ブログへ戻る

国際会計検定(BATIC)とは|試験の概要から難易度・合格率まで解説

W1siziisimnvbxbpbgvkx3rozw1lx2fzc2v0cy9lbndvcmxklwphcgful3n2zy91c2vylnn2zyjdxq

Posted by en world Japan

約1年 前

会計に関する高度な資格のひとつに、国際会計検定(BATIC)というものがあります。経理や財務、会計監査に携わる人がキャリアアップを目指すうえで、国際会計検定の取得を検討する人も多いでしょう。とはいえ、具体的な試験内容や対策法がわからない人もいるのではないでしょうか。


この記事では、国際会計検定の概要から、試験の詳細、資格取得がおすすめの人まで紹介します。今後国際会計検定の取得を目指す人は、ぜひ参考にしてください。

■国際会計検定(BATIC)とは

国際会計検定(BATIC)とは、商工会議所が主催する英語での会計処理能力を測る検定試験です。BATICは「Bookkeeping and Accounting Test for International Communication」の略で、同じく商工会議所が主催している「日商簿記検定」の、英語版と考えるとわかりやすいでしょう。


日本の検定試験は点数によって合格・不合格が決まります。一方で国際会計検定は、TOEICのような1000点満点のスコア制を採用し、スコアの数によって受験者の能力を定める国際基準が採用されているのが特徴です。


■米国公認会計士(USCPA)や日商簿記との違い

会計や財務、監査に関する検定資格には、米国公認会計士(USCPA)や日商簿記があります。これらと国際会計検定の違いを見てみましょう。


まず、出題のベースとなる会計基準が異なります。国際会計検定は国際財務報告基準(IFRS)に沿って出題されますが、米国公認会計士は米国会計基準(USGAAP)が、日商簿記は日本の会計基準がベースになって出題されます。


また、受験資格の制限に違いがあります。国際会計検定と日商簿記は学歴・年齢・性別・国籍による受験資格制限はなく、だれでも受験できます。一方で米国公認会計士は4年制大学の単位を取得済みであることなど、受験する州によって異なる受験条件を満たさなければいけません。


さらに受験料にも違いがあります。国際会計検定や日商簿記は商工会議所が主催する検定のため、受験料は1万円以下で、受験にかかるコストが比較的安いです。一方で米国公認会計士は米国で受けるなら1科目あたりUS$208.4、日本で受けるなら1科目あたり約6万円と受験にかかるコストが高いです。


■国際会計検定の試験概要

国際会計検定の具体的な試験概要について解説します。

| 試験内容

Subject 1(英文簿記)とSubject 2(国際会計理論)のふたつの試験科目があります。

Subject1は1時間30分の制限時間で400点満点、Subject2は2時間30分の制限時間で600点満点、計1000点満点のスコア制で、すべて英語のマークシート方式で出題されます。


| 受験資格

特別な受験資格はありません。

ただしSubject2を受ける場合は、過去にSubject1で320点以上のスコアを取得していることが条件になります。


| 合格基準

合格・不合格ではなく取得したスコアによって4つの称号が認定されます。

称号は下記の4つに分けられます。


コントローラレベル

国際会計理論と国際財務報告基準を理解している。日商簿記1級程度の知識。

スコア880~1000


アカウンティングマネジャーレベル

国際会計理論と国際財務報告基準の基本を理解している/日商簿記2級程度

スコア700~879


アカウンタントレベル

英語で会計帳簿の記帳と管理ができる/日商簿記3級程度

スコア320~699


ブックキーパーレベル

英語の会計取引を理解できる/日商簿記3級程度

スコア200~319


| 試験日程

7月下旬ごろと12月中旬の年2回に実施されています。

なお2019年は7月21日(日)および12月15日(日)が試験日程になります。


| 受験料

2019年6月現在10,150円です。Subject1のみ受験なら5,400円、Subject2のみ受験なら7,990円です。


■国際会計検定の試験会場

国際会計検定は、日本全国の主要都市で受験できます。

2019年度の受験エリアは、北は福島県の郡山市から、南は沖縄県の那覇市まで実施が決定しています。受験エリアは、東京商工会議所の検定情報サイトで確認できます。


なお、試験会場は必ずしも各エリアの商工会議所とは限りません。実際の試験会場は申し込み後に届く受験票に記載されています。また、事前の試験会場に関する問い合わせはできないので注意してください。


