今回のウェビナーではMOON-X株式会社の小坂尚子さん、日本マクドナルド株式会社の梶野透さんをスピーカーにお迎えし、「ビジネスを創るSCM~その魅力とキャリア~ 第1回 SCM × to Consumer Business」をテーマにトークセッションを開催しました。
当日のウェビナーはYoutubeでご覧いただけます。
今回のウェビナーではMOON-X株式会社の小坂尚子さん、日本マクドナルド株式会社の梶野透さんをスピーカーにお迎えし、「ビジネスを創るSCM~その魅力とキャリア~ 第1回 SCM × to Consumer Business」をテーマにトークセッションを開催しました。
当日のウェビナーはYoutubeでご覧いただけます。
MOON-XのD2CビジネスにおけるSCMの役割や、業界ごとにB2B、B2C、D2Cそれぞれどのような違いがあるのかに触れながら、お二人が考えるSCMについてお聞きしました。
<回答>
・従来の物流や情報の流れはメーカー、卸、店舗、消費者という形で、消費者までに2ステップほど挟んでいた
・D2Cはメーカーからステップを挟まず直接お客様に売るため、消費者行動のデータがオンタイムでタイムラグなしで確認できる
→ 実行したプローモションの評価が瞬時に分かり、商品改良や需要予測、生産終了、プランニングなどにスピード感を持って対応できる
・消費者動向の情報を必要な場所に必要なタイミングで流し、情報をキャッチしながら物流、ひいてはキャッシュフローを管理するという部分においては、D2C、B2B、B2Cで共通している
<回答>
D2Cだけではないが、最初からサプライチェーンがプロジェクトの要としてディスカッションに入り、商品開発全体において適切な判断をしている
<回答>
・コスト、キャッシュ、サービスをいかに最適化していくかというSCMのミッションは、どの業界でも変わらない
・スピード感は業界ごとに若干違う
・優先順位はビジネスモデル×フェーズで変わる
→ 会社のフェーズやビジネスを見極め、将来を描き、現状と達成目標を考えて優先順位をつけていくのはどの業界でも変わらない
<回答>
・適正な在庫で物事を管理していくことがSCMにおけるキャッシュフローに直結する
スピーカーお二人の過去を振り返り、ご経験についてお聞きしました。
<回答>
・外資系企業での経験では、自分の裁量権が大きかったことが醍醐味でもあり、チャレンジでもあった
・入社当時からジョブ型の働き方をしていて、何を達成すべきかが明確な環境下にいたため、オーナーシップと自立性を持つ習慣をつけることができた
<回答>
・何のためにこの仕事をしているのか、目的意識を明確にして日々の業務を行う癖をつけておいてよかった
→ 上の立場になったときに、どこに優先順位を置くべきかという判断がしやすくなり、実際にキャリアの役にも立っている
・ビジネスの視点で「何のために」と考える習慣がついたことは今でも財産になった
コロナ禍でSCMは分散が進むのか、集約が進むのか、その条件など、将来におけるSCMについてお聞きしました。
<回答>
・消費者行動や広告媒体も変化しているので、消費者のデータを手に入れて商品をアジャストしていく俊敏性が大切
・供給側、消費者側の予期せぬ要素の増大が見込まれるため、SCM全体を俯瞰して絵を描いておき、予期せぬことに瞬発力を持って対応する
・D2Cだからこそ、消費者の需要を供給に合わせることが可能なため、全体のコストを見て判断する
<回答>
・特に物流においては、今まで考えていなかったような外的要因から標準化が進んでいく可能性があり、潮流を読み、変化に対応し続けないと勝ち残れない
・SCMにおいても、今いる領域だけを見ていると変化に対応できないため、ほかの業態を注意深く見ておくことが今後のビジネスの成長のために重要
D2Cの広がりとともに求められる新たなスキルは何か、AIとの関わり、積んでおくべき経験についてお聞きしました。
<回答
・ITや機械によって、プランニングや製造、物流などの作業の自動化は確実に進んでいく
・逆に、俯瞰する業務や、作業を標準化するスキルセットは今後増えていくと思われる
→ 全く違う分野の人と話すことによって視座を得たり、何のためにしているのかという視点に立ち戻ったりすることで、AIにはできない俯瞰的な視点を持つことが重要
リスナーの方々からいただいたご質問について、お二人にお聞きしました。
<回答>
・準備の際に正しいKPIを拾えているかが前提条件
・その上で異常値に対処できるか
・チャレンジが来たときに正しいアクションをとるためには、日々の準備をしっかりとしておくことが最も重要
・準備できない問題に対しては、瞬時にどういったことができるかの判断することも大切
<回答>
・今まではマーケティングが出すものにアジャストして作っていくことが当たり前だったが、本当に最適かを判断し、変えるべきところは声を上げていかなければいけない
・今後、もっとSCMから需要をドライブしていくことができればビジネスに良いインパクトを与えることができる
・適切な言葉を適切な人にビジネスの視点で話せることが重要
最後に、お忙しい中ご参加いただいたMOON-X株式会社の小坂尚子さん、日本マクドナルド株式会社の梶野透さん、そしてご参加いただいた全てのリスナーの皆さま、本当にありがとうございました。
あなたの英語を活かすなら
外資系・日系グローバル企業のハイクラス転職ならエンワールド
あなたに合った求人を探す
リモートワーク可や年収1,000万円以上のハイクラス求人をお探しの方はこちら