日本のRPO(採用代行)市場は未発達。
認知度の増加とともに更なる拡大が期待。
RPO(採用代行)は米国では一般的なサービスですが、日本にはまだ根付いていない印象です。
日本にも約15年前からRPOが進出し、導入企業は増えてきていますが、
米国で成功している方法をそのまま移植しているケースが多く、日本の企業文化や採用の慣習にそぐわず失敗する例も見ています。
具体的には、RPO事業会社のリクルーターが派遣と同様の形で出向しているのみで、本来のRPOの役割を果たせていないケースです。
私たちは日本で人材領域の先駆者である、エン・ジャパンの子会社であり、日本のマーケットの事を非常によく理解しています。
そのため、外資系企業やグローバル企業を対象にしながら、日本にカスタマイズしたサービス展開を行っていることが要因で、
2017年のサービス開始から一貫して成長、2019年も堅調な一年となりました。
現在、様々な会社がRPOに力を入れており、この動きとともに、今後日本でのRPO市場は拡大していくと予測してます。
候補者を取り巻く市場は過去数年で大きく変化。
企業は柔軟に対応し、人材合戦を勝ち抜く力を。
当事業の成長の背景には、日本における人材不足と企業の採用難という大きな課題が存在しています。
候補者が不足していることは周知の事実ですが、その他の点で私が強調したいのは、
企業の採用プロセスが昨今の市場の変化に対応しきれていないという事です。
例えば、SNSの普及により、採用も従来のヘッドハンティングや転職メディアを使うという選択肢のみではなくなりました。
候補者の情報収集力も高くなり、日常生活の中で触れる様々な情報が転職の決め手の一つにもなっています。
米国には、求人を出せば候補者が自ずと集まってくる市場がありますが、
日本ではまだ採用をする企業から手を伸ばさないと候補者が見つけられない状況です。
採用における困窮は、2020年以降も継続すると考えています。
RPOサービスの認知も少しずつ増加し、導入企業数も増えてきています。
企業は従来の方法に固執せず、HRテクノロジーやRPOなど、様々なサービスを試すことで、
自社の文化に合う採用方法や、成功確率を上げる努力をしていかなければ、厳しい人材合戦を勝ち抜くことは難しいと考えています。
ディレクター
Samuel Nishizawa
(西沢 サムエル)
▼ホワイトペーパー ダウンロード
20191205_グローバル人材の採用市場における2019年の振り返りと2020年の展望
(英語版)Reflections on recruiting global talent for 2019 and prospects for 2020
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