米国公認会計士(USCPA)は独学で取得可能!?独学のメリットや気を付けたいポイントについて徹底解説

お役立ちコラム 業界別 士業
2020.11.28
米国公認会計士(USCPA)は独学で取得可能!?独学のメリットや気を付けたいポイントについて徹底解説

世界的に知名度の高い資格のひとつに、米国公認会計士(USCPA)があります。転職市場でのニーズも高い人気資格といえますが、独学で取得できるのかどうかが気になる方もいるのではないでしょうか。

ここでは、米国公認会計士(USCPA)の資格取得は独学でも可能なのか、また独学で取得するメリットや気を付けたいポイントなどについて紹介します。

キャリアアップ転職が実現する!USCPAとしてグローバルに活躍したいあなたをサポートいたします

米国公認会計士(USCPA)の資格を活かしたキャリアアップ転職をお考えであれば、外資系企業や日系グローバル企業に強みのあるエンワールドにお任せください。業界・職種専門のコンサルタントが、中長期でのキャリアを視野に入れて具体的にアドバイスさせていただきます。まずは無料面談でご要望をお聞かせください。

米国公認会計士(USCPA)とは

米国公認会計士資格(USCPA)とは、アメリカの各州が認定する公認会計士資格です。1896年にニューヨーク州で初めて公認会計士制度が開設され、1917年には第一回の公認会計士試験が施行されるなど、100年以上の歴史があります。

アメリカの資格ではありますが多くの国で受験することができ、最も国際的な認知度が高いビジネス資格のひとつであるといえるでしょう。日本においても外資系企業・日系グローバル企業はもちろんのこと、近年では日本企業でも重宝される傾向にあります。

  

米国公認会計士(USCPA)は試験に合格すると米国公認会計士と名乗れるわけではなく、米国公認会計士(USCPA)として業務を行うには各州で登録申請を行い、営業許可を受ける必要があります。

州によって営業許可の条件は異なり、実務期間や追加の試験が設けられるケースもあります。またライセンスを付与されても、それを継続するために定期的に講習を受ける必要があります。

なぜなら、会計に関するルールは頻繁に変わるため、知識を常に最新の状態にアップデートさせておく必要があるからです。そのため、米国公認会計士(USCPA)は取得してからも努力することが求められる資格だといえるでしょう。

  

米国公認会計士(USCPA)を活かした転職はエンワールドへお任せください!非公開求人なども多数取り扱っておりますので、希望に合った転職先をご紹介いたします。まずは無料面談へご応募を!

  

米国公認会計士(USCPA)の試験概要

米国公認会計士(USCPA)の試験は、日本での受験も可能です。日本では米国公認会計士の人気が高い傾向にあり、アメリカ国籍以外では日本国籍の受験者が最も多いともいわれています。

米国に行かずとも受験できるため、挑戦しやすい国際資格のひとつではありますが、そのためには受験資格を満たしている必要があります。

ここでは、米国公認会計士(USCPA)の試験概要について説明します。

  

受験資格:学位要件と単位要件について

受験資格において、学位要件は一般的に4年制大学を修了し、学士を取得している必要があります。ただし、一部の州では一定の条件を満たせば在学中でも受験が可能なところもあります。

単位要件は、大学や大学院で「会計単位」や「ビジネス単位」を一定数以上取得していることが求められます。

日本の大学では、専攻にもよりますが「会計単位」の取得数が不足していることが多く、不足単位がある場合は専門スクールなどで取得するのが一般的です。

  

試験について

米国公認会計士(USCPA)試験は、すべて英語で行われます。試験はREG(税務・法律)、BEC(経営環境・経営概念)、FAR(財務)、AUD(監査)の4つの科目で構成されており、試験時間は各科目4時間、計16時間です。

出題形式は4科目とも4択問題とタスクベースのシミュレーション問題(TBS)で構成されており、BEC(経営環境・経営概念)のみ記述式の出題形式があります。

米国公認会計士(USCPA)試験は、試験期間中であればテストセンターの休業日以外は受験者が自由に受験日を決めることができるのが特徴です。また科目合格制度を採用しているため、一日ですべての科目の試験を受ける必要はなく、18か月以内に4科目すべてに合格できれば大丈夫です。

そのため1科目ごとに集中して取り組めるほか、ある科目で不合格であったとしても18か月以内であれば再チャレンジできる、というメリットもあります。

  

米国公認会計士(USCPA)を活かした転職はエンワールドへお任せください!非公開求人なども多数取り扱っておりますので、希望に合った転職先をご紹介いたします。まずは無料面談へご応募を!

