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QAエンジニアの仕事とは?仕事内容から必要な資格、向いている人の特徴を解説

Posted by en world Japan

約1年前

製品やサービスの仕上がりに高い品質が求められるのは、ビジネスにおいて当然のことです。近年、製品の品質を高め、良品であることを担保する「QAエンジニア」が注目されています。しかし、具体的な仕事内容については、よく知られていない部分も多くあります。


この記事では、QAエンジニアの仕事内容や役割、業務で必要になるスキルを解説します。QAエンジニアに向いている人の特徴も紹介するので、QAエンジニアへの転職を検討している人はぜひ参考にしてください。


■QAエンジニアとは?
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QA(Quality Assurance)とは、品質保証という意味です。製品やサービスが、要求されている品質を満たしていることを証明する活動の総称となります。QAエンジニアとは、品質保証のために、仕様に沿った動作の確認や製品の品質管理を行うエンジニアを指します。業務では、テストやレビューなどを行います。


|QAエンジニアの役割

開発者は、システムを正常に動かすことを目的に開発しています。一方、QAエンジニアは、ユーザーが使いやすい動きやデザインになっているかを検証する役割を担っています。QAエンジニアの仕事によって、製品やサービスがユーザー目線で使いやすくなっているか、開発者が想定していない操作をしても問題ないかなどをチェックします。


■QAエンジニアの仕事内容

ここでは、QAエンジニアの具体的な仕事内容について説明します。


|QAエンジニアとテストエンジニアの違い

QAエンジニアは、完成したサービスや製品に対して、ユーザーが実際に使用しても問題ないか、動作テストや耐久テストを行います。一方、テストエンジニアは、開発中のサービスや製品が正常に動くか、バグや不具合がないかをテストします。テストエンジニアがバグや不具合を確認し、QAエンジニアが品質や耐久を確認するという流れが一般的です。


ただし、企業や現場によってはQAエンジニアとテストエンジニアを明確に区別していない場合もあります。


|機能の仕様や内容の確認とテストの計画

QAエンジニアの仕事は、機能の仕様や設計内容の確認、テストの計画を立てるところから始まります。仕様に抜けや漏れはないかの確認や、仕様変更や機能追加によって不具合がないかなどを確認する業務も含まれます。仕様や設計内容に問題があれば、開発者に新しい仕様や設計内容の提案も行います。


|テストケースの設計

製品が正常に動作するか、耐久性に問題はないか、品質は保たれているかなどを確認するための、テストケースの設計もQAエンジニアが行います。テストケース以外にも、品質保証に必要なテスト技法と具体的な手順を決定します。正しい設計ができていないと、テストの手戻りや再設計が発生するので、念入りに推考する必要があります。


|テスト実行と結果分析

事前に設計したテストケースをもとに、テストを実施します。システムが期待どおりに動作しているか、問題点や脆弱性がないかを確認し、品質向上を目指す業務です。テストの際に脆弱性や不具合を発見した場合は、再現手順を確認し、どのような動きが問題なのかを記録して開発者に報告します。


|レポートの報告と改善案の提出

テストを実施した結果から、不具合の数や内容を分析し、レポートを作成するのもQAエンジニアの仕事です。分析結果から不具合の傾向の調査、テストの自動化の検討、開発プログラムの再検討、開発工数の分析、不具合の再発防止案の検討などを行う場合もあります。分析結果や改善案を、開発リーダーや上長に報告するまでがQAエンジニアの業務です。


■QAエンジニアの仕事で必要になるスキルや知識

ここでは、QAエンジニアに必要なスキルや知識を5つ紹介します。


|プログラミングに関する知識

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QAエンジニアは、製品やサービスの各機能の仕様や設計内容に対して評価を行います。開発資料やコードを読み解く機会もあるため、開発で使われた言語に関する知識が必要です。また、脆弱性や不具合を発見した際に修正を加えたり、膨大なデータを扱ったテストの分析自動化ツールを作成したりする場合もあります。


|ソフトウェア開発に関する知識

ソフトウェア開発に関する知識は、テストケースの設計や改善案を提出する際に役立つ知識です。テスト対象になる製品やサービスが、どのように実装されているかがわかることで、どのようなテストケースが必要になるかの検討が容易になります。さらに、追加で必要になるテストケースや開発プロセスの改善といった提案も可能となります。


|テスト技法に関する知識

テスト技法の知識は、テストケースの設計やテストの実施に必要となります。QAエンジニアは、動作テストを行うだけではありません。リソースが限られている中でシステムに合わせて最適なテストを行うには、さまざまな種類のテスト内容や、どのようなテストを実施すべきかの判断力が求められます。


|品質保証・品質マネジメントに関する知識

製品やサービスの品質保証・管理をするには、品質保証に関する知識が不可欠です。QAエンジニアには、テスト工程の管理や品質保証のクオリティ向上のために、マネジメント能力も求められます。品質の国際規格であるISOの知識が必須になっている開発もあります。海外でも通用する資格をもっていれば、QAエンジニアとしてグローバルに活躍できます。


|OAを使ったレポート能力やプレゼン能力

QAエンジニアの仕事は、テストの実施や分析だけではありません。テストを実施し、分析した結果は、そのエビデンスが必要となるため、OA(Excel、Word、Power Pointなど)を使った資料作成やレポート能力が求められます。まとめたレポートは発表・報告する場合もあるため、プレゼン能力が必要になることもあります。


