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ITコンサルへの転職|仕事内容や必要なスキル、SIer・SEとの違いまで解説

Posted by en world Japan

2年以上前

現在、IT関連の仕事についていて「ITコンサルタント」へチャレンジしようと考える方もいるのではないでしょうか。

ひと口にITコンサルタントといっても、その仕事は多岐にわたります。

この記事では、仕事内容やSE・SIerとの違いなどについて解説しています。ITコンサルタントへの転職を考えている方は参考にしてください。

 

■ITコンサルタントの仕事内容    

ITコンサルタントの職務とは、顧客企業のビジネス上の課題や悩みに対して、システム構築や改善などITの分野からのアプローチを提案し、問題解決をサポートするものです。それぞれの会社は個別の事情を抱えており、その多種多様な課題に対して適切な解決法を提示しなければならないため、ITコンサルタントはIT分野全般にわたる幅広い知識と経験を求められます。

 

その業務内容はおおまかに3つのステップに分かれます。最初に顧客企業の現状を分析するための観察やヒアリングを行い、次に分析結果にもとづいた課題を解決するための提案を策定します。最後に業務改善プロジェクトを立ち上げるためのチームづくりや、進捗管理などのプロジェクト統括を行います。

 

このようにITコンサルタントの業務は多岐にわたるため、ITコンサルタントはそれぞれの分野ごとに役割分担をして業務にあたります。続いてITコンサルタントのそれぞれの役割について解説していきます。

■ITコンサルタントの職種

ここではITコンサルタントのそれぞれの役割を5つに分け、それぞれについて解説します。

 

□IT戦略コンサルタント

IT戦略コンサルタントの業務は、オペレーションの効率化など現場レベルでのITの活用ではなく、全社的な戦略においてITをどのように活用して価値を生み出していくかを提案するものです。

全社的なITの導入や活用の促進、ITに関連した資本投下から得られる効果の最大化など、経営の視点から見たITガバナンスの実行をCIO(Chief Information Officer:最高情報責任者)など企業の情報部門の責任者とともに行っていきます。

 

□ERPコンサルタント

ERP(Enterprise Resources Planning)とは、ヒト・モノ・カネ・情報といった企業の経営資源をどのように分配し、生産性を向上させ、経営の効率化を計るかという概念です。

ERPコンサルタントは顧客企業の各部署における現状の業務プロセスに対して分析を行い、どのようにERPパッケージ(ソフトウェア)を適用していくべきかを判断し、企業に対して提案します。この過程では現場ユーザーの顕在的需要だけではなく、潜在的なニーズを汲み取る必要があります。効果的な業務改善を行うには高いコミュニケーション能力が必要です。

 

□SCMコンサルタント

SCM(supply chain management)とは供給者から消費者までのサプライチェーン全体の過程をどのように効率化・最適化するかという管理手法です。具体的には原材料の購買コストや物流コストの低減、在庫の適正化などを行います。

SCMコンサルタントはITの活用によるサプライチェーン改善のための戦略策定や計画立案、プロジェクトの実行を支援し、顧客企業の課題解決と収益の改善をサポートします。

 

□PMOコンサルタント

PMO(Project Management Office)とはプロジェクトを成功させるために必要な情報収拾や資料作成、進捗管理などのマネジメント業務です。全社を対象とすることもあれば、ひとつの部門、あるいはひとつのプロジェクトのみを対象とすることもあります。

PMOコンサルタントはプロジェクトが期限内に所定の品質の成果を上げ、かつ定められた予算内にコストを抑えられるようにプロジェクトの支援・管理・指揮などを行います。

 

□CRMコンサルタント

CRM(Customer Relationship Management)とは顧客関係管理などと訳され、企業が顧客の満足度やロイヤルティを向上させ、顧客との間に信頼関係を築くことを通じて収益の拡大を目指す手法です。

CRMコンサルタントは企業と顧客との、あるいは商品・サービスと顧客との出会いをつくるチャネル改革や、顧客が商品・サービスの購入に至る過程などの顧客体験を、IT技術を用いて改善し、企業と顧客との結びつきを強める支援をします。