  

米国公認会計士(USCPA)は独学で取得できるか

国際的な知名度も高く、幅広い業界での活躍が期待できる米国公認会計士(USCPA)を取得したいと考える社会人の方もいるようですが、働きながらとなるとスクールに通う時間の確保はなかなか難しいのではないでしょうか。

そのため、独学で米国公認会計士(USCPA)資格を取得しようと考える方も少なくないようです。

  

独学で取得できる可能性もある

さて、米国公認会計士(USCPA)は独学で取得できるかですが、結論からいえば独学での取得は不可能ではありません。実際に、働きながら独学で米国公認会計士(USCPA)資格を取得した方もいます。

米国公認会計士(USCPA)は、先にも述べたように1科目ごとの受験が可能な上、試験のスケジュールにも融通が利き、たとえ不合格であっても再チャレンジすることができます。さらに出題される問題の多くを選択式が占めているため、比較的独学でも学びやすい傾向にあるといえるかもしれません。

  

それでも難関資格であることに違いない

独学で取得できる可能性があるとはいえ、米国公認会計士(USCPA)は難関資格と考えてよいでしょう。

一般的に、米国公認会計士(USCPA)の資格を取得するためには1,000時間程度の勉強が必要であるといわれており、それだけの時間働きながら独学で勉強するにはかなりの努力や忍耐力が必要でしょう。

よって、誰もが簡単に独学でも取得できるというものではなく、強い意志と覚悟を持って取り組むことができなければ難しいといえるのではないでしょうか。

  

米国公認会計士(USCPA)を活かした転職はエンワールドへお任せください!非公開求人なども多数取り扱っておりますので、希望に合った転職先をご紹介いたします。まずは無料面談へご応募を!

  

米国公認会計士(USCPA)を独学で取得するメリット

費用を抑えられる

独学の最も大きなメリットのひとつは、費用を大幅に抑えられるということでしょう。なぜなら、専門スクールに通うと、スクールや講座にもよりますが数十万円は必要になるとされており、参考書などを自主的に購入するとさらにその分の費用も追加されるからです。

また、スクールの場所によっては、交通費が必要になるケースもあるでしょう。そうしたことを考えると、専門スクールに通うと多額の費用がかかることになり、家計への負担も重くなってしまうでしょう。

対して、独学の場合はテキストや参考書、問題集などを購入する費用は必要ですが、それ以外の出費はありません。そのため出費は数万円から、多くても10万円程度に抑えることが可能といえます。

よって、費用をできるだけ節約して米国公認会計士(USCPA)資格を取得したいのであれば、独学のメリットはかなり大きいといえます。

  

自分のスケジュールに応じて学習計画が組める

専門スクールに通うとなると、決められた曜日の決められた時間に拘束されることになるでしょうが、社会人として働きながらスクールのスケジュールに合わせるのは難しいケースも多いのではないでしょうか。

また、結婚して子供がいるなど家庭を持っている場合は、家庭の事情で都合がつかなくなることもあり得ます。スクールは欠席したからといって、手厚い補講が受けられるということは少ない上に、受けられなかった講義の返金なども期待できないと考えてよいでしょう。

独学ではそうしたスケジュールに縛られず、自分の都合に合わせて好きな時間で学習できるので、このことは大きなメリットのひとつといえるでしょう。

  

自分のペースで学習できる

スクールでは複数人が同時に学んでいるため、一人ひとりに合わせた速度で授業を進めるのは難しいというのが実情です。そのため、理解できなかった部分をもう少しゆっくり学びたい、速度が速すぎて理解が追い付かない、また逆に自分は理解しているから先に進みたいのになかなか進まない、ということもあるかもしれません。

その点、独学では自分のペースに合わせて学習を進めることができることに加え、一日の学習量も自分で調節できるメリットもあります。

  

教材を自由に選択できる

スクールでは、そのスクールが用意した専用の教材を使用します。それが自分に合っていればいいですが、そうでなかった場合には使いにくさを感じたり、理解度が落ちたりするデメリットもあるでしょう。

独学であれば自由に自分に合った教材を選べるため、効率よく学習できることもメリットといえるでしょう。

  

米国公認会計士(USCPA)を活かした転職はエンワールドへお任せください!非公開求人なども多数取り扱っておりますので、希望に合った転職先をご紹介いたします。まずは無料面談へご応募を!

