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Global Career Journey #2越境・副業ワーカーに聞く! グローバル×フレキシブルキャリア最前線

Posted by en world Japan

12ヶ月前

​テクノロジーの進化やビジネスのグローバル化に伴い、時代の移り変わりはますます加速しています。リーダーシップを発揮してビジネスで活躍するために、アントレプレナーシップ(起業家精神)という考え方が注目を集めて久しいですが、加えて、世界を舞台に成功するための「グローバル力」の重要性が増しています。

「Global Career Journey」は、エンワールドと、ロサンゼルスでTech系エンジニアやデザイナー、アントレプレナーの海外就職を支援するLraoughとタイアップしたウェビナーシリーズです。毎回、様々な業界から世界を舞台に活躍する日本人をゲストとしてお招きし、キャリアのターニングポイント、その失敗や成功を対談形式でお伺いします。

第2回目は、香港でフリーランスとして活躍されている大塚 早葉氏をゲストにお迎えし、Lraough LLC Founder兼CEOの下村 拓哉氏とともに「越境・副業ワーカーに聞く!グローバル×フレキシブルキャリア最前線」をテーマにお話しを伺いました。

当日のウェビナーはYoutubeでご覧いただけます。

今回は、大塚氏に、1. これまでのキャリアジャーニー、2. グローバル×フレキシブルに活躍するには?というテーマで事前に集めた質問を中心にお応えいただきました。

■PART1:これまでのキャリアジャーニー

2020年9月に香港に移住し、2021年10月現在は香港に個人事業主登録しフリーランスで主にPRや事業開発の仕事を行っている大塚氏に、自身のキャリアジャーニーを振り返っていただきました。

|10代〜20代 早稲田大学に入学しアメリカに留学

千葉で生まれ、大学入学までは、友達も日本人ばかりのドメスティックな生活でしたが、早稲田大学国際教養学部に入学すると、授業は英語、学生の半分が日本人以外という環境に一転。学生時代に1年間シアトルにあるワシントン大学への留学も経験し、海外で働きたいという思いを募らせるようになりました。

|20代前半 総合商社で台湾に駐在

海外と関わる仕事、特に台湾関連の仕事をしたく、日系大手の総合商社へ就職しました。入社2年半後から台湾に駐在し、約1年半の駐在中は、できるだけローカルの人と関わるよう心がけました。

|20代後半 WantedlyにBizDevとしてジョイン

新しい挑戦がしたくて、知人から紹介されたキャリアSNSの運営会社WantedlyにBizDevとして入りました。当時7名規模のスタートアップの会社で、年収は3分の1になりましたが、お金になることは営業でも何でもするという経験ができました。

|30代 メルカリに広報PRとして転職

Wantedlyの顧客だったメルカリへ、広報PRとして転職しました。メルカリの上場・グループ会社の立ち上げなど、とても3年半とは思えない量の経験ができました。

|2020年9月 香港移住のタイミングで独立

2020年9月に夫の仕事の都合で香港に移住した際に、メルカリを退職し独立しました。香港で個人事業主登録をし、日本のスタートアップ企業3〜4社のPRや事業開発のサポート、香港のヒカキンと呼ばれるスーパーYoutuberの日本向けマネジメントを手伝っています。

また、せっかくの香港を楽しむためにも、プライベートでワインの勉強をしたり、ムエタイを習って体を鍛えたりもしています。

■PART2:グローバル×フレキシブルに活躍するには?

事前に寄せられたアンケートを中心にお応えいただきました。

|Q. 海外生活・仕事について

1. ビザ取得は大変でしたか?税金面など日本と違いますか?フリーランスとして日本と海外で働く違いはありますか?