 

■ITコンサルとSE・SIerの違い

ITコンサルは、ITコンサルタントという職種を指す場合と、ITコンサルティングを行う会社を指す場合とがあります。混同されがちであるSEとSIerの違いについても解説していきます。

 

ITコンサルタントとSEの違い

ここでは職種としてのITコンサルタントとSE(System engineers)の違いを、その役割と業務内容の点で対比させて解説します。

 

| 役割

ITコンサルタントの役割は、クライアントが抱える課題を解決するためにどういったシステムが必要であり、ツールとしてのITをどのように活用して顧客企業の課題を克服するかの考案です。それに対してSEの役割は、顧客希望が求めるシステムの開発です。

ITコンサルタントの役割はSEがシステム設計を行うより前の段階にあり、SEの業務よりも、より経営側に近い業務といえます。

 

| 業務

ITコンサルタントはその役割を果たすため、まずは顧客企業が抱える課題を把握しなければなりません。すでに顕在化している課題や、将来のリスク回避として潜在的に隠れている問題を未然に解決することが求められます。そのため、顧客企業の経営者や情報・システム部門の責任者へのヒアリングと得られた情報の分析が必要です。

SEは、ITコンサルタントと顧客企業が求める機能を満たすシステムのために要件定義を行い、プログラミングや動作確認も行います。どのようなシステムが必要であるかを考えることがITコンサルタントの業務であり、要求に応じてシステムを作り上げることがSEの業務です。

 

ITコンサルティング会社とSIerの違い

SIerとはSI(System Integration)を行うものという意味で、SEやプログラマーなどを雇用して顧客企業の求める情報システムを構築する会社や組織を指します。その業務内容はシステムの設計・開発・導入サポートから保守管理などのアフターサービスまでに及びます。

一方、ITコンサルティング会社は顧客企業が抱える課題を解決するための改革案の検討や策定の段階からプロジェクトに参加します。すでに表出している問題を解決するだけではなく、潜在的な課題を克服するために新たな課題を設定し、解決までを求められる点がSIerとITコンサルティング会社との違いです。

 

■ITコンサルタント転職にあると有利なスキル

ITコンサルタントには、IT関連のスキルや経歴の他に以下で紹介するようなスキルが求められます。

 

☑ コミュニケーション能力

ITコンサルタントは、まず顧客企業の課題を発見しなければなりません。社外の協力者でありながら、経営者や各部署の責任者、あるいは従業員などから情報収拾を行わなければなりません。

そのため、業務改善プロジェクトの立案や遂行の段階で、高いコミュニケーション能力で顧客企業の社員たちを巻き込んで課題の達成にあたる必要があります。

 

☑ 論理的思考

ITコンサルタントは課題を解決するための具体的な提案をしなければなりません。売り上げを向上させるという課題があったとして、不振の原因が商品の競争力低下、競合他社の攻勢、あるいは需要の減少など、いずれが主要な原因であるかを分析し、適切な対応策を提案するように求められます。

複雑な物事の因果関係を解きほぐして分かりやすく説明できなければならず、顧客企業が納得するだけの説得力のある提案を行うために必要なスキルが論理的思考能力です。

 

☑ ITに関する広い知識

ITコンサルタントは顧客企業の課題を解決するために、ITを活用した業務改善の提案をします。さまざまな問題に対してより適切な対処法を見つけるためには、ハードウェアやソフトウェア、セキュリティ、ネットワーク、データベースなどITに関連する幅広い知識が有効に働きます。

提案を行うにあたっても、知識が豊富であれば顧客企業にとって受け入れやすい、より説得力のある提案ができるようになるでしょう。

 

■まとめ

ITを活用した業務改善は業界、業種を問わず多くの企業に需要が高く、ITコンサルタントはキャリアアップとして多くの方にメリットの大きい職種です。また、現在SEとして活躍中の方にとっても、上流の工程であるITコンサルタントはより経営者に近い場所での活躍が期待できるキャリアアップとなるでしょう。

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