  

米国公認会計士(USCPA)を独学で取得する際に気を付けたいポイント

日本語のテキストや最新のテキストが手に入りにくい

米国公認会計士(USCPA)はアメリカの資格であり、試験はすべて英語で行われるためテキストや問題集も英語版が多く、日本語のテキストは手に入りにくい傾向があります。

専門スクールでは独自に日本語のテキストを作成していることが多いので、知人を通じてそうしたテキストを手に入れたり、インターネットオークションなどで手に入れたりすることも可能ではありますが、そうして手に入れたテキストは最新版のものでないケースが多いのが現状です。

日本語のテキストや最新版のテキストが手に入りにくいことは独学のデメリットのひとつといえるでしょう。

  

単位要件を満たせないケースもある

米国公認会計士(USCPA)の受験資格のひとつに、単位要件を満たすことが挙げられます。単位要件の内容は出願する州によって異なりますが、日本の大学で学位を取得した場合は取得単位が足りないケースが多いようです。

スクールに通っていれば提携している大学の単位取得が可能ですが、独学ではそういった伝手を得難いため、事前にしっかりと確認して必要ならば単位取得のために行動を起こすようにしましょう。

  

受験手続きが複雑

米国公認会計士(USCPA)の出願手続きはすべて英語で行われる上に、手続きの方法が州によって異なるため複雑だといえます。また、学歴証明なども必要なので、かなりの時間と手間が割かれることになるでしょう。

スクールに通っていればこういった手続きを代行してくれたり、丁寧なサポートが受けられたりしますが、独学で取得するとなるとすべて自分で行うことになるということを認識しておいた方がよいでしょう。

  

合格後のライセンス手続きも必要

先述のとおり、米国公認会計士(USCPA)は試験に合格したら即米国公認会計士(USCPA)と名乗れるわけではなく、営業許可=ライセンスを取得する必要があります。

そして、出願と同じくこの手続きも複雑となっているので、独学の場合はこのような申請手続きを自分でやる必要があるということを認識しておきましょう。

  

米国公認会計士(USCPA)を活かした転職はエンワールドへお任せください!非公開求人なども多数取り扱っておりますので、希望に合った転職先をご紹介いたします。まずは無料面談へご応募を!

  

米国公認会計士(USCPA)を独学で取得するために必要な英語力

米国公認会計士(USCPA)試験は英語で行われるため、一定の語学力は必要といえます。

ただし、米国公認会計士(USCPA)試験は選択式問題が多く、記述形式の問題は少ない上に、TOEICのようにリスニングを必要とする試験はないため、一般的にはTOEICスコア700~800点あれば十分とされています。

試験自体は、それほど高い語学力を求められるわけではありませんが、独学であれば英語のテキストを使用して学習したり、出願やライセンス取得手続きの申請などを英語で行ったりする必要があるため、TOEICスコアでいえば900点程度の高い語学力が必要と考えた方がよいでしょう。

そのため、独学での米国公認会計士(USCPA)取得を目指すには、スクールに通って取得するよりも高い語学力が必要であるといえるでしょう。

  

米国公認会計士(USCPA)を活かした転職はエンワールドへお任せください!非公開求人なども多数取り扱っておりますので、希望に合った転職先をご紹介いたします。まずは無料面談へご応募を!

  

まとめ

苦労して取得した米国公認会計士(USCPA)の資格を活かしてグローバルに活躍したいのであれば、外資系企業や日系グローバル企業に強みのある転職エージェント、エンワールドにお任せください。

エンワールドでは、ご要望に合った転職先のご紹介はもちろん、面接などの転職プロセスにおいても徹底的にサポートすることで、グローバルに米国公認会計士(USCPA)として活躍したい方の理想の転職を応援します。

無料面談も行っておりますので、ぜひお気軽にご応募ください。

  

エンワールドの無料面談へのご応募はこちらから

その他のおすすめ記事情報

英語ができなくても外資系企業に転職できる?必要な英語力と転職方法を紹介

英語ができなくても外資系企業に転職できる?必要な英語力と転職方法を紹介

外資系企業での業務というと、グローバルに活躍でき、高い実績を出すことができれば高い...

外資系企業に転職するには | 転職のメリット・デメリットから転職方法まで詳しく解説

外資系企業に転職するには | 転職のメリット・デメリットから転職方法まで詳しく解説

キャリアアップするために外資系企業への転職を考える方もいるのではないでしょうか。し...

外資系転職エージェントを選ぶポイントと上手な活用法

外資系転職エージェントを選ぶポイントと上手な活用法

キャリアアップのための転職を考えたとき、外資系企業を視野に入れている方もいるのでは...

一覧へ戻る

あなたの英語を活かすなら

外資系・日系グローバル企業のハイクラス転職ならエンワールド

転職をお考えの方

会員登録

人材採用をお考えの方

お問い合わせ

あなたに合った求人を探す

リモートワーク可や年収1,000万円以上のハイクラス求人をお探しの方はこちら