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【人事用語FAQ】ESGとは

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約2ヶ月前

​「ESG」や「ESG経営」という言葉を耳にしたことがあっても、具体的にはどのようなものなのか分からないという方もいるのではないでしょうか。この記事では、ESGやESG経営について、そのメリットや課題、SDGsやCSRとの違いまでFAQで解説します。

 

|Q. ESGとは?

ESGとは、「Environment(環境)」「Social(社会)」「Governance(ガバナンス)」の頭文字から成る言葉で、2006年に国連が各国の機関投資家に対して提示した投資に関する考え方です。

 

20世紀以降、自社利益のみを追求する企業活動が、環境問題や労働環境を巡る人権問題を誘発しているとして、企業を評価する際に環境・社会・ガバナンスの3点を意識するよう提唱しています。そして、この3点を配慮した企業経営を「ESG経営」と呼んでいます。

 

|Q. ESG活動の具体例は?

具体的なESG活動の一例を次に紹介します。

 

Environment(環境)

・プラスチック製のカトラリー廃止

・国内外における植林活動

・太陽光発電の活用によるCO2削減への取り組み

Social(社会)

・労働環境に関する意識調査の実施と改善への取り組み

・女性役員比率や外国人労働者比率向上施策の実施

・発展途上国を中心とした社会貢献プログラムの実施

Governance(ガバナンス)

・企業コンプライアンスの遵守

・ステークホルダーに対する積極的な情報開示

・社外取締役の導入、取締役の社外比率の確保

 

|Q. ESGとSDGsの違いとは?

ESGと似た言葉に「SDGs」があります。SDGsは「Sustainable Development Goals」の略で、2015年の国連サミットで採択された「2030年までに持続可能な社会を実現する」ための国際的な目標のことです。

 

考え方はESGと近いですが、SDGsは2030年までに国際世界全体で目指したい目標であり、ESGは企業の取り組みを評価する際のポイントとなります。

 

|Q. ESGとCSRの違いとは?

ESGと混同されがちな言葉に「CSR」もあります。CSRは「Corporate Social Responsibility」の略で、企業の社会的責任を意味します。企業は、社会全体の利益を考えた上で、自社の利益を追求するものとして、その倫理的責任を提唱しています。

 

は、企業が消費者や取引先、環境などさまざまなステークホルダーの利益を考慮して経営判断を行うという点では共通点があります。

しかし、ESGは環境・社会課題の解決こそが経営課題として捉えられるのに対し、CSRは環境・社会課題の解決は企業にとっての経営課題の中心ではないという点で、根本的に異なります。

CSRは、企業は環境や社会に負荷をかけながら企業活動を行うという前提のもと、その償いとして、利益の一部を植林などの環境保護活動や美術展への協賛などの文化活動を通じて社会に還元することです。

 

 |Q. ESG経営のメリットとは?

ESG経営のメリットは企業によって異なりますが、主に以下のようなものが挙げられます。

採用力の強化、従業員の定着に繋がる可能性がある

ESG経営の取り組みには、労働条件の改善や安全衛生の確保、多様性の尊重といった職場環境を整えるテーマも含まれています。こうした取り組みで成果を出すことは、採用力強化に繋がると共に、従業員の満足度向上にも繋がると言われています。。

 

ブランド力や企業価値の向上が期待できる

昨今、SDGsという言葉が広まったことで、企業の社会貢献性に対する関心は高まりつつあるといえます。

ESG経営によって「環境問題に取り組んでいる企業」「社会に貢献している企業」としてのイメージアップに繋がり、ブランド力や企業価値の向上も期待できます

 

|Q. ESG経営の課題は?

ESG経営によって成果・利益を得るには、時間がかかるとされています。そのため、経営戦略の一環としてEGSを捉え、組織全体で継続的に取り組む必要があるでしょう。 

また、そもそもの定義や価値判断指標が明確でないことから、ESG経営の進捗確認が難しいともされています。

 

|Q. ESG経営において人事担当ができることとは?

ESG経営では、人事担当者が大きな役割を担うケースもあります。例えば、ESG経営において注目度の高いテーマのひとつである「ダイバーシティ(多様性)」の施策は、テレワークや短時間正社員といった働き方、女性管理職の積極登用、高齢者や障がい者、国籍や人種を問わない多様な人材の雇用など人事に纏わるものが多い傾向にあります。 

こうした、多様な従業員が活躍できる環境作りをはじめ、労働時間を適切に管理するために管理方法を見直す等の安全と健康に配慮した職場作りや、ESGに基づいた雇用や人材育成のあり方を整備するなど、ESG経営において人事担当ができることは多岐にわたるといってよいでしょう。 

今回は、ESGについて解説しました。エンワールドは、企業のグローバル人材に関する採用課題をあらゆる方面からサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。