説します。

☑チームのビジョンや方向性を示し、目標を設定する

最初の役割は、「チームのビジョンや方向性を定める」ことです。メンバーの納得と共感が得られ、チームのエネルギーが高まるようなビジョンや組織全体の目指すべきところを明確に示すことで、全員を導いていく力が求められるでしょう。

その上で、何もない白紙の状態から「何を、いつまでに、どうやって達成するのか」を示し、部下へ具体的な仕事内容を提示します。リーダーには、ビジョンを語るための理想主義と、実現可能な目標を設定する現実主義の両方が求められるといってよいでしょう。

☑目標を達成するために、組織を整備する

次に挙げる役割は「組織を整備する」ことです。目標設定ができても、仕事の進め方をしっかり定めないと、部下が思うように業務を進められない可能性があります。

目標を達成するために、人材配置を行ったり、組織の意思決定基準や円滑な運営のためのシステムを作ったりする必要もでてくるでしょう。このように、リーダーとして組織を整備し、メンバーが働く環境を整えることも重要な役割のひとつといえます。

☑メンバーの模範になって、チームを導く

3つ目の役割は「メンバーの模範になる」ことです。リーダー自身が率先して動かなければ、部下が不満や不信感を持ったり、思うように動いてくれなくなったりする可能性が高くなります。

リーダーが自ら模範を示すことで、部下から信頼を得た上で組織として結果を出す必要があります。情熱的にビジョンを語るだけで、自分は何も動かないようなリーダーにはならないように気をつけましょう。

☑計画の進行具合によって、柔軟に過程や手段の見直しを図る

最後に挙げる役割は「計画の目標達成度合いによって軌道修正を行う」ことです。最終目標を成し遂げるために計画通りに遂行することは大切ですが、必ずしもその通りに進むとは限りません。

一定の期間を設定し、計画が順調に進んでいるか、進んでいない場合はどの業務が滞っているのかを把握し、内部要因や外部要因など全体を見ながら柔軟に軌道修正する必要があります。

個々のメンバーに関わる課題などは、メンバーのモチベーションにも影響があるため慎重な判断が必要です。

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日本における女性のリーダー登用の動きとは?

リーダーや管理職というと、日本企業の場合、男性をイメージすることが多いですが、働く女性の中には、リーダーなど管理職を目指している方もいることでしょう。

では、日本における女性のリーダー(指導的地位)への登用は、どのようになっているのでしょうか。

内閣府は男女共同参画局を通じて「2020年度までに、指導的地位に女性が占める割合を少なくとも30%にする」という目標を掲げていましたが、エンワールドが外資系企業、および日系グローバル企業254社を対象に実施した調査によると、目標を達成した企業は約2割にとどまっています。

また、さらに詳細をみていくと、目標を達成した日本企業が13%だったのに対し、外資系企業は22%となっており、日本の女性管理職比率が低いことを問題だと捉えている日本企業が45%と半数以下だったのに対し、外資系企業は68%となっているなど、両者の意識の差が窺えます。

エンワールドが実施した「女性管理職登用についての意識調査」の詳細については以下よりご確認いただけます。

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【調査概要】

調査方法:インターネット調査

調査地域:全国

有効回答数:254社

調査実施期間:2021年3月3日~3月8日

回答者所属企業:外資系企業  70%、日系企業 30%

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▶︎女性管理職登用についての意識調査

ここでは、その背景を紐解いていきます。

日本企業で女性のリーダーが少ない理由とは?

ここでは、日本企業で女性のリーダーが少ない理由をご紹介します。

☑リーダーを希望しない女性が多い

ひとつには「リーダーになりたいと思わない女性が多い」ことです。労働政策研究・研修機構が行った「昇進希望に関する調査」では、一般女性従業員は次のように回答しています。

・役付きでなくてよい:68.9%

・係長・主任まで:19.7%

この数値から、半数以上の一般女性従業員は昇進を望んでいないことがわかります。また、昇進を望まない背景には次の理由を挙げています。

・仕事と家庭の両立が困難になる:40.0%

・責任が重くなる:30.4%

・自分には能力がない:26.0%

☑前例の少なさ

また、「前例の少なさ」も理由として挙げられるでしょう。日本企業の場合、育児や出産のために離職する女性が多い傾向にあります。社会人にとって20〜30代はキャリア形成期となりますが、育児や出産がその時期と重なるため、女性がリーダーになる機会が失われている可能性があります。

外資系企業で女性のリーダーが多い理由とは?


ここでは、外資系企業で女性のリーダーが多い理由について解説します。

☑ダイバーシティ

外資系企業では、性別や国籍、年齢、障害の有無など関係なく多様な人材をチームに採用し、活性化や競争を促して企業成長を狙う戦略を意味する「ダイバーシティ」を積極的に取り入れる傾向にあります。

外資系企業では、性別や年齢を問わず能力によって平等な評価がなされるため、日本企業と比較して女性のリーダーが生まれる機会が多いといえるでしょう。

☑女性が活躍する前例が多くある

外資系企業では、ジェンダー、ダイバシティの面で社会や多くの企業で取り組みが行われています。そのため、ジェンダーやダイバシティを取り入れている企業を本社にもつ外資系企業であれば、女性社員や女性リーダーを積極的に採用しているため、既に多くの前例が生まれていることも女性リーダーが多い理由のひとつのようです。

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まとめ

日本企業では依然として女性がリーダーとして活躍する場が少ない傾向にあるのが現状です。反対に、外資系企業は年齢や性別を問わない能力・成果主義を採用している企業が多いため、女性もリーダーとしていち早く活躍できる機会が増えるといえるでしょう。

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