英語の職歴(レジュメ・職務経歴書)の書き方は?記載内容やポイントを紹介

外資系転職アドバイス 履歴書・職務経歴書・レジュメ作成
2021.02.19
英語の職歴(レジュメ・職務経歴書)の書き方は?記載内容やポイントを紹介

外資系企業、日系企業問わずグローバルに事業を展開する企業では、英語の職務経歴書(英文レジュメ)の提出を必須としている企業を採用しているところが多いです。そのため、魅力的な求人を見つけても、英文レジュメいるのではないでしょうか。



この記事では、転職エージェントなどでもアドバイスされる、正しい英文レジュメの書き方やポイントを解説しています。効果的な自己アピールにつなげたい人は、ぜひ参考にしてください。

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英語の職務経歴書(レジュメ)と日本の職務経歴書との違いとは?


​英文レジュメは日本の職務経歴書と書き方のルールが異なります。その違いを見てみましょう。

特定のフォーマットは決まっていない


​英文レジュメは、日本の職務履歴書と異なり特定のフォーマットが存在していません。自由な形式で書いてよいため、自分がアピールしたいポイントをしぼって書くことも可能です。とはいえ、いくつかよく使われるフォーマットはありますので、慣れないうちはそれに合わせて書くとよいでしょう。

​​​主な英文レジュメのフォーマットには、職歴や学歴を時系列にまとめたクロノロジカル・レジュメ、業績や経歴、スキルや資格をまとめたファンクショナル・レジュメ、自分の業績やスキルの次に職歴と学歴をまとめたコンビネーション・レジュメ、の3つがあります。

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この中で、​​一般的によく使われているのはクロノロジカル・レジュメです。もしも、アピールしたいスキルや資格があれば、クロノロジカル・レジュメのフォーマットを使用しつつ、経歴や学歴の後に保有するスキルを記載することも可能です。

時系列の書き方が逆になる


​​グローバル企業では直近の業績やスキルが重視されるため、英文レジュメでは学歴や職歴、資格を取得した時期などは新しいものから順に書いていきましょう。

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主語を省略し、簡潔な箇条書きにする


​​英文レジュメでは、簡潔で端的にまとめられているかどうかが重視される傾向にあります。冗長となることを避けるために、主語の「I」を省略したり、箇条書きにするなど、パッと見ただけで要点が伝わるように心がけましょう。

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これはグローバル企業に限ったことではありませんが、採用担当者は多くのレジュメに目を通すため、ただ長いだけのものは敬遠されがちです。できるだけ1枚にまとめるように努め、多くても2枚程度に留めましょう。

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おさえておきたい項目とは?


​前述のとおり、英文レジュメのフォーマットは自由です。ですが、おさえておきたい項目というものはあります。ここでは、それらの項目について具体的に見ていきましょう。

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氏名・連絡先(PERSONAL INFORMATION)


​住所を書く順序は番地、区、市、県、郵便番号となり、日本の住所の書き方とは、順序が逆になります。また、電話番号やメールアドレスなどは、日中連絡のつく連絡先を書きましょう。

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希望職務(OBJECTIVE)


​希望するポジションや職種と、その希望理由を記載します。志望動機は端的に、要点を絞って書くようにしましょう。また、希望職種で自分がどのように貢献できるかを記載するとよいでしょう。

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要約(SUMMARY)


​経歴やスキルを要約して記載します。繰り返しになりますが、長い文章ではなく、箇条書きにしてシンプルに書くのが基本です。経歴やスキルが多い場合はすべてを記載するのではなく、求人案件に関わる内容についてまとめましょう。

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職歴(WORK EXPERIENCE)


​直近のものから順に、社名、所在地、勤務期間、職務内容や実績を記載します。同じ会社で複数のキャリアがある場合は、キャリアごとにまとめるとよいでしょう。キャリアが多岐に渡る場合は、求人案件に関係する職種や仕事内容についてのみ書くようにしましょう。

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職歴のなかでも、受賞歴や大きく会社に貢献したなど特にアピールしたい実績がある場合は、「Achievements(実績)」としてまとめて記載すると分かりやすいでしょう。

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学歴(EDUCATION)


​最終学歴の学位、大学名、所在地、学位の取得年を、職歴と同様に直近のものから記載します。最終学歴が大学、専門学校、短期大学以上の場合は高校までの学歴の記載は不要です。また、在学中の受賞歴や留学経験などがある場合は、簡潔に記載してもよいでしょう。

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資格・スキル(QUALIFICATIONS/SPECIAL SKILLS)


​応募職種に関連する資格のほか、語学やIT関連の資格やスキルを箇条書きで記載します。資格やスキルは取得日も記載しておきましょう。また、資格・スキル欄に運転免許は記載しなくてよいです。

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コンピュータースキル(COMPUTER SKILLS)


​ソフトウェア試験の合格実績などを記載します。ただし、資格や試験の名前を羅列するのではなく、使用できるプログラミング言語など、自分のコンピュータースキルのレベルが具体的にわかるように記載しましょう。

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その他(ADDITIONAL INFORMATION)


​ボランティアや地域活動実績、メディアでの掲載歴などは、海外では転職でもプラス評価となる傾向にあります。これらの実績があれば箇条書きで記載するとよいでしょう。

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書かなくてもよい項目は?


