​オンライン面接対策セミナー

​直接会って話すことが難しい中で、2020年より転職活動における面接のあり方が大きく変わり、オンラインによる面接が標準になってきています。
そのような状況下において、エンワールド・ジャパンにご登録されている皆様からも、経験の度合いに関係なく、改めてオンラインにおける面接についてのアドバイスが欲しいとのご要望を多くいただき、本ウェビナーを企画しました。

当日のウェビナーはYoutubeでご覧いただけます。

今回は、「心を動かすコミュニケーションによって、一人ひとりの世界を広げていきたい」という思いで事業を立ち上げ、プレゼンテーション研修などを行っている株式会社MOVEDの代表取締役 渋谷雄大さん、同社の話し方トレーナー 桜野友佳さんをお迎えし、「実際のWEB面接を想定した面接のロールプレイング(ロープレ)」と「オンライン面接の極意とは?」の2部構成でオンライン面接対策についてのアドバイスをいただきました。

PART1:実際のWEB面接を想定したロープレ

面接で実際に面接官から質問されることが多い3つの事柄について、まず面接のロープレを行い、そのロープレに対して渋谷氏、桜野氏から指摘・アドバイスをいただき、再度ロープレを行うという手順です。

ここではフィードバックで出た指摘やアドバイスを紹介します。実際のロープレについてはウェビナーをご覧ください。


質問1:挨拶と自己紹介

第一印象となる挨拶の部分ですが、目線が合っておらず違和感を感じました。ずっとでなくて良いので、伝えたい時は意識してカメラを見て、面接官と目線を合わせた状態で話をしましょう。
横を向いていたせいか顔に少し影ができ、顔の表情も見にくかったので、照明を前から当てしっかり正面を見て話しましょう。

質問2:志望動機・自己PR

入社したら自身のスキルを「どう生かせるか」まで話す

自分ができること、やりたい事を伝えるだけでは物足りません。面接の主導権は、どちらかというと企業側。企業に気に入ってもらい、この人を採用したいと思ってもらえるかが大事です。主語を企業側に持っていき、スキルや今までやってきた事をうちの会社に入ってきたらどう生かし、活躍できるかまで話してみてください。

話し方には抑揚をつけて

スラスラと話せても抑揚がないと、メッセージが伝わりにくくなります。伝えたいメッセージを際立たせるよう、ゆっくり、はっきりを意識してみましょう。

最初に話すテーマの数を伝える

「まず3つあります。」などと最初に伝えると、面接官側も整理がしやすくとてもわかりやすいです。

各会社に対する面接準備は大事

エンワールド・ジャパンでも、面接の準備はとても重要なポイントとして候補者さんに伝えています。志望動機など、面接で良く聞かれる項目に対し、自分の思いだけを伝えるというのは良くあること。聞き手は、何を求めていて、どういうスキルマッチなのか、相手がどういうコミュニケーションを求めているのかまで考えた上で、回答を伝えるのが大事です。

ただ、こういうことをアドバイスすると、相手の求めている答えに自分の答えを変えなくてはいけないのでは?と感じる方もいます。あくまでも、自分の持っている答えと相手方の求めている質問の意図をマッチさせることが重要です。

質問3:成功例・失敗例

面接官が何を聞きたいのか、「再現性」や「どう生かせるか」を話す

質問2と同じく、成功体験・失敗体験を話すだけでなく、その先に面接官が何を聞きたいのかを考えましょう。面接官が知りたいのは、成功体験が入社後にどういった再現性があるとか、どのように生かせるか、失敗体験に対してどうリアクションをとり、反省して対応したのか、それを入社時にどう生かしてくれるのかということです。経験を入社後どう生かせるかというところまでストーリーを作って話すと、面接官も入社したらその経験を生かしてくれそうだな、こう言った人なんだなとイメージしやすくなります。事実だけ伝え終わりにせず、プラスアルファして伝えてください。

