経営幹部とは?経営幹部に必要な4つの能力を解説!

お役立ちコラム 役職別 経営者・役員・エグゼクティブ
2019.07.04
経営幹部とは?経営幹部に必要な4つの能力を解説!

この記事では、経営幹部になるために必要な4つの能力や、幹部の役割、経営幹部に就任した際にやるべきことについて解説します。経営幹部として声がかかった方、または経営幹部を目指している方をはじめ、経営幹部には何が必要か、どんな役割を担うのかを知りたい方は参考にしてください。

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経営幹部とは?

経営幹部が担う詳細な役割は企業によって多少異なりますが、業務執行権を持つ取締役・執行役などを総じて経営幹部と呼んでいます。企業では、成長や発展のために優秀な人材を経営幹部とするのが一般的です。ここでは、「経営幹部の役割」と「管理職との違い」について解説していきます。

経営幹部の役割

経営幹部の役割は、企業の事業全体を俯瞰的にとらえ利益や成果を出すためにどうすべきか考えること、そして、企業全体の未来にかかわる意思決定を、経営者や他の経営幹部とともに行っていくことでもあります。

また、経営幹部には経営者の決定や判断を助けるための進言する役割もあります。どんな経営者でも、判断に必要な情報が不足していれば誤った決定をしてしまう可能性があります。そこで、事業全体を把握しながら、適切な情報提供や助言、提案ができる経営幹部が必要となってきます。

 

そのため、経営幹部を務めるには、個人や部署ではなく企業の事業全体に目を向けられるような優秀な人材であることが期待されるでしょう。

 

経営幹部と管理職の違い

前述のとおり、経営幹部はひとつの部署や業務にとらわれず、広い視野を持つことが期待されています。よって、全社規模での問題解決や目標の達成など、事業全体が成功するために複数の視点が求められることになるでしょう。

これに対し管理職は、自分が担当している業務の範囲を最適化するのが職責とされています。経営幹部と管理職では、担当する組織や業務の範囲が異なります。

 

エンワールドでは経営についての知識を持ったコンサルタントが一人ひとりに合わせてきめ細かく対応し、経営幹部などエグゼクティブ転職を成功に導きます。無料面談で何でもご要望をお聞かせください。

 

 

経営幹部に必要な4つの能力

経営幹部を務めるには、一般的に以下の4つの能力が必要だと言われています。それぞれについて順番に解説していきます。

 

・臨機応変に最善の解を導き出せる対応力

・経営視点を携えた戦略策定力と戦略実行力

・未来を見据える優れた先見性

・良好な対人関係を築ける高いヒューマンスキル

 

臨機応変に最善の解を導き出せる対応力

企業は、経営上の問題が発生した場合、早急に対応をしなくてはなりません。どれほど予防に努めても、法改正や難しい顧客要求への対応をはじめ、事故、社員の不祥事、お客様のクレームなどの問題が起きるリスクをゼロにすることはできないでしょう。問題が発生したときに、いかに素早く対応し解決できるかが経営幹部の能力として求められます。

 

そのためには、正しい関連情報を素早く収集し、総合的な視点から判断する必要があります。そのときの経営幹部の指示によって、企業の未来が変わってしまうかもしれません。単なる現状の歯止めに止まらず、将来的にも事業に悪い影響を出さないような判断を下せるバランス感覚も求められるでしょう。

 

経営視点を携えた戦略策定力と戦略実行力

経営幹部には、当然ながら経営的な視点が重要となります。経営者が企業経営の方向性を正しく判断できるように、経営幹部は経営者と同じ視点を持った上で適切な報告や助言を行う必要があるでしょう。

そのためには、戦略策定力やそれを実現させる戦略実行力が重要となります。戦略策定力とは企業の全体を見渡して戦略的に計画する能力であり、戦略実行力とは立案した戦略をもとに、従業員をはじめさまざまなリソースを動かしていく能力です。

また戦略実行力は立案した戦略をもとに社員をはじめさまざまなリソースを動かしていく能力です。このような経営的な視点は、普段から多方面に意識を向けることで養われていきます。会社の現状や社員の考えを知ることはもちろん、競合他社や世の中の動向が、自社にどんな意味や影響を与えるのか常に考え行動することが重要です。

このような経営的な視点は、普段から多方面に意識を向けることで養われていくとされています。企業の現状や従業員の考えを知ることはもちろん、世の中や競合他社の動向が自社にとって何を意味し、どのような影響を与えるのかを常に考え行動することが重要となるでしょう。

 

