ブログへ戻る

en world Career Salon Episode.1 国際女性デーに考える女性のキャリア形成、課題とこれから

Posted by en world Japan

5ヶ月前

​毎年3月8日は、「国際女性デー」です。1904年にニューヨークで起きたデモをきっかけに国連が設定したもので、素晴らしい役割を担ってきた女性たちの勇気と決断を讃える日です。

今回は、国際女性デーにちなみ、女性のキャリア形成や課題、これからについてをテーマに、エンワールド・ジャパンで活躍する3名の女性従業員がトークセッションを行いました。

当日のウェビナーはYoutubeでご覧いただけます。

「女性がもっと活躍できる機会を」と言われますが、実際はどうなのでしょうか。また、ロールモデルが見つからない、どうやって取り組んだら良いのか分からない、女性は成長意欲が低いなどと言われることもありますが、それは本当なのでしょうか?

今回のテーマは大きく2つで、「1. 女性のキャリアアップを阻む課題とは?」と「2. 女性がキャリアアップをめざしやすい職場環境とは?」です。


■スピーカーの紹介

トークセッションに参加したのは、次の3名です。ファシリテーターは、アソシエイトディレクターの山下拓が務めました。


|内田 春菜(以下、内田):コンサルタント

新卒から10年ほど海外営業を経て、2021年にエンワールド・ジャパンへ入社。シングルマザーとして2人の育児をしながら、フルタイム勤務をしています。現在は、福岡からフルリモートで働いています。


|ミシェル リュウ(以下、リュウ):チームマネージャー

中国出身、エンワールド・ジャパン入社7年目です。4月からチームのマネージャーを務めることとなりました。


|鈴村 亜希子(以下、鈴村):シニアコンサルタント

大学でカナダへ行き、その後アメリカに渡り約11年を過ごしました。エンワールド・ジャパンは入社8年目です。夫が海外赴任中なのでワンオペで育児をしながら時短勤務をしています。「パパママの会」を社内に立ち上げ、パパやママ同志が交流できる場を作る活動をしています。


■PART1:女性のキャリアアップを阻む課題とは?

1つ目のトピックスについて、ファシリテーターがいくつか質問を投げかけながら、トークセッションを行いました。


|Q. 「キャリアアップ」を、どのように考えていますか?

リュウ:

私の場合、楽しみながら仕事をしているうちに、少しずつキャリアアップしてきました。そして昨年、上司から「次はマネージャーを目指してはどうですか」と提案を受けました。

元々は、マネジメントポジションに就きたいと思っていませんでしたが、昨年結婚した夫や会社のサポートもあり、新たなポジションへの挑戦ができています。

マネージャーへのトレーニングを受けることで、新しいスキルも身につき、自分の成長も感じています。


鈴村:

ここ4年間、子育てをする中で、「キャリアアップ」に対する考え方が大きく変わりました。

最近は、キャリアアップとは、必ずしも上のポジションを目指すということではなく、その人にあった理想のキャリア像を突き詰めるのが、本当の意味でのキャリア形成ではないかと、思うようになりました。


内田:

「キャリアアップ」には、大きくは「人を管理すること」と「専門性を極めること」という2つのキャリアがあると思います。そして、そのどちらかを自分で選択できるということが重要だと思います。

私は、数字を作り会社に貢献するためには、幅を広くすることが必要だと考えるので、マネージャーのポジションにチャレンジしたいと考えています。

管理職は、色々な人に関わりサポートする役割になりますが、その点は、普段子育てで鍛えていることを活かせるのでは?と思います。


|Q. 海外と日本、外資系企業と日本系企業では、意識の違いがあると感じますか?


参考)資料紹介

ー世界の女性管理職比率:日本は12%で、世界ランキング173位。世界平均の半分以下。

ーG7各国の女性管理職比率:トップは米国の39.7%。日本は最下位で米国の3分の1以下。


鈴村:

私は、日系企業のお客様とも接点がありますが、女性の管理職は少ないと感じます。

確かにアメリカで働いていた時は女性の上司も多くいましたが、男性も育児に参加しているなど環境が日本と違います。女性だけでなく男性の意識改革も大切で、国をもって取り組んでいく必要があると思います。


内田:

