ブログへ戻る

【人事用語FAQ】メンター制度とは

Posted by

約2ヶ月前

近年、多くの企業で導入されている「メンター制度」。

新入社員や若手だけでなく、管理職などの教育・育成など、多様な場面で活用されています。ここではメンター制度の概要、そのメリットと有効に機能させるためのポイントについてFAQ形式で解説します。

|Q. メンター制度とは?

メンター(Mentor)は、助言者・相談者という意味です。

メンター制度とは、一般的に所属する上司とは別に、年齢の近い経験豊富な先輩社員(メンター)が、後輩社員(メンティー)に対して、仕事だけでなくキャリア形成、個人的な問題・悩みなどに広く相談に乗り、サポートする制度のことです。

|Q. メンターの役割とは?

主にメンティーに対して行うこと5つを紹介します。

・最終的に目指すべき目標や、達成するべき目的を明確に設定する

・自主性を引き出しつつ、ゴールに向かう行動設計をサポートする

・悩みや問題に対して助言し、解消・改善をサポートする

・モチベーションのケアや行動進捗の管理を行い、アドバイス・指導する

・仕事以外の教養や価値観を養い、ライフスタイルの向上を図る

|Q. メンター制度とエルダー制度の違いは?

エルダー制度は、新入社員を対象とし、直属の上司ではない先輩社員が主に実務面やスキル面のサポートをメインで行なうOJT制度の一つです。指名された先輩社員(教育係)をエルダーと呼びます。

一方、メンター制度は、年次を限定せず全社員が対象で、他部署の先輩社員がつき、精神的なサポートも行う点が異なります。

|Q. メンタリングとは?

メンティーの育成のため、メンターがメンティーのモチベーションを高めたり、仕事をサポートしたりする指導方法を指します。

一般的にメンタリングは、メンターとメンティの1対1で行われますが、指導方法の決まった定義はなく、組織やメンターの方針によって決められます。

|Q. メンター制度を導入するメリットとは?

一般的なメリットを3つ紹介します。

メンティーの定着率の向上

メンティーは早いスピードで成長でき、不安も解消されるため仕事への満足度が高まり、定着率の向上につながります。

メンターの成長にもつながる

メンター側も、改めて自分を見つめ直し、学び直すきっかけとなります。コミュニケーション力のアップやマネジメントのノウハウの習得など、自身の成長へもつながります。

​組織全体のコミュニケーションが活発化する

日常業務ではあまり関わりのない部門・部署の社員同士の交流が生まれ、組織全体のコミュニケーションが活発化します。

|Q. メンター制度を導入するデメリットとは

一般的なデメリットを3つ紹介します。

メンターの業務負荷が重くなる

メンティーのケアに時間が取られ、メンターの業務負荷が重くなります。しかし、メンター業務はメンターの業務評価にはつながりにくいこともあります。

お互いにとってストレスになる可能性がある

メンターとメンティーの相性が悪いと、人間関係がうまく構築できず、お互いにとって大きなストレスになる可能性があり、結果的に離職を促進させるリスクもあります。

成果にばらつきが生まれる

メンターには基本的に資格などが必要ではないため、個人のメンター能力により、成果にばらつきが生まれてしまうことがあります。

|Q. メンターに必要なスキルとは?

メンターが、メンティーを積極的に育てようという意欲やある程度の実績や経験を持っていることは大前提です。

加えて、重要なのはコミュニケーションスキルです。メンターがメンティーの不安な気持ちを理解し寄り添って対話をすれば、メンティが自ら学ぶ姿勢を引き出せるでしょう。

また、物事を客観的に見るスキルも大事です。メンターがメンティーの不安に思っている状況を冷静に分析できれば、不安解消のための方法を具体的に提示できるでしょう。

|Q. メンター制度導入にあたっての注意点は?

スムーズな導入を目指すには、全社的な体制を整えることが大事です。

人事部が中心となり制度導入のルールを設定したら、経営幹部と連携した情報発信で、社内への浸透を行いましょう。

また、メンターを受け持つ社員の通常業務量の調整など、直属上司のサポートも必要となってきます。

時には、メンターの対応範囲を超えた問題発生や、責任を重く受け止めすぎたメンターがメンタルヘルスを悪化させることもあります。事務局とメンターの定期的な面談やメンター同士の情報交換の場の設置など、メンターが安心できる環境で運用していくことが重要です。

|Q. メンター制度を成功させるために必要なことは?

研修や定期的な効果測定を行うことで、メンターとメンティーの育成を図ることも大切です。

メンター向けに、メンタリングの理解を深め資質を伸ばす研修や、メンティー向けに、メンター制度やメンターとの信頼関係の構築方法などの理解を深められる研修を行うと良いでしょう。

また、数値目標を設定し、実施状況や質を定期的に効果測定することで、課題を解決していけば、効果的に継続していくことができるでしょう。

|Q. 社外メンター制度とは?

社外の方にメンターになってもらう制度です。

社内メンターにはできない教育やサポートができたり、社外の人間として本音を引き出しやすいことから本質的な部分でのサポートがしやすかったりというメリットがあります。社内メンターではサポートしにくい役職の社員の場合、活用できる制度です。

今回はメンター制度について解説しました。エンワールドは、企業のグローバル人材に関する採用課題をあらゆる方面からサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。