未来を見据える優れた先見性

経営幹部は業界動向や市場のニーズ、新しい技術や法律改正などに準じ、社内の商品やサービスを拡充したり社内体制を整えたりと、世の中の新しい動向にアンテナを張って企業を順応させていく必要がります。

 

何十年も先までは読むのは難しいかもしれませんが、「きっと世の中はこう変わっていくに違いない」と、少しでも先を見据えて会社の未来について考える先見性も経営幹部には求められるでしょう。優れた先見性があれば、顧客のニーズの変化をいち早く捉えたり、競合に先行して対応できたりするため、企業の業績を上げるのにも役立ちます。

 

また、予期せぬトラブルが生じた場合や、慎重な判断が必要な場合でも、先見性をもってすれば適切な判断がくだせるでしょう。これまでの業務経験を活かしつつ、世の中の動きにアンテナを張って、企業がおかれている市場での立ち位置や競合の動き、ステークホルダーや従業員の考えなどの周囲の変化に注目して判断していくと、先見性を磨くことができるでしょう。

 

良好な対人関係を築ける高いヒューマンスキル

経営幹部には、高いヒューマンスキルが求められるとされています。ヒューマンスキルとは対人関係能力とも呼ばれ、コミュニケーション力やヒアリング力、交渉力などマネジメントに大きくかかわる能力です。

 

ヒューマンスキルは、生まれながら備わっている場合もありますが、業務経験を通じて身につけることも可能だといわれています。ヒューマンスキルは、全ての業界で活かせるスキルであり、社会人としても身につけておきたいスキルのひとつでしょう。

 

特に管理職以上はひとつの事業やチームなどの運営を任されることが多いことから、ヒューマンスキルは重要視される傾向にあります。また、日本企業では経営会議のような大きな会議の前に、主要な経営陣と事前に対話しながら合意を取っておく「根回し力」といわれるような対人関係能力も必要になることがあるかもしれません。

 

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経営幹部に就任したら

経営幹部に就任したら、まず何をすべきでしょうか。ここでは、経営幹部に就任したらやっておきたいことについて以下の順番で紹介します。

 

・信頼関係を築く

・確実に成果を出せることから着手する

 

信頼関係を築く

経営幹部にとって、組織や部下との信頼関係は非常に重要なことのひとつです。経営幹部は企業のトップに立って事業を推進していくため、場合によっては厳しい条件下の仕事や、新しい分野の開拓などといった難しい仕事を部下に任せなければならない場合もあります。そんなとき、基本的な信頼関係が築けており、業務遂行における判断基準が共有できていれば、大きく方向性が乱れてしまうようなことはないでしょう。

 

また、信頼関係が築けていれば、業務の指示を逐一細かく出さなくても成果につなげることができるでしょう。指示を聞いてくれないケースも考えられます。

 

経営幹部として本来すべき業務に取りかかるためにも、時間や手間の削減はもちろん、部下のモチベーション維持のためにも、一緒に働く仲間である彼らと信頼関係を築いて仕事を任せていくことが大切な一歩となるでしょう。

 

確実に成果を出せることから着手する

職位が上がるに従い、新規事業の立ち上げやチームの立て直しなどを任されるケースが増える傾向にあります。さらには昨今は、知識や経験が豊富な人財を外部から経営幹部として採用するケースも多くなっているようです。そんな中、今まで関与していなかった組織のトップに立って、任されたミッションを完遂するのは容易ではないでしょう。

 

そこで、経営幹部に昇格したら、まずは確実に成果を出せることから着手するとよいでしょう。ひとつひとつ実績を重ねていくことで、自分に経営幹部としての能力があることを示せるでしょうし、そのことは前述した信頼関係の構築にも効果的に繋がっていくでしょう。

もちろん組織に求められた課題の優先度にもよりますが、新しいことへの挑戦や組織課題の抽出などによる変革は、上記を通じて基盤を整えた後のほうが成果につながりやすいでしょう。

 

エンワールドでは経営についての知識を持ったコンサルタントが一人ひとりに合わせてきめ細かく対応し、経営幹部などエグゼクティブ転職を成功に導きます。無料面談で何でもご要望をお聞かせください。

 

 

まとめ

 

経営幹部は、企業の事業全体の成果を出すために何をすればよいかを考える役割があるとお伝えしました。また、管理職などを経て経営幹部になると、ひとつの部署や業務にとらわれず様々なことに素早く対応して結果を残すことや、経営的な視点を持つこと、先見性を持つこと、ヒューマンスキルを高めることなどが求められるでしょう。

 

そして、まずは周囲と信頼関係を築きながら、確実に成果を出せることから着手しはじめると、仕事が上手く回りやすくなるでしょう。

 

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