■国際会計検定の難易度

国際会計検定の難易度は、日商簿記2級よりやや難しく、1級よりは簡単というレベルです。また、同じく国際的な会計能力の証明となる米国公認会計士ほど、会計に関する専門知識は必要ありません。


英語の会計検定に初めてチャレンジしたい人や、米国公認会計士の取得を将来的に目指したい人にぴったりでしょう。なお、Subject1と2ともに、公式テキストからの出題とそれに対する応用力になります。


また、英語で出題されるため、会計に関する知識のほか問題を読解できる英語力が必要になります。およそTOEIC750点レベル、英検準1級程度の英語力を身につけておきましょう。


■国際会計検定の評価

国際会計検定は、会計や財務、監査に関する資格である米国公認会計士や日商簿記と比較すると、日本企業での知名度はまだ低いかもしれません。けれども、実際に国際関係の経理職や外資系の経理分野では、国際会計検定はよく知られており、取得していれば高い評価を得られる可能性があります。


特に会計や財務、監査に関する職種経験がない人で経理職を目指す場合、あらかじめ国際会計検定を取得しておくことで、英語での経理業務を習熟できている人材という印象を与えることができるでしょう。


■国際会計検定の取得がおすすめな人

国際会計検定は一定以上の英語経理に関する能力を持っている人物とみなされるため、海外の取引先を相手に経理や会計業務を行う部署への異動を希望している人、外資系の経理職への転職を目指したい人に向いている資格です。


日商簿記をすでに取得している人は、英語の知識があれば国際会計検定の取得も容易になります。国内企業から外資系に挑戦したい人、キャリアアップを目指したい人にも向いています。


また、国際会計検定は国際会計基準(IFRS)をベースに出題されているため、将来的に国際会計基準を学びたい人や、米国公認会計士資格取得を目指す人にも向いています。


■国際会計検定の受験者数と合格率の推移

国際会計検定の2015年から2017年までの受験者数と合格率の推移を、各称号ごとに見てみましょう。

受験者数に比べて、年を追うごとに各称号の合格率は上がっている傾向にあります。



■2015年

称号受験者数認定者数認定率
コントローラレベル2,918431.5%
アカウンティングマネジャーレベル31810.9%
アカウンタントレベル1,31545.1%
ブックキーパーレベル90631.0%
なし33611.5%


■2016年

称号受験者数認定者数認定率
コントローラレベル2,727471.7%
アカウンティングマネジャーレベル35413.0%
アカウンタントレベル1,26646.4%
ブックキーパーレベル69425.4%
なし36613.4%



■2017年

称号受験者数認定者数認定率
コントローラレベル2,493873.5%
アカウンティングマネジャーレベル31412.6%
アカウンタントレベル1,05542.3%
ブックキーパーレベル68427.4%
なし35314.2%



参考:BATIC(国際会計検定)®【試験日】合格率や難易度 | 資格の一覧 JQOS.jp



■まとめ

近年知名度も上がり高い評価が受けられるようになった国際会計検定の資格を取得すれば、外資系・グローバル企業への転職に有利になります。


国際会計検定の資格取得後、未経験から外資系・グローバル企業への転職を目指すならエンワールドはいかがでしょうか。多くのグローバル企業と連携に加えて、海外6カ所を含む事業所もあり心強いでしょう。経理・財務に特化した専門チームがあり、転職後も長期的なキャリアの構築支援を行っています。外資系・グローバル企業への転職をお考えの方はぜひお問い合わせください。


エンワールドへの無料相談はこちらから



参考:BATIC(国際会計検定) | 受験エリアの確認

https://www.kentei.org/batic/cci.html