■QAエンジニアの仕事で役に立つ資格

ここでは、QAエンジニアの仕事で役に立つ4つの資格について説明します。


|ソフトウェア品質技術者資格認定

ソフトウェア品質技術者資格認定(JCSQE)は、一般財団法人日本科学技術連盟が主催する資格制度です。ソフトウェア品質を向上するのに、必要な知識を有しているかを判断する試験になっています。試験は初級・中級の2種類があり、出題範囲はソフトウェアの品質に関する基礎知識から技法まで、幅広く出題されます。


|JSTQB認定テスト技術者資格

JSTQB認定テスト技術者資格は、JSTQ(Japan Software Testing Qualifications Board)が主催する資格制度です。レビュー評価からソフトウェアの品質に関する知識など、品質に関するさまざまな知識が問われる試験になっています。ISTQBという団体と連携した国際資格のため、海外でも活かせる資格です。


|IT検証技術者認定試験(IVEC)

IT検証技術者認定試験は、一般社団法人IT検証産業協会(IVIA)が主催する資格制度です。知識試験と実務試験があり、ソフトウェアが定められた品質基準に達しているかの判断力などを問われます。試験には7つのレベルが用意されており、レベルごとに受験資格や想定されている役割が異なります。


|TOEIC/TOEFL

英語ができれば外資系企業や海外のクライアントとの仕事が可能となります。また、仕様書が英語で表記されている製品にも対応できるうえ、品質保証やITの最新情報をいち早く海外から手に入れられます。


QAエンジニアであれば、TOEICのスコアは600点以上を目指すとよいでしょう。外資系企業への転職を考えている場合は、700点以上のスコアを取っておくと転職しやすいと考えられます。


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|QAエンジニアは資格がなくてもなれるか?

QAエンジニアへの転職は、資格をもっていれば有利になる場合もあります。しかし、資格をもっていなくても転職は可能です。また、今は資格がなくても、転職後に資格取得を目指すのであれば、その姿勢は転職活動時のアピールにもつながります。ITやプログラミングに関する知識を学ぶために、資格取得を目指すのもひとつの方法です。


■QAエンジニアに向いている人の特徴

QAエンジニアにも向き不向きがあります。ここでは、QAエンジニアに向いている人の特徴を3つ紹介します。


|細かいところまで注意がいく人

QAエンジニアは、製品やサービスの脆弱性や不具合をひとつたりとも見落とさない、正確な仕事が求められます。そのため、細かいところまで注意深く確認できる人が向いているといえます。


|わからないことはすぐ調べる人

QAエンジニアは、品質保証や製造工程、テスト技法、法律など幅広い分野の知識が必要になります。新しい技術が誕生するたびに、知識を学び直すことも必要となります。わからないことはすぐに調べ、さまざまな知識を自分のものにできる人も向いています。


|マルチタスクが可能でコミュニケーション能力のある人

QAエンジニアは、品質管理はもちろん、分析結果の取りまとめや報告なども必要となるため、マルチタスクが得意な人が向いています。また、開発者とのやりとりやクライアントの対応なども行うため、コミュニケーション能力が求められる面もあります。


■QAエンジニアの平均年収

QAエンジニアの平均年収は、456万円です。もっとも多い年収幅は、400万円~499万円になっています。QAマネージャーなどへのステップアップや、ソフトウェア品質技術者資格認定、JSTQB認定テスト技術者資格などを取得することで、キャリアアップや資格手当の支給による年収アップが見込めます。(※)


■QAエンジニアの需要と将来性

製品やサービスの品質保証は、どの業界でも必要とされます。今後、簡単なテストなどはシステムによって自動化される可能性もあります。そのため、実務経験を積み、資格取得などで知識を身につけ、システムでは対応できない面をカバーできるスキルをもっていることが重要となります。


また、QAエンジニアは外資系企業の求人も増加しており、グローバルに活躍できる職種といえます。


|QAエンジニアのキャリアパス

代表的なQAエンジニアのキャリアパスは、シニアQAエンジニアになる道と、チームリーダーやマネージャーになる道の2つがあります。シニアQAエンジニアは、QAエンジニアよりも上位の職種であり、テスト計画や設計に強い人材は需要もあります。


チームリーダーやマネージャーは、品質保証のテスト計画の立案や業務フローの改善などの業務に携わります。マネジメントスキルを活かして仕事をしたい人は、こちらのキャリアパスを考えてみるとよいかもしれません。


■まとめ

QAエンジニアは品質保証に関わる業務全般に携わります。IT業界に限らず、あらゆる分野で必要とされる職種であり、グローバルに活躍することも可能です。ひとつの役割や業務に固定されず、経験やスキル次第ではキャリアアップも望めます。


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