履歴書の学歴はどこから書く?浪人・留年など、パターン別に解説

外資系転職アドバイス 履歴書・職務経歴書・レジュメ作成
2019.09.04
履歴書の学歴はどこから書く?浪人・留年など、パターン別に解説

大学新卒での就職活動時には、学歴は中学校入学から書くのが一般的です。しかし、社会人の転職活動においては、大卒者の場合は高校入学から書くのが原則となっており、新卒採用時とは異なる点があります。

この記事では、20代〜40代の転職希望者向けに、浪人などの経歴をどのように履歴書に書けばよいかを解説します。学歴がストレートでない場合も、例をもとに正しく履歴書を書けば問題ありませんので、ぜひ参考にしてください。

成功に結び付く履歴書の書き方がわかる!面接官の目を惹く履歴書の作成方法を伝授します

転職したいけれどもさまざまな不安がある、というのであれば「エンワールド」へお気軽にご相談ください。エンワールドでは転職者一人ひとりの不安にしっかりと寄り添い、転職活動が成功するようにサポートいたします。履歴書についても細かく、具体的にアドバイスさせていただきます。

履歴書の正しい書き方

履歴書における、学歴や職歴、賞罰の正しい書き方を解説します。

 

学歴の正しい書き方

履歴書に学歴を正しく書くためのポイントは、次の点になります。

​ 

  • 学校名などは、省略せずに正式名称を書く
  • 年号は和暦か西暦のどちらかに統一
  • 中学校など義務教育の記載は省略可

​ 

履歴書では、名称はすべて、省略せずに正式名称を書くのが原則です。「高校」は「高等学校」と書き、大学名や学部・学科名なども、長くなっても正式名称で書きましょう。入学や卒業の年は、履歴書全体で和暦か西暦のどちらかに統一しましょう。

​和暦が使われるケースもありますが、統一されている場合は西暦で書いても構いません。

​転職で使用する履歴書は、小・中学校などの義務教育の記載は省略可能です。詳しくは「履歴書の学歴はどこから書くのが一般的?」の章で解説します。

 

職歴の正しい書き方

履歴書に職歴を正しく書くためのポイントは、次の点になります。

  • すべての職歴を正しく記載
  • 社会人としての勤労経験をベースにし、雇用形態や所属部署などを記載
  • 会社名などの名称は、省略せずに正式名称を書く
  • 年号は和暦か西暦のどちらかに統一

 

全ての職歴を正しく記載し、1年以下などの短期間のみ勤務した場合でも省略しないようにしましょう。

転職時に必要な履歴書は、社会人としての勤労経験をベースとするため、無職の期間は書く必要はありません。

正社員以外の雇用形態については、「契約社員」などと記載しましょう。

派遣社員として勤務していた場合は、「□□(派遣元の会社名)より▽▽(派遣先の会社名)に派遣」などと、派遣元と派遣先がわかるように明記します。アルバイトは、短期間のものは書く必要はありませんが、長期間のものは記載するのが一般的です。

 

賞罰の正しい書き方

賞罰は「しょうばつ」と読み、「賞」は受賞歴など、「罰」は犯罪歴などを表します。

賞罰は、会社から申告を必要とされていない場合は、記載する必要はありません。

記載する場合は、「職歴」の次に「賞罰」と書いて列挙していきます。

何もない場合は、「なし」と明記し、次の行に「以上」と右寄せで記載します。

 

賞に該当するのは、国際・全国水準の大会での入賞歴や、国・都道府県から表彰を受けた履歴などです。

記入例は「△年□月 第×回 ○○大会 準優勝」などとなります。

 

罰に該当するのは、罰金や禁固、懲役などの刑事罰です。道路交通法違反は罰には該当しませんが、採用試験を受けるのが運転手など車の運転がメインの職種の場合は、事前に相談しておいた方がよいでしょう。

 

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履歴書の学歴はどこから書くのが一般的?

履歴書の学歴は、中学校・高等学校・大学と一般的なルートを進んだ大卒新卒者においては、次のようになります。

 

    • 高等学校(入学)から書く
    • 年号は和暦か西暦のどちらかに統一

     

    転職活動時に用いる履歴書では、人によっては職歴で欄が一杯になることもあるため、小・中学校などの義務教育の記載は省略できます。

    大学については、大学名とともに学部・学科名を正式な名称で記載しましょう。

    応募する職種と大学で学んだ内容が関連する場合は、専攻や卒業論文、研究テーマも加えると、応募企業へのアピールに効果的となるでしょう。

     