今回は、夫の仕事が理由で移住したため、個人的な手続きなしで、就労が認められている配偶者ビザが取得できました。

香港の個人事業登録も簡易で、窓口へ行き居住証明とビザを提出し年間約3,000円の登録料(年によって変動)を払うと1日で証明書がもらえます。

税金面は、年収2,000万円くらいまでは税率が15%で、日本と比べると同じ年収の場合、約2倍ほど手取りをもらっている感覚です。

フリーランスとして働く違いは、日本の顧客がほとんどなので実務的にはありません。精神的には、日本で働いていた時のように、この時間には働かなくてはいけないという考えが変わり、時間をずらして仕事ができるようになり、プライベートで興味のあることにも上手く時間が使えるようになりました。

(下村氏)ロサンゼルスはビザの取得はとても大変です。配偶者ビザは比較的出やすいと思いますが、その中でも働けるビザと働けないビザがあります。税率は35%で日本より高いです。


2. クライアントはどのように開拓されていますか?

人とのつながりで得たクライアントばかりです。前職の上司や同僚、パートナーから、時にはTwitterなどのSNSで仕事を打診されることもあります。「つながりで仕事はくる」と思うので、「今の仕事でしっかり結果を出す」「SNSで自分のやっていることをどんどん発信する」ことが大事だと思います。

3. 仕事もしくは私生活での成功・失敗談を教えてください

人並みに失敗はしてきているとは思いますが、特別記憶に残っているものはありません。問題が起きても解決のために順序立てて考え対応していくので、最終的には失敗とあまり感じていないのかもしれませんね。


|Q. キャリア・スキルについて

1. 英語・中国語の語学勉強は、どう取り組みましたか?

中国語は大学の時に第2外国語で勉強を始めました。商社で台湾に駐在した最初の3ヶ月間、現地で塾に通わせてもらい、集中して勉強し台湾における中国語試験の最上級を取得しました。この間できる限り日本語での会話を避け、ローカルの方と話すようにしました。

英語は、TOEIC950点ありますが、発音が悪いなどの苦手意識があります。4歳の息子にも触発されて、スクールに通うことを決めました。


2. なぜ大手からスタートアップに転職したのですか?

商社に就職した大きな理由は、台湾で働きたかったからで、台湾に駐在したことで達成感がありました。何か新しいことに挑戦したいと思っていた矢先に紹介されたのがWantedlyで、それまでの大手企業と違い、経営者のすぐ近くで働けるという点に魅力を感じました。


3. これまでのキャリア・経験で活きていることは何ですか?

すべて役立っています。やっていて無駄なことはないと思います。

そして、やってきたことを発信してきたことが良かったと思います。バックグラウンドを知ってもらえ、案件の声がけもしてもらえています。

私は、最初、当時流行っていたFacebookで発信していました。そのうち取材依頼が来て、発信の場が少しずつ増えました。その時々に応じたプラットフォームで発信していけば良いと思います。


4. キャリアの分岐点で何を一番大切にして決めていますか?

わくわくするかどうかで決めています。そして、自分で選んだ道は、自分で正解にするしかないと思って頑張るようにしています。


5. 手当ての厚い駐在時代と比べて、今の働き方は満足度は上がりましたか?

スタートアップが仕事の中心なので、給与だけでなくストックオプションという方式もあり、お金の面では駐在時代と比べて劣っているとは思いません。

働き方は、自分には今のフリーランスの状態が合っていると思います。カジュアルに仕事できて自然体でいられるし、人と繋がることが好きなので満足しています。


6. 子供と向き合う時間が少なくて、母として悩むことはありますか?

子供と向き合う時間は、今の方が増えています。ヘルパーさんを雇ったことで、家事に取られていた時間を仕事や子供と過ごす時間に充てることができています。

私は、子供は多くの人から愛された方が幸せと思っているので、自分が向き合えない時も他の人が向き合ってくれ、その人から愛情をもらえていれば、悩まなくて良いのではと思います。


■まとめ

今回は、香港でフリーランスとして活躍されている大塚早葉氏にお話をうかがいました。

実際に海外で個人事業主として働いている方の生の声が聞け、これから海外に関わるキャリア展開をしたいと考えている方にとって有用な内容がたくさんあったのではないでしょうか。

最後になりましたが、お忙しい中ご参加いただいた大塚氏、Lraough LLC 下村氏、ご参加いただいた全てのリスナーの皆さま、本当にありがとうございました。