日時 | 2021.05.11 |
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今回は、様々なシーンで求められる効果的なプレゼンテーションの法則について、プレゼンテーション研修に関する事業を行っている株式会社MOVEDから、「伝わるプレゼンの法則100」の著者である代表取締役 渋谷雄大さん、話し方トレーナー 桜野友佳さんをゲストにお迎えし、オンライン上での面接、商談やプレゼンテーションのポイントについてお話を伺いました。
当日のウェビナーはYouTubeでご視聴いただけます。
日時 | 2021.05.11 |
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今回は、様々なシーンで求められる効果的なプレゼンテーションの法則について、プレゼンテーション研修に関する事業を行っている株式会社MOVEDから、「伝わるプレゼンの法則100」の著者である代表取締役 渋谷雄大さん、話し方トレーナー 桜野友佳さんをゲストにお迎えし、オンライン上での面接、商談やプレゼンテーションのポイントについてお話を伺いました。
当日のウェビナーはYouTubeでご視聴いただけます。
相手の心を動かすためには、内容を自分が話したい事柄ではなく、相手が喜ぶようなものにしておく必要があります。
つまり聞き手が、
・ワクワクしてくる
・聞いた話をさっそく行動に移したくなる
・その話を他の誰かにも教えたくなる
これらのエッセンスを加えるだけで、一段も二段もレベルの高いプレゼンへと変化してしまいます。
商品やサービスを売り込む場合、その機能や特徴などを一方的に宣伝するのではなく、相手に“どんなふうに思ってもらいたいか”を主眼に置いて話すことが重要です。
そのためには、説明する際の主語を「自分」や「私たち」から「あなた」に置き換えます。
話の流れも”(相手の)課題” → “変化“ → ”(相手の)未来像” のような形式に組み立てていきましょう。
たとえばフィットネスジムを売り込みたいときには、「弊社は業界最大手です」、「うちの設備は数億円投資されています」のような宣伝ではなく、「あなたのダイエットにコミットします」、「あなたは三ヵ月で最低5kg痩せ、ルックスも激変します」等に変えてみます。
初めに未来像をプレゼントすれば、一気に相手の心を掴むことができます。
しかし、時には相手の目的がこちらの予想と異なる場合もあるので、柔軟に対応できるよう事前に情報収集に力を入れて、様々な場面を想定したフレーズを用意しておくと良いでしょう。
では、相手の属性がわからなかったり不特定多数の群衆であったりする場合はどうでしょうか。
その場合も特に構える必要はありません。セミナーや講演の場合は、事前に話す内容が決まっているので、逆にコントロールしやすいはずです。
まずは結論を先に明かしてしまい、そこから話をゴールへ導かせていけば失敗の可能性は低くなります。また、スタート時に相手に質問を投げかけ、そこから話を広げて、最終地点に持って行くというやり方も有効です。
プレゼンは、こちらから一方的にアピールしていくものではありません。相手に参加してもらった方がスムーズにいくものなので、その手を使って軌道修正していくという方法もあります。
プレゼンにおいては“話し方”もとても重要です。あなたにとって“話が伝わってきやすい人”はどんな話し方をする人でしょうか?
・内容が分かりやすい
・話し方が流暢
この2点は大事なポイントです。
内容が分かりやすい話については、話す内容とオチが事前にしっかりと決められていれば成り立ちます。
では、一方の”流暢に話す”ためにはどうすれば良いのでしょうか。
ところで、流暢な話し方だけで言いたい事は相手にちゃんと伝わるのでしょうか。先ほども言いましたが、“伝わる“とは”相手の心が動くこと“です。
では、滑舌良く大きな声でハキハキと話せば達成できるのでしょうか。もちろん、ある程度は動くでしょう。
しかし、それ以上に動かすためには、こちらの“気持ち“が必要です。プレゼン、商談、面接等において一番大事なのは、あなたの伝えたいという“想い”なのです。
さて、いざオンラインでのプレゼンに臨んでみると、なんとなく空気感や距離感が掴めず、微妙な雰囲気に陥ってしまう場合があります。そんな場合はいきなり本題に入らず、アイスブレイクすることで打破できます。
これも“特にこれをやる“とか決める必要はなく、その時に見えたもの、聞こえたものに反応してみると良いです。
たとえば午後1時からスタートの場合、「みなさん、お食事はもう済まされましたか?」とか、画面の相手の服装に関して問いかけてみる。
顔色を見て「少し元気が無さそうですが…」と言ってみるなど。シンプルに何かのアクションを起こすだけで、硬いムードを一瞬で変えることができます。
現代のプレゼンテーションはインタラクティブが主流なので、相手側もアクションに対してコメントを入れたり、反応に適応したボタンを押してくれたりするので、プレゼンする側にとっても、かなりリラックスできる環境が整っています。
日頃から口下手な方や、「内向的な自分にできるかどうかわからない」と悩む方もいるでしょう。そんな方は、日頃からの心構えやエクササイズで徐々にスキルアップしていくことが可能です。
家族や友人に対して、自分の意見を日常的に伝えていく試みを心掛けていきましょう。
日々、少しずつで構いませんので、恥ずかしがらず、委縮せず、とにかく何かを言ってみる。余裕があれば、表情に変化を持たせると、なお良いでしょう。
ところで、話している最中の「えー…」「えっと」を言ってしまう話し方の癖についてはどうすればよいでしょうか。
口癖は自分に染みついてしまっているので完全な対処法はないのですが、「さて」や「すると」等、文脈に合う別の言葉に置き換える練習で改善されていく可能性があります。
一方、話す事に慣れていないために口癖が出てしまう方の場合は、大きくハキハキと話す事によって改善される場合が多いです。大きな声を出すことで自信が生まれ、発言に迷いがなくなるからです。
さて、プレゼン時の“緊張”については、どうやって打破していくべきでしょうか。
緊張の原因は、大きく分けて2つに分類できます。
まず、緊張の原因として考えられる多くは「準備不足」です。話す内容だけでなく、本番の環境の確認など、できるかぎり実際の環境を想定して準備しておくことが、緊張の対策として重要です。
一方、あらゆる準備を行ったうえで感じる緊張は、パフォーマンスに必要な緊張感と言えます。
リラックスし過ぎてしまうと、かえって集中力が途切れてしまうため、適度な緊張は気にせず、「必要なもの」として受け入れて納得することが大切です。そうすれば怖さもなくなりますし、場数を踏むことで自然と自信がつき、感覚も身についていきます。
日本人は自己表現が苦手な方が多いとも言われますが、その中でプレゼン力を培うことができれば、かなりのアドバンテージを得られることになります。
最後に効果的なプレゼン資料のポイントです。
■文字は少なく
■シンプルな色使い
聞き手はスマホを利用している方も多いです。しかも文字量の多さは“嫌気“にもつながります。シンプルさとうるさくない色使いを心掛け、あくまでも“喋り“にウェイトを置くのがポイントです。
むしろ余計な資料なら出す必要が一切なく、話しながら商品等を画面で見せる方がはるかに効果的です。
昨今では、オンラインでのコミュニケーションが増え、商談の機会が増えたという方も多いのではないでしょうか。
この機会にプレゼンの苦手意識を克服し、プレゼンの機会に積極的に臨んでいけば、
今後、面接や社内会議などあらゆるシーンでも活かせるのではないでしょうか。
最後に、お忙しい中ご参加いただいたMOVEDの渋谷雄大さん、桜野友佳さん、そしてご参加いただいた全てのリスナーの皆さま、本当にありがとうございました。
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