    留学した場合

    留学した場合は、外資系企業や日系グローバル企業、国際事業部や英語を使う職種など、応募先によっては強いアピール要因になるため、積極的に記載しましょう。

    1年以上の留学から記載するのが一般的であり、「△年□月 ▽年□月まで(国名)××大学へ留学」などと国名と学校名、留学期間を記載します。ホームステイなどの短期留学については学歴の要件を満たさないため学歴欄には書かずに、それ以外の項目などで経歴をPRしましょう。

     

    留年・休学・中退した場合

    1〜2年程度の留年や浪人は、転職ではそれほど減点要因にはならないケースが多いです。また、入学年度と卒業年度からすぐにわかることなので、学歴欄への記載は必要ありません。

    ただし、大学を休学や中退した場合は、その旨を理由とともに明記するようにしましょう。

    休学をした場合は、大学の入学行と卒業行の間に「○年次に、××のため○年休学」などと記載しましょう。

    退学の場合は、入学の次の行に「△年□月 ××大学××学部中途退学」と書き、次の行に「××のため」と理由を書き添えます。

     

    転校・転入した場合

    親の転勤など何らかの理由で、学校を転校したり転入した場合は、その旨を記載します。

    書き方は、たとえば高校を転校した場合は、高校入学の次の行に「△年□月 ××高等学校××科転入学」と書き、次の行に「△年□月 ××高等学校××科卒業」と記載します。

    転校した理由は書く必要はありませんが、面接で質問されたら回答できるように準備はしておきましょう。

     

    学部・学科を変更、編入した場合

    同じ大学のなかで学部や学科を変更した場合は、次のように書きます。

     

    △年□月 ××大学××学部××学科 入学

    △年□月 ××大学☆☆学部☆☆学科 編入学

     

    違う大学に編入した場合は、次のように書きます。

     

    △年□月 ××大学××学部××学科 入学

    △年□月 ☆☆大学☆☆学部☆☆学科 編入学

     

    違う大学に編入する場合、編入前の大学は中途退学することになりますが、「中途退学」と書くと編入したことが伝わりにくく、前向きな印象での編入学ではない誤解を与えてしまうため省略することが多いです。

     

    就職した後に学生となった場合

    一度就職した後に、退職して大学などに入学した場合、時系列では学歴と学歴の間に職歴を挟んでいますが、履歴書では学歴と職歴を分けて書きます。

    学歴の間にブランクが空いていても、職歴を見れば働いていたことはわかりますので問題ありません。

    就職後の大学などへの再入学は、理由をしっかり説明できれば自己アピールにもつながりますので、面接時に質問されたら回答できるよう準備をしておきましょう。

     

    専門学校・大学院・大学校の場合

    専門学校や大学院の場合は、大学と同じく、入学と卒業の年次、正式な学校名と、学部や学科を記載して、学んだ内容を明確に伝えましょう。

    また、職業能力開発大学校については、4年間修学して学士を取得できるコースの場合は大学卒業と同等の学歴とみなされるため、学歴欄に記載します。その他の職業訓練校については、文部科学省が管轄であれば学歴欄へ、厚生労働省が管轄であれば職歴欄への記載と、ケースが分かれる点に注意しましょう。

     

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    第二新卒の場合

    第二新卒とは、大学を卒業してから3年程度で、転職活動を行う人たちを指します。人手不足の現在、年齢が若い第二新卒者に対しては、企業からのニーズは増加傾向にあります。

    第二新卒は、新卒者とそれほど年齢が変わりませんが、新卒時の就職活動と転職活動は、職歴が重要視される点で全くの別物といえるでしょう。そのため、在職期間に積んだキャリアについてしっかりと記載するように心がけましょう。

     

    採用担当者はここを見る!

    採用担当者は、履歴書の学歴に誇張や矛盾がないかを注意して見ます。

    たとえば、英語の専門学校への進学歴があれば、その場で英語による簡単な自己紹介を促されることもあります。また、学歴の詐称がないか最終選考段階で大学に問い合わせたり、入社後に該当する大学の社員に確認するといった対策を取っている企業もあります。

    採用担当者が見るのは、学歴にある学校名だけではなく、学歴や職歴のバックボーンにある働くことへの向き合い方です。

    たとえば、学歴と職歴の一貫性などが挙げられます。そのため、学歴や職歴などは誇張することなく誠実な姿勢で正確に記載し、これまで積んできたキャリアの方向性や一貫性でアピールするようにしましょう。

     

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    まとめ

    履歴書の学歴は、大卒者は高等学校の入学から書くのが一般的です。

    留学や編入など、自分の学歴にあった書き方を踏まえて履歴書を書くことが、転職を成功させるための一歩といえるでしょう。

     

    また、転職を成功させるには、転職エージェントの活用も効果的です。

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