LinkedInという名を聞いたことはありますか?海外のビジネスパーソンの間では必須とされているビジネス用のSNSで、外資系企業への転職成功には欠かせないといわれていますが、日本では残念ながら海外ほどには浸透していません。
ここでは、LinkedInとはどういうものか、またどう活用すれば転職成功につなげられるのか、LinkedInがもたらすメリットについて解説します。
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■LinkedInとは
LinkedInは、アメリカ・シリコンバレーの企業である「LinkedIn」が提供するビジネス特化型のSNS(Social Networking Service)です。「リンクトイン」と読みます。
LinkedInの創業者であるリード・ホフマンは、1998年にアメリカで企業したPaypal出身であったこともよく知られています。世に名高いPaypalマフィア、と呼ばれる天才起業家のうちのひとりです。Paypalマフィアと呼ばれる起業家の中には、Teslaのイーロン・マスクやYouTubeのチャド・ハーリーなども含まれます。
LinkedInは2003年にサービスを開始しており、歴史のあるSNSです。日本にも浸透しているTwitterが2006年、Instagramが2010年の開始であることを考えると、SNSの先駆け的な存在であるといえるでしょう。
2020年7月時点で利用者数は7億人を超えており、さらに拡大傾向にあることも明らかになっています。
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■海外では転職を成功させるためにLinkedInは欠かせないツール
7億人以上が活用しているLinkedInは、海外においてはビジネスパーソン必須のツールともいわれる存在です。転職活動に活用されるのはもちろんのこと、人脈作りや営業ツールとして使用する方も多くいます。
LinkedInを使用することが当たり前の海外のビジネスシーンでは、LinkedInを使用しないことがデメリットとなるケースも多く存在するといわれています。デメリットとまではいかなくても、LinkedInを使用しないことによって多くの機会が喪失していることは確実でしょう。
LinkedIn、と聞いてピンとくる方は日本ではそれほど多くないかもしれません。歴史あるSNSであるLinkedInの利用者は海外においてはTwitterやInstagramよりも圧倒的に利用者数が多いのに対し、日本国内の登録者数はTwitterやInstagram、LINEなどに遠く及ばないものとなっています。
│なぜ日本では海外ほどLinkedInが普及しなかったか
海外のビジネスパーソンにとって常識ともいえる存在であるLinkedInが、あまり日本で浸透しなかったのはなぜでしょうか。
☑日本語に対応していなかった
LinkedInは今でこそ日本語で利用できますが、かつては日本語には対応していませんでした。それが利用のハードルを上げてしまったひとつの原因でしょう。
☑日本独自の文化、国民性
また日本には「ハンコ文化」「名刺文化」があることからもわかるように、インターネットが一般化した現在においても「実際に手に取ることのできるもの」や「実際に会うこと」を重視する傾向が残っています。FAXがビジネスシーンで利用されている先進国はほぼ日本だけ、ということからもこの傾向はうかがえるでしょう。
☑サービス初期における中高年層のインターネットアレルギー
新しいものへの抵抗がなく、むしろ海外発の新しいものに興味を示す若年層を中心にTwitterやInstagramは普及していきました。その点、40代以上の企業の中枢となるビジネスパーソンは若年層と比較すると新しいものに懐疑的であり、慎重で保守的な傾向があるためLinkedInに限らずSNSに興味を示さなかった可能性もあります。
またLinkedInがサービスを開始した当初は今ほどインターネットが各家庭には普及していなかったため、年齢層が上のビジネスパーソンはインターネットを活用することそのものにアレルギー反応を起こしていたのかもしれません。
☑カジュアルなSNSでビジネス上のつながりをもつことに慣れていない
ビジネス特化型とはいえ、日本ではSNSをビジネスに利用するということ自体に慣れていないため、日本国内で利用が拡大しない、ということも関係しているでしょう。
海外ではLinkedInを利用してつながっておき、時間が経ってからでも気軽に連絡を取ることができますが、日本でそういったスタイルでビジネス上のつながりをもつことに多くの人が抵抗を感じなくなるにはもう少し時間がかかるのかもしれません。
しかし、日本国内においてもグローバル化が進み、日本国内で働く海外籍の方も多くなってきました。今後さらなるグローバル化が進むと、日本においてのLinkedInも海外と同じくより一般的なものになっていくのではないかと思われます。
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■LinkedInでは何ができる?