​端的で簡潔な英文レジュメを作成するために、書かなくてもよい項目についても把握しておきましょう。ここでは、それらの項目について紹介します。

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プライベートに直結する情報


​生年月日や年齢、性別、配偶者や子供の有無、家族構成、通勤時間などの個人情報や、顔写真の添付など、プライベートに直結する情報は英文レジュメには記載しなくて構いません。また宗教や国籍など、公正な採用選考の基準とならないものも記載する必要はありません。

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退職理由


​英文レジュメは応募に関わる内容を簡潔に記載するものですから、退職理由は記載しなくても構いません。ただし、面接で聞かれた場合には答えられるように、退職理由をどう説明するかは考えておきましょう。

​​​

希望する年収・過去の年収


​先方から特に指定がない場合には、希望する年収や過去の年収については記載しなくてよいでしょう。ただし退職理由と同様に、面接で聞かれる可能性はあるので、答えられるように準備をしておくとよいでしょう。

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志望動機


​志望動機は英文レジュメではなく、カバーレターと呼ばれる添え状に記載します。よって、英文レジュメに記載する必要はありません。

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こんなときは、どのように書くべき?

職歴が多い場合


​職歴が多い場合は、応募する職種に関係のないものを省いて構いません。、また、クロノジカル・レジュメのフォーマットを使う場合、経歴、実績や学歴の後に資格やスキルを記載することで効果的なアピールにつなげましょう。

​​

在職中に転職活動をする場合


​在職中に転職活動する場合は、直近の職歴は「現在働いている企業や仕事」になるため、時制は現在形で記載します。それ以前の職歴は過去形となるため、作成時に時制に気をつけましょう。

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英文レジュメを書くときによく使用する語句


​日本の職務経歴書と同じく、英文レジュメでも、よく使用される語句というものがあります。学歴、資格、部署の項目ごとによく使用する語句をおさえておきましょう。

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学歴

​例:IZUMI UNIVERSITY Master of English Literature (2008)

学部・学科名 英語
文学
経営学
経済学
商学
社会学
教育学
法学
国際学
工学
理学
建築学
情報工学
Arts (Literature)
Business Administration
Economics
Commerce
Sociology
Education
Laws
International Studies
Engineering
Science
Architecture
Information Science

資格


​例:TOEIC 750 (May 2021)

​Secretarial Skill Proficiency Test(July 2021)

​Passed EIKEN Grade 1 (November 2020)​​

​​

資格名 英語
日商簿記検定 1~3級
ファイナンシャル・プランナー(AFP / CFP)
基本情報技術者
第一種情報処理技術者/ 第二種情報処理技術者
一級建築士 / 二級建築士
1級電気工事施工管理技士/ 2級電気工事施工管理技士
第一種電気工事士 / 第二種電気工事士
宅地建物取引主任者
社会福祉士
衛生管理者
普通自動車免許(第一種 / 第二種)
秘書技能検定
Bookkeeping Certificate-Nissho 1st grade / 2nd grade / 3rd grade
Certified Financial Planner(AFP / CFP)
Fundamental Information Technology Engineer
Class I Information Technology Engineer/ Class II Information Technology Engineer
Qualified Architect
First-Class (2nd-Class) Electric Works Execution Manager / 1st (2nd) class Qualified Certified Electrician
Real Estate Transaction Specialist
Certified Social Worker
Health Supervisor
Driver’s License (1st grade/2nd grade)
Secretarial Skill Proficiency Test

 

部署


​HR Business Partner

​HR Department,Human Resource Division,

​例:(April 2014 – July 2020)

部署名 英語
総務部
人事部
法務部
経理部
財務部
マーケティング部
宣伝部
広報部
販売促進部
調査部
営業部
営業推進部
調達課
購買(仕入)部
流通部門
開発部
技術部
研究室
製造部
資材部
輸出部
企画部(室)
企画開発部
秘書室
社長室
General Affairs Department / Administration Department
Human Resources Division / Personnel Affairs Department
Legal Department / Office of Legal Affairs
Accounting Department / Accounting Division
Finance Department / Financial Affairs Division
Marketing Department
Publicity Department
Public Relations Department
Promotion Division
Research Department / Information & Research Division
Business Department / Sales Department
Business Promotion Department
Procurement Section (Division)
Purchasing Department
Logistics Department
Development Department
Engineering Department
Research Department (Laboratory)
Manufacturing Division / Production Department
Material Department / Supplies Division
Export Department
Planning Department (Business Strategy Room)
Project Planning & Development Department
Secretarial Office (Secretariat)
Office of the President

​​

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自己アピールに使用したい!Action Verbとは?