失敗例では、事実以降の部分のボリュームを多めに

失敗例を話す際は、事実以降の分析・振り返り・アクションという部分のボリュームを多く話すと、失敗からどういう風に行動できる人物であるか良く伝わります。

経験した時の感情を入れて話す

面接でよく聞かれる内容は、文章化したり、箇条書きにして準備すると思いますが、それを覚えて話すだけだと、面接官は、読んでいるだけだなというのがわかってしまいます。準備するのは良いですが、実際に話す時は、当時の情景をイメージしながら、自分の言葉で、その時に思った事を文章にしていくということに重きをおき、自然な話し方を意識しましょう。

また、同じような表情で淡々と話すことは決して悪くはありませんが、聞き手に状況をイメージさせてあげられると、さらにもう一歩、伝わりやすくなります。そのためには、話す際にその時の自分の感情を入れてあげること。例えば、成功例を話す際に、嬉しかったということなら笑顔を見せるなど。少し難しいですが、これができると格段に変わります。

前職のエピソードは、具体性を保ちつつ、固有名詞などはぼやかして

具体性がかけると抽象的すぎて良くわからない話になってしまうので、固有名詞などは企業が特定できないようにぼやかしつつ、ただ、当時の状況がわかるような臨場感ある内容にしましょう。

今、勤めている企業の情報を機密情報として扱うということも、その方の信頼性に繋がります。固有のお客さんの情報や企業特有の情報はお伝えできないと面接官に伝えても問題はありません。

PART2:オンライン面接の極意とは?

続いて、渋谷さん、桜野さんにオンライン面接における伝わるプレゼンの作り方とその上手な伝え方についてお話しいただきました。

伝わるプレゼン。ストーリーの作り方(渋谷氏)

今日のゴールは、「プレゼンが苦手」ということから、「次のオンライン面接が楽しみになる」ことです。そのためのポイントをお伝えします。

コミュニケーションは相手への贈り物

面接では、つい自分目線になってしまいがちですが、入社したら活躍してくれるというような贈り物を面接官に届けていくことが大事です。コミュニケーションとは、相手が喜んでもらえる事を伝え、ワクワクしていただくという贈り物の交換だということを意識しましょう。

目指すは「ココロ」を動かす

面接のゴールは、自分の情報を正しく伝えることではなく、面接官が「話を聞いてワクワクする」「行動を起こしたくなる(すぐうちに入って欲しいと思い行動する)」「誰かに伝えたくなる(上司などになぜ採用したいのか伝える)」こと、つまり面接官の「ココロ」を動かすことです。

その時に大事なのは、「情報紹介から抜け出し、相手が主役のシナリオに置き換える」こと。自分を採用すると、入社希望の会社が描く未来像へ近づく・推進されるという話をしましょう。

オンラインで伝える話し方(桜野氏)

オンラインで面接官に自分の魅力をしっかりと伝える話し方のポイントを紹介します。リアルとオンラインの環境の違いをできるだけ解消すると、話は伝わりやすくなります。

顔がはっきりと見えるように

面接官が表情をしっかりと読み取れるよう、照明を使う、部屋の位置を変えるなどして、自身の顔がはっきりと映るように明るさや光の角度を調整しましょう。

目線を合わせられるように

カメラが自分の目線の高さにあるのがベストです。例えば下から煽った顔は、威圧感を与えたり、実際の顔立ちと違って見えたりします。空き箱や本、スタンドで調整し、ベストなカメラ位置に合わせましょう。

クリアに聞こえるように

環境音が入ったり、声が遠いことがなく、クリアに聞こえているかを録画して確認しましょう。聞こえにくければ、マイクを変えるなどの工夫で、相手に話した内容が的確に伝わるようにしましょう。

次のオンライン面接が楽しみに

今回は、「次のオンライン面接が楽しみになる」をゴールに、ロープレやプレゼンテーションを通して、さまざまなオンライン面接における極意をアドバイスいただきました。

アドバイスで得たポイントを意識すれば、自信を持ってオンライン面接に望めるのではないでしょうか。

 

最後になりましたが、お忙しい中ご参加いただいた株式会社MOVEDの渋谷氏、桜野氏、リスナーの皆さま、本当にありがとうございました。

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