ビジネスに特化したSNSであるLinkedInでは、どんなことができるのでしょうか。
│経歴・スキルを公開
LinkedInにプロフィールを登録しておけば、オンライン上に自分の履歴書や職務経歴書を公開していることになります。世界中のLinkedIn利用者に自分の経歴やスキルを見てもらえるため、ヘッドハンティングなどのオファーが来るチャンスが広がります。
│ネットワークを構築できる
日本語だけでなく英語のプロフィールも掲載しておくと、世界中の多くの人とつながることが可能になります。
同じ専門分野の人とつながって意見や情報を交換したり、自分のビジネスに関係する人や興味ある人材とつながってアドバイスを求めたりすることもできるため、ビジネスに役立つネットワークを構築できるのがLinkedInならではの大きな魅力といえるでしょう。
著名な起業家やCEO、各種プロフェッショナルにメッセージを送ったりすることも可能です。
│採用情報の収集、応募
LinkedInでは世界中の企業が求人情報を掲載しています。特に海外企業ではLinkedIn上でしか求人情報を公開していないケースもあるため、通常の方法では見つけられない求人に出会えるメリットもあります。
また企業側も積極的にLinkedInを活用して採用活動を行っています。そのため企業側の欲しい人材像と自分のスキルがマッチした場合には直接スカウトやヘッドハンティングのオファーを受けることもあるのです。
│ビジネス全般の情報収集
LinkedInには企業や団体の情報も掲載されています。またプロモーションやプレスリリースなども発信されるので、自分のビジネスに関連する企業などをフォローしておくと、いち早く情報をつかんだり、市場の動向などを見極めたりする際に役立つでしょう。
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■外資系企業への転職にLinkedInを利用するメリットとは

│プライベートとビジネスを分けられる
LinkedInはビジネスに特化したSNSのため、プライベートとビジネスをしっかりと分けられるのはメリットのひとつといえるでしょう。
プライベートはFacebookやTwitter、ビジネスはLinkedInと使い分けることによって仕事関係の人々にプライベートを知られることなく、ビジネスに徹したやりとりができます。
なお、LinkedInではビジネスに関係ない画像、例を挙げるとプライベートな飲み会やレジャー、芸能ニュースなどに関する投稿があった場合には削除を要請されるケースもあるようです。
│日本においては他者との差別化が期待できる
先にも述べたとおり、日本においてLinkedInはあまり普及していません。LinkedInの世界中での利用者は7億人以上なのに対し、日本での利用者は200万人程度とかなり少ない数値になっています。
日本ではLinkedInの認知度は低く、名前も知らないという方も一定数います。ビジネスパーソンであってもLinkedInを知らない、また名前は知っていてもよくわからないから利用していない、という人は少なくないようです。
そういった環境の中でLinkedInを利用していると、周りとの差別化が図れます。LinkedInを利用することによって「海外のビジネス情報を積極的に収集しており、感度が高い」「グローバルに目が向いている」という評価につながる可能性もあります。
ビジネスに関する意識が高いことのアピールにもつながるでしょう。
ただしこれは日本国内の話であり、アメリカなどの海外ではビジネスにLinkedInを利用することは特別なことではないため、海外においてはLinkedInの利用そのもので周囲との差別化を図るのは難しいと考えてください。
│世界中の求人情報をチェックできる
LinkedInに限らずインターネットを使用したツールすべてにいえることですが、世界中とつながっていることは大きなメリットです。特にLinkedInはビジネス特化型なので、世界中の外資系企業の求人情報が掲載されています。
海外で活躍する機会を探している、グローバル企業や外資系企業へ転職したいと考えている方にとっては心強いツールといえるでしょう。
│LinkedInを使用することによってチャンスが大きく増える
LinkedInを利用すると、自分の経歴やスキルを目にした企業の人事担当者などから直接メッセージが届くこともあります。
求人情報を出していない企業でも公開されている経歴やスキルをみて、欲しいと思った人材にコンタクトを取るケースも多いため、LinkedInを利用することによって転職のチャンスは大きく増えることが期待できます。
│外資系企業の求人にそのまま応募できる
LinkedInでは求人情報を探す機能もあるので、興味のある求人を見つけたらLinkedIn上で直接応募することも可能です。手間がいらず、素早く応募できるのでせっかく見つけたチャンスを逃すことも減るのではないでしょうか。
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■LinkedInで外資系企業への転職を成功させるためのポイント

