ミドル世代でロボティクス業界に挑戦、自分らしい転職で多彩なキャリアの集大成へ

2026.02.16
ミドル世代でロボティクス業界に挑戦、自分らしい転職で多彩なキャリアの集大成へ

外資系大手EC企業 物流ロボティクス領域エンジニア ⇒ Dexterity-SC Japan株式会社(ロボティクススタートアップ企業) シニアマネージャー

潮様

ラジオディレクターからITエンジニア、そして外資系大手EC企業でのロボティクス導入まで、多彩なキャリアを歩んできた潮様。「これまでの経験を最大限に活かし、心から楽しめる仕事に挑戦したい」という思いから、50代でロボティクス分野のスタートアップへの転職を決意しました。

本インタビューでは、転職のきっかけやプロセス、ミドル世代としての転職軸 、そして新たな環境で感じるやりがいについて、詳しくお話を伺いました。

「ジェネラリスト」としての経験を、組織の立ち上げに活かす決意

前職ではどんなお仕事をされていましたか?

前職の外資系大手EC企業には、約10年間在籍しました。世界に130万人以上の従業員を抱える巨大組織の中で、当初はデバイスの通信テストチーム、その後は音声アシスタント端末の日本語版QAマネージャーとして5年間チーム運営を支え、直近では物流倉庫へのロボティクス導入エンジニアを担うなど、タフでスピード感のある環境下で多岐にわたるプロジェクトを経験してきました。

転職を考えたきっかけを教えてください。

転職を決意した大きな理由の一つが、自分の強みを最大限に活かせる環境を求めたことです。私は特定の技術だけに特化したスペシャリストというより、IT知識をもとに現場のオペレーション構築、さらには総務や購買までを幅広くこなす「ジェネラリスト」としてキャリアを築いてきました。ロボティクスの導入・運用までを熟知する人材は、市場でもめずらしい存在だと思います。こうした多角的な経験を、組織の歯車としてではなく、よりダイレクトに会社全体の成長へつなげられる場所を探したいと考えるようになりました。

10年という節目を迎え、社内の仕事に一定の区切りがついたと感じたこともあり、「自分が楽しめる新しいことに挑戦したい」という思いが強まりました。

50代での転職活動において、重視したことはなんですか?

転職活動において私が重視したのは、「経験」と「楽しさ」の両立です。私の幅広い経験を最大限に活かすことができ、かつ楽しめる仕事であることを大切にしました。給料のためだけに働くのではなく、これまでのキャリアの集大成として、納得のいく「人生最後の挑戦」にしたいという思いが強かったです。

キーワードマッチングにとどまらない、コンサルタントの「誠実な伴走」

エンワールドや現在の会社との出会いを教えてください。

エンワールドとの出会いは、実は2014年の転職活動時です。当時も丁寧にサポートしていただき、私の志向を理解したうえで適切なポジションを紹介してくれたことを覚えています。

今回の転職では複数のエージェントを利用しましたが、中には「QAエンジニア」や「ネットワーク担当」といったレジュメのキーワードのみで、機械的にマッチングを行っている印象でした。一方でエンワールドのコンサルタントは、私のレジュメの奥にある、経歴から培われた適性までをしっかりと読みとってくれました。

現在の職場である外資系ロボティクス企業を紹介された際、私はロボティクスのエキスパートではないため、不安もありました。しかし、コンサルタントの方は、企業側が求めている「ビジネスに接続するための導入や展開ができる人材」というニーズと、私の経験がベストマッチすることを見抜いて提案してくれました。

エンワールドのコンサルタントは、どのような存在でしたか?

担当のコンサルタントの方は、「信頼できる伴走者」という印象です。

今回の転職プロセスは少し特殊な状況でしたが、コンサルタントの方が企業や経営陣について丁寧に説明してくださり、常に誠実なコミュニケーションを取ってくれたことで、安心して意思決定をすることができました。また、並行して検討していた他社の状況も正確に把握されており、業界知識に裏打ちされた客観的なアドバイスをいただけたことも、迷いなく決断できた大きな要因です。心理的なサポートも含め、とても頼もしい存在でした。

私が現在の会社に入社後も、エンワールド経由で候補者の方をご紹介いただき、何名か採用につながりました。前職が近い方もいれば、異なるバックグラウンドを持つ方もいましたが、いずれも非常に優秀な人材でした。単なるキーワードマッチではなく、候補者一人ひとりのキャリアや適性を丁寧に見極めたうえでご提案いただいていると強く感じています。私自身、採用側の立場を経験しているからこそ感じるのですが、採用目線が厳しくなる中でも、「なぜこの方が自社に合うのか」という根拠がレジュメの段階から明確に伝わってきます。その点で、安心して相談できる信頼のおけるエージェントだと実感しています。双方の可能性を広げ、最適な出会いを実現していく姿勢に、"ENABLING SUCCESS"の理念を感じました。

家族の「なんとかなる」という言葉が背中を押してくれた

転職するにあたって不安を感じたことなどはありますか?