​英文レジュメは主語を省略し、動詞から記述します。よって、職歴やスキルを効果的にアピールするには、レジュメを見る採用担当者に魅力的に映る動詞「Action Verb」を活用することが効果的とされています。

​​

Action Verb 意味
Approve
Coordinate
Develop
Expand
Forecast
Improve
Negotiate
Participate
Prepare
Propose
Resolve
Assign
Complete
Create
Direct
Expedite
Generate
Increase
Obtain
Perform
Present
Provide
Revise
Attain
Conduct
Demonstrate
Enhance
Facilitate
Head
Initiate
Maximize
Operate
Persuade
Process
Reorganize
Screen
Build
Contribute
Design
Ensure
Formulate
Identify
Instruct
Minimize
Organize
Pioneer
Produce
Research
Select
承認する
調整する
開発する
拡大する
予測する
改善する
交渉する
参加する
準備する
提案する
解決する
任命する
完成する
創造する
指揮する
促進する
生み出す
増やす
手に入れる
実行する
提示する
与える
改訂する
達成する
実行する
示す
拡張する
促進する
先導する
主導する
最大化する
運用する
説得する
プロセス化する
再編成する
選別する
構築する
貢献する
デザインする
確実にする
形にする
確認する
教える
最小化する
組織化する
開拓する
生み出す
研究する
選択する

レジュメや面接などの転職プロセスに不安があればぜひエンワールドにご相談ください。転職者一人ひとりに合わせ、きめ細かくサポートいたします。無料面談で何でもお聞かせください。

​​

英文レジュメを書く際のポイントは?

ここでは、英文レジュメを作成するうえで知っておきたい、5つのポイントについて解説します。

​​

読み手を意識する


​英文レジュメは、ある程度のフォーマットは存在するものの、自身で編集する自由度が高いため、採用担当者が読みやすい構成になっているか意識した方がよいでしょう。適度な余白を作る、強調したいところにはアンダーラインを入れるなど、読み手を配慮しながら作成しましょう。

​すべての記載が完了したあと、インデントのズレがないか、余分なスペースが入っていないかなども忘れずにチェックするようしましょう。

​​​

読みやすいフォントや文字サイズにする

英文レジュメは、ある程度自由に構成を組み立てることが可能ですが、使用されるフォントや文字サイズは決まっています。一般的にはフォントはTimes New Roman、Helvetica、Arialのいずれか、文字サイズは10~12ポイントです。なお、見出しは2ポイント大きくすると読みやすいでしょう。

​​

英文レジュメと日本語の職務経歴書、両方必要な場合がある


​​複数の採用担当者がいるなど、応募先企業や職種によっては、英文レジュメだけでなく日本語の職務経歴書も必要となる場合があります。たとえば、日系企業でも英語スキルを試すために、英文レジュメを採用選考書類のひとつとしている場合もあります。

​​

誤字・脱字に気を付ける


​これは英文レジュメに限ったことではありませんが、誤字や脱字がないか充分確認するようにしましょう。第三者にもチェックしてもらったり、パソコンのスペルチェック機能を使ったりして入念に見直しをするとよいでしょう。

​​

特に、ネイティブスピーカーの担当者が目を通す場合は、英数字の全角使用やスペルミス、文法の誤りなども判断材料となる可能性があるのでより注意しましょう。

​​

書き終えたら、最終チェックをしよう


​英文レジュメを普段から書き慣れている、という人はあまりいないのではないでしょうか。よって、書き終えたら必ず入念なチェックをおこないましょう。チェック項目は「シンプルな箇条書きになっているか」「英数字は半角なっているか」「文法やスペルに誤りはないか」などです。

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レジュメや面接などの転職プロセスに不安があればぜひエンワールドにご相談ください。転職者一人ひとりに合わせ、きめ細かくサポートいたします。無料面談で何でもお聞かせください。

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まとめ


​英文レジュメは日本の職務経歴書と異なり、ある程度自由に構成を組み立てられるため、応募したい職種に対してアピールしたい部分を強調することが可能です。上記のポイントを抑え、採用担当者の目に留まるような英文レジュメを作成しましょう。

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