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【人事用語FAQ】エンプロイアビリティとは

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約2ヶ月前

エンプロイアビリティは企業における採用活動や人材育成を行ううえで大変重要なものですが、耳にはしたことがあるものの具体的にどのような意味を持つか詳しくわからない方もいるでしょう。この記事では、エンプロイアビリティとは何か、その種類やメリット・デメリットなどをFAQ形式で解説します。

|Q. エンプロイアビリティとは

エンプロイアビリティ(Employability)とは、「雇用:employ」と「能力:ability」という2つの単語を組み合わせた経済学用語です。

厚生労働省によって「就業能力」と定義されており、一般的には従業員が企業に継続して雇用してもらうための能力のことを指します。

​この能力を高めることは、社会の多様な変化にも順応できることにつながり、異動や転職をスムーズに進めるためにも役立ちます。

​|Q. エンプロイアビリティの分類とは

​自身と組織(企業)との関係からみて2つに分けられます。

内的エンプロイアビリティアビリティ

​就業している企業に雇用され続ける能力のことです。

​内的エンプロイアビリティが高い人は、自社の商品・サービスや業務のノウハウに精通している人物や、組織にとって重要な人と会社に評価される人です。そのため、企業の業績が悪化した場合にも、会社に残ることを求められるような人材でもあります。

外的エンプロイアビリティアビリティ

​現在就業している企業で部署異動する場合、または、他の会社に転職する場合も、現在と同等以上の処遇や条件で雇用される能力、または、雇用を可能にする能力のことです。

​外的エンプロイアビリティが高い人とは、一般的にどの企業でも有用な幅広い知識や経験を持っている人、何かの分野に飛び抜けたスキルや知識を持つ人を指します。

​|Q. エンプロイアビリティの重要性は?

​従業員のエンプロイアビリティが高くなるということは、業務スキルも向上するということです。つまり、エンプロイアビリティが高くなることは、結果的に業績アップにつながることが期待できるため、企業にとっても効果的です。

​また、企業がその取り組みに貢献することは、社員の企業に対する満足度向上も期待できます。

​|Q. エンプロイアビリティを評価の対象にするメリットは?

​主なメリットは次の通りです。

​従業員の能力が高まり会社の利益増加につながる

​求められる能力を身につけることが雇用の安定化につながるとわかれば、従業員はより意欲的にスキル向上に取り組むでしょう。結果としてモチベーションや生産性を高め、会社の利益を増加させることにもつながります。

​成長意欲のある優秀な人材が獲得しやすくなる

​成長意欲の強い求職者は、自身のスキルアップを支援してくれる転職先を選びたいと考えます。エンプロイアビリティの育成に積極的な企業であると対外的に表明できると、成長意欲のある優秀な人材が獲得しやすくなります。

​優秀な従業員の離職を防ぐ

​従業員にとって働きながら自分の価値を高められる就業先はとても魅力的な環境です。この会社にいれば「転職にも備えられる」という安心感から、かえって従業員が定着することも期待でき、従業員を囲い込む効果も期待できます。

​|Q. エンプロイアビリティを評価の対象にするデメリットは?

​先ほど説明したように、エンプロイアリビリティを高めることのできる就業先は従業員にとって魅力的である一方、エンプロイアビリティが高まることで従業員が他社にとっても魅力的な人材になり得ます。従業員の転職先の幅が広がって、他の会社へ流出してしまうというリスクも生じるようになります。

​優秀な人材の離職を防ぐには、エンプロイアビリティを高める活動に先んじて、他の選択肢ができたとしても働き続けたいと思ってもらえるような、自社の魅力を高めておくことが大切です。

​|Q. エンプロイアビリティの高い企業を目指すためには

​企業として、エンプロイアビリティを高める取り組みの具体例をいくつか紹介します。

​社内制度の整備

​一例として、部署が主導で社内他部署から人材を募集する社内公募制度や、その逆で、従業員が希望部署を指定して応募する社内FA制度など、従業員が望むキャリアの実現を支援できる制度などの整備が挙げられます。

​学習環境の整備

​オンライン/オフライン集合型研修やEラーニングなどで、個々人の希望に応じて選択できる手上げ式のOff-JTプログラムを企業で提供したり、業務時間外の自主的な自己啓発活動を支援するために学習テーマに関する情報提供や金銭的支援を行う施策です。

​適切なジョブ・アサインメント

​従業員が高いモチベーションで自らの能力を十分に発揮しながら働くために、マネージャーやリーダーが、メンバーに対して適切な業務や役割の割り当て(ジョブ・アサインメント)をすることも大切です。マネージャーやリーダーが、1on1ミーティングや日常のコミュニケーションから、メンバーの個性やキャリアアンカーをきちんと理解することがキーとなります。

​今回はエンプロイアビリティについて解説しました。エンワールドは、企業のグローバル人材に関する採用課題をあらゆる方面からサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。

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