│プロフィールを充実させる
LinkedInでの転職を成功させるには、まずプロフィールを充実させましょう。できるだけ細かく、ビジネスにつながる可能性のあるスキルや経歴はもれなく盛り込みます。
LinkedInのプロフィールページには、以下のような項目があります。
・現在の勤務先
・役職名
・学歴
・学位
・キャリアサマリ(職歴)
・言語・スキル
・ボランティア経験
・受賞歴
・資格
・その他
自己PR動画や画像やプレゼンテーションなども追加できるので、余裕があればチャレンジしてみるといいでしょう。
│顔写真は必ず掲載する
プロフィールには、顔写真を必ず掲載しましょう。顔写真を掲載するのとしないのでは、掲載しているほうが何倍も閲覧数があるというデータがあります。
掲載する写真にも気を配っておくとなおいいかもしれません。LinkedInはビジネスに使用するものなのであまりにくだけすぎたものではなく、どなたにも好感を与えるような清潔感のある身だしなみで、笑顔のものがいいでしょう。堅苦しすぎるのもよくありません。
│日本語だけでなく、英語でもプロフィールを掲載する
外資系企業やグローバル企業への転職を希望しているのであれば、日本語だけでなく英語でのプロフィールも掲載すべきです。
現在のLinkedInは日本語での登録も可能ですが、日本語のプロフィールのみの掲載ではせっかくのLinkedInのメリットが得られません。世界中の外資系企業やグローバル企業が見ているのですから、英語でのプロフィールを掲載し、アピールしてください。
│コンタクト機能をフル活用し、ネットワークを広げる
前職での同僚や先輩、上司などをはじめ取引先、同窓生、同業他社の知り合いなど、コンタクト機能をフル活用してネットワークを積極的に広げていきましょう。
思わぬところから転職のきっかけがつかめるかもしれません。
│InMailも活用しよう
InMailは自分とつながりのない人物に直接連絡することができる機能です。有料アカウントの登録が必要になりますが、InMailも活用すれば転職のチャンスはさらに広がります。
実際に、InMailでメッセージを送ったことでまったくつながりのない有名企業の方と直接会って話ができたケースもあるため、積極的に活用すれば転職に活用できるのはもちろん、現在のビジネスにも役立つ可能性があります。
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■LinkedInを活用すると転職成功が近づくのはこんな人

LinkedInの利用はすべてのビジネスパーソン、特に外資系企業への転職を考えている方には利用価値のあるSNSですが、以下のような方には特におすすめです。
│自分の価値を客観的に知りたい人
LinkedInでプロフィールを公開することによって、どのくらいのオファーがあるのかを知ることで自分の市場価値が判断できます。
あなたのプロフィールはLinkedInに登録している企業にとってどの程度魅力的に映るのか、どの点が評価されているのかなどを客観的な視点から知ることができるので、今後のキャリアはどう積んでいけばいいのか、プロフィールのどの点を強化すればいいのかなどを分析しやすくなるのです。
常に客観的に現状の自分の価値を確認することは足りない部分を自覚して精進することにもつながり、今すぐにではなくても将来的な転職の成功に貢献するでしょう。
│レアな外資系求人を狙っている人
LinkedInを利用している企業の中には、LinkedInのみで採用活動を行っているケースもあります。また構築したネットワークによって知り合いなどから未公開のレア求人情報が寄せられるケースも多々あるようです。
一般的な求人としては見かけないようなレアな外資系求人を狙っている方には、LinkedInは必須ツールといえるのではないでしょうか。
│ほかの転職者と差をつけたい人
LinkedInを活用することによって、転職しようと思っている会社で働いている方の話を実際に聞いたり、より詳しい会社の情報や方針などを手に入れたりすることができます。
そういった情報を基にして転職しようと思っている企業が自分に合っているかどうかを判断したり、面接時にいい印象を与えるPRを考えたりすることが可能になるのです。
ほかの転職者より一歩リードして転職先の情報を集めることは優位に立つことにもつながり、外資系企業への転職成功も近づいてくるでしょう。
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■LinkedInと転職エージェントをうまく活用して外資系企業への転職を成功させよう

LinkedInは外資系への転職を成功に近づけるために有効なツールではありますが、日本では浸透していないため活用にしり込みしてしまう方もいるかもしれません。また英語のプロフィール登録などに不安を感じる方もいるでしょう。
そんな場合には外資系企業やグローバル企業に強い転職エージェントの力を借りてみてはいかがでしょうか。主要グローバル企業との関係に加え、海外を含む4か国に拠点を構えているエンワールドでは、転職プロセスまでしっかりとサポート。LinkedInの活用のノウハウも伝授いたします。
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