私は、外資系のIT企業を担当していますが、それでも女性管理職比率は20%くらいが最大です。まだ、女性を管理職にすることに慣れないという現実があると思います。



|Q. 女性のキャリアアップ・キャリアについて課題に感じていること、もっとこうしなくてはと思うことはありますか?社外の事例もあれば教えてください。


参考)資料紹介

ー世界経済フォーラム(WEF)2021年世界男女格差。ジェンダーギャップ指数において、日本は120位。

ーG7の中で最下位。


内田:

日本では、女性は家事や育児に時間をとられ、キャリアアップを目指すことができにくい現実があると考えます。キャリアアップに必要な時間などのデータがあれば、家事や育児の分担を夫と交渉がしやすいかもしれません。


リュウ:

新型コロナウイルスがきっかけでリモートワークが進んだことは、女性の活躍にプラスだと思います。しかし、日系企業のクライアントの中には、コロナ禍でもフル出社する企業もありますし、まだ改善の余地は多くあると思います。


鈴村:

製造業・エンジニアなどのクライアントには、そもそも女性従業員が少なく、また、男性が前線で働いて女性は事務員などという慣習があります。そのような企業と、女性も活躍している海外の文化を持つ外資系企業とは大きく差があると感じます。

日系企業が長く培ってた文化を変えることは難しいことではありますが、ある会社の事例では、一般職と事務職の括りをなくし、男女ともに社員の意識改革にも取り組んだところ、元々4年だった女性の勤労年数が10年に伸びたそうです。



■PART2:女性がキャリアアップを目指しやすい職場環境とは?

2つ目のテーマは、女性がキャリアアップを目指しやすい職場環境についてです。


参考)資料紹介

ー日本労働政策研究所の調査 企業が考える「役職者の女性比率が低い理由」

1. 管理職世代の女性の採用が少なかった 24%

2. 管理職になる以前に辞めてしまっている 18.8%


ーエンワールド・ジャパン 2021年女性管理職登用についての意識調査

3割の企業が、「リモートワーク・在宅勤務が女性管理職の登用を促進する」と回答



|Q. 女性がキャリアアップを目指しやすい職場環境は、どのようにしたら作っていけるのでしょうか?

エンワールド・ジャパンでは、フリーロケーション・フルリモートワークが可能です。そのため、女性も比較的キャリアアップを目指しやすい環境にあるのではないかと考えます。

どのようにしたら女性がキャリアアップを目指しやすい職場環境を作っていけるのでしょうか。


内田:

日々の余裕がないと、キャリアアップは考えられません。リモートワークなどの時間の余裕が生まれる制度などでサポートしてもらえることは重要だし、ありがたいです。


鈴村:

私もフルリモートで働くことで、仕事と子育ての時間をうまく回せるようになりました。心や生活に余裕があることで、初めて自分のキャリアと向き合えると思います。


リュウ:

企業のサポートも大事です。しっかりとしたサポートの体制があるので、私は安心してマネージャーに挑戦できています。



|Q. クライアントの事例を教えてください


鈴村:

あるクライアントは、男性の育休を推進することで女性も育休を取りやすくなり、育休をとることがキャリアに対してネガティブ要素になりにくくなったということです。女性だけが働きやすい環境を整えるのではなく、男女同じように整えることで、両者に同じキャリアパスができています。


内田:

女性のキャリアに関するセミナーをしたり、国際女性デーに社をあげてイベントをしたりと、女性がどういう環境で働いているかの周知に努めているクライアントもいます。


ミシェル:

エンワールド・ジャパンでは、男性が育休をとることも多くあります。育休をとった方からは、「良かった」、「自分のキャリアにプラスになった」という声が多く上がっています。



■「あなたにとってキャリアとは?」、寄せられた質問への回答

最後に、「あなたにとってキャリアとは?」という問いに対しての3名の考え、また、事前に寄せられた以下の質問についても話しました。


Q. 日本の総合職・一般職採用の制度と、外資系のスペシャリスト、スキルをみて採用する外資系の違いは、人材エージェントとしてどう思いますか?

Q. 看護師は、特に女性が多い職場で、かつ女性のキャリアアップが限られているところだと思いますが、みなさんはどう思われますか?


■まとめ

今回は、女性のキャリアアップについて、エンワールド・ジャパンで働く3名の女性によるトークセッションを行いました。

視聴者の方々がご自身のキャリアを考える上で、少しでも参考になれば幸いです。

最後になりましたが、ご参加いただいた全てのリスナーの皆さま、本当にありがとうございました。