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【人事用語FAQ】コンプライアンスとは

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2ヶ月前

健全な企業活動を運営していくうえで、重要となる「コンプライアンス」。

ここでは、コンプライアンスとは具体的にどのようなものか、その重要性ついてFAQ形式で解説します。​

​|Q. コンプライアンスとは?

「コンプライアンス(compliance)」とは、従うこと・命令に応じるという意味。企業におけるコンプライアンスとは、企業が法令を遵守することです。

近年は、法令遵守に止まらず、「社会的規範や企業倫理、社内規定、就業規則などの幅広い規則を守る」ことが基本です。

何かとコンプライアンスの重要性が叫ばれる昨今において、企業は誠実で公平公正な企業経営の元、健全で責任ある対応を求められています。

​|Q. 採用活動におけるコンプライアンス遵守の重要性とは?

企業がコンプライアンスに違反した場合、社会から「問題のある企業」と認識され、信用を失いかねません。

​企業価値が下がり、株価や売り上げの減少、損害賠償請求などさまざまなダメージを受ける可能性があります。

​また、企業のブランド価値が下がることは、有能な人材の新たな採用や定着率の低下にも影響を及ぼしかねません。そのため、人事担当者として社内の関連部署と連携し、新入社員研修や定期的なトレーニングを実施するなどし、社員のコンプライアンス意識の維持に努めることも、大切な役割と言えるでしょう。

​|Q. コンプライアンス違反の事例はどのようなものがある?

​違反が起こりうる事例をいくつか挙げます。

​・業務用のデータの社外持ち出し

・個人情報などの情報漏洩

​・パワーハラスメント(パワハラ)などのハラスメント

​・不適切な時間外労働

​・SNSの不適切な発信

​・設備や備品の不正利用

​・著作権侵害

​|Q. コンプライアンス違反の範囲は?

​コンプライアンスは、法令遵守を基本とし、社内規範、倫理規範にまで及びます。​

法令順守

​最も具体的なのは労働基準法、会社法、民法、刑法などの法令です。

​法令に違反すると刑事罰が科されます。

​社内規範

​業務マニュアルや社内規定などの社内規範は、違反しても法令に反しない限り刑事罰は科されませんが、企業にとって致命的な事故や事件につながることもあります。

​倫理

​倫理綱領やコンプライアンスマニュアルなどを含む企業の倫理観・モラルに則った抽象的な内容です。

​たとえ法令違反をしなくても、モラルを守ることは大切です。

​|Q. コンプライアンス違反が起こる原因

​主な原因を2つ紹介します。

​不正行為が起こりやすい状況になっている

​例えば、「お金の管理を1人でしているので横領しやすい」、「社員が従順なので不都合なデータは隠ぺいするよう指示しやすい」、「誰にも注意されない」など、管理が行き届いていないと違反が起きやすい状況になります。

​従業員がコンプライアンスの知識や意識を持っていない

​従業員がコンプライアンスの知識がない、またはコンプライアンス意識が低い場合、そもそも何が問題なのかを理解しておらず、気付かぬうちに違反してしまう恐れがあります。

​コンプライアンスをすべての従業員の共通認識とし、意識や知識を浸透させるために、定期的にコンプライアンスの研修を行うなどの、対応が必要と言えます。

​|Q. 人事担当としてのコンプライアンス対策の取り組みは?

​代表的な取り組みを紹介します。

行動指針・方針の策定

​企業理念を含めた具体的な行動指針・方針を策定し、社内周知のために経営陣の協力も得ながらアナウンスしましょう。

​教育の実施

​従業員一人が違反することによって組織・会社が受けるダメージの大きさを学び、自覚を持って行動できるよう、法令や社会規範、社会道徳の理解のための研修を実施することもコンプライアンス対策の取り組みの一つです。

相談窓口の設置

​質問や相談がいつでもできるような雰囲気・環境作りも重要です。

​また、コンプライアンスマニュアルの作成も有効と言えます。

​|Q. コーポレートガバナンスとの違いは?

​さまざまな社会ルールに従うことを意味するコンプライアンスに対して、「コーポレート・ガバナンス(Corporate Governance)」は、それらのルールを守り、企業を健全に管理するために、実際に体制を運用していくことです。

​|Q. 企業倫理とは?

​企業倫理とは、企業が消費者や社会からの信頼に応えるために遵守するべき規範として、経営理念やそれを実現する行動に関して、明文化されたものです。

​企業が法令遵守することは当然のことであり、その実践を目的とした規範を企業倫理として策定し、経営理念や行動原理の中に明記して、社員全員に周知徹底することが重要です。

​コンプライアンスの訳語として用いられることもあります。

​​|Q. コンプライアンス研修で取り入れられることの多いテーマは?

​研修のテーマには次のようなものがあります。

​法令

​人事担当者、管理職、経営層、スタッフなど、職務レベル、業務別に知るべき法令があります。

​ビジネスマナー

​ビジネスマナーを知って守ることは相手への配慮であり、ビジネスを成功させるためのポイントでもあります。そのため、企業のコンプライアンス研修の導入テーマとしてビジネスマナーが扱われます。

ハラスメント

​多様化するハラスメントのなかでも、職場環境において多くの事例を耳にするのが、パワハラやセクハラ、マタハラではないでしょうか。これらを防ぐためには、しっかりとした意識づけが必要であり、優先して実施したいテーマでもあります。

セキュリティ

​IDやパスワードの管理方法、社外へのファイル送信時の規定、また、フィッシングメール受信時の対応など、機密漏洩や、パスワードの流出などを防ぐため、情報の取り扱いルールを再確認しましょう。

情報リテラシー

​SNSなどへの軽率な投稿で、企業イメージや企業経営に多大なダメージを及ぼすケースも想定されます。情報流出や他人を不快にさせる事態を防ぐためにも、ルール周知を徹底することが大切です。

​今回は、コンプライアンスについて解説してきました。エンワールドは、企業のグローバル人材に関する採用課題をあらゆる方面からサポートいたします。まずはお気軽にご相談ください。