転職活動で最も気がかりだったのは、やはり「年齢への不安」です。50代で、果たして市場価値があるのか、待遇面で影響があるのではないかという懸念がありました。家族を養う責任もある中で、やりたいことだけで決めて良いのかという葛藤があったことは事実です。妻が「なんとかなる、いけるよ」と背中を押してくれたことが、大きな支えとなりました。

活動開始から内定までは約2ヶ月。一般的な採用スケジュールで見るとスムーズでしたが、スタートアップ企業ゆえの慌ただしい状況もありました。コンサルタントの方のサポートも受けながら、「焦らず待とう」と自分に言い聞かせ、結果的に理想的な形での入社が叶いました。

求められている能力を最大限発揮できる楽しさ

現職ではどのようなお仕事をされているのですか?

Dexterity-SC Japan株式会社は、総合商社と外資系スタートアップが提携して設立した合弁会社で、その一号社員として、自動荷積みロボットの日本市場導入を統括しています。大手物流企業との実証実験を主導し、現場での設置から安全管理、通信環境の構築、さらには不具合対応の体制づくりまで、「導入・運用・サービス」のすべてをゼロから構築している最中です。

具体的には、お客様のオペレーションを理解してロボットの動作を調整したり、巨大なロボットを安全に稼働させるための動力電源や通信環境を構築したり、法律に則った安全管理を行ったりしています。同時に故障時の修理体制やサポート体制も整えるなど、業務は多岐にわたっています。

どのような点にやりがいを感じていますか。

ネットワークの構築から法律面を考慮した安全管理まで、自分の手で会社を動かしているという手応えは、大きなやりがいとなっています。

前職は130万人もの従業員がいる巨大組織の中で、決められた範囲のエンジニアリングを追求していましたが、今は私を含めわずか20人程度の精鋭部隊です。「誰かがやらなければ会社が止まってしまう」という仕事が至るところにあり、それを自ら拾いに行く経営的な視点が不可欠です。

転職前は、私のようなジェネラリストが、中途半端な存在として扱われないかという不安がありました。しかし、少人数のスタートアップにおいては、ネットワーク構築から安全管理、ビジネス交渉まで幅広くこなす必要があり、私にとってまさにぴったりのポジションだと感じました。

スタートアップの「隙間」を埋める先読みの力

現職で手応えを感じた経験を教えてください。

現職で手応えを感じる瞬間は、「会社の動きを一歩先読みし、ボトルネックになる前に手を打てたとき」です。スタートアップでは、放っておくと誰も担当しない「隙間」の仕事がたくさんあります。たとえば、ラボの防火防災に関しては、以前受講した防火防災管理責任者の資格を活かして安全体制を整える、外部業者に頼らず自分でネットワーク機器を構築するなど。過去の経験を活かして手を打てたときには、会社の成長に貢献できたという実感が湧きます。

また、メンバーの成長を支援できることも大きな喜びです。スタートアップは変化の激しい環境ですが、個々のメンバーがどの方向を目指したいのかを理解し、それぞれが輝ける場所を提供することを常に意識しています。周囲から「ありがとう」と直接言われる機会が増えたことは、大きな組織では得られなかった喜びです。

将来の目標や、キャリアにおけるゴールを教えてください。

私のキャリアゴールは、経営に関わる意思決定ができるポジションに到達し、会社により大きなインパクトを与えることです。今のスタートアップ環境で、会社をより良くするための意思決定に携わることは、非常にやりがいがあります。

同時に、「エンジニアとしてのマインドセット」は一生持ち続けたいと考えています。マネージャーという立場であっても、現場で何が起きているかを理解し、技術への探究心を忘れないようにしたいです。現場を知る経営層として、人生の集大成を築いていきたいですね。

自ら動き、努力し続けることが成功につながる

これから転職を考えている人に向けてメッセージをお願いします。

大切なのは、自分の興味に従って「プロアクティブ(能動的)」に動き、努力を厭わないことだと思います。エンワールドが掲げる「ENABLING SUCCESS(人・企業の可能性の最大化と未来共創)」という考え方も、まさにその姿勢があってこそ実現できるものだと思いました。

たとえ今の業務と直接関係なくても、周囲の人が何をしているか、現場で何が起きているかに興味を持ち、視野を少し広げてみることをおすすめします。そこで得た知識や経験の積み重ねが、転職という大きな決断の場で深みとなり、強力な武器になるはずです。

学び始めるのに遅すぎることはありません。私自身、英語を本格的に始めたのは30代からでしたが、それが今のグローバルな環境での挑戦を支えてくれています。好きなこと、興味のあることがあれば、がむしゃらに勉強し、知識を深めると良いと思います。いつかきっと、あなたを助ける強力な武器になるのではないでしょうか。

※2026年2月現在の内容です

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