一億総活躍時代を迎え、雇用時の年齢条件を緩和する企業が増加。
人生100年時代、一億総活躍時代を迎え、昨年と比較すると年齢不問の採用が増加しました。
求職者は働き方の多様性を求め、在宅勤務制度の有無を確認する人が目立ちました。
テレワーク、フルフレックスなどの制度が求職者への魅力付け、従業員のリテンション(離職率低減)につながっています。
多国籍企業、マトリックス組織企業は、国内外に渡り多くのステイクホルダーとのコミュニケーションが求められるため、
外資系企業の人事部門の方は日本語と英語双方でのコミュニケーション能力が特に求められています。
優秀な人材確保に向けた動きとして、外資系企業の人事シニアパーソンを日系企業の人事責任者として採用する例も目立ちました。
全体としては、社員のエンゲージメントを高めるためのEmployee Relations(エンプロイーリレーションズ)や、
能力開発を専門とするEmployee development(エンプロイーデベロップメント)の職種の求人数が昨年と比べて増加しました。
人材獲得競争が激しい市場において、企業がより一層社員の満足度向上や個々の人材の成長に注力していることが見て取れました。
新たな価値を創造できる人事担当者の需要増。
来年以降もあらゆる分野で採用ニーズ継続の見込み。
変化が激しい時代の流れを受け、M&Aやビジネスモデルの変化に対応できる人事経験者の需要が増えています。
人事制度(等級、評価、報酬)、人事オペレーティングシステムを統合し、新たな価値を創出をする役割が求められています。
また、採用業務の専門性が高まり、企業での採用経験者以外に、人材紹介会社のコンサルタントを採用するケースも増えています。
ダイレクトソーシング、社内紹介制度の仕組みづくり、グローバル間の情報共有、採用ブランディング、採用情報システムの活用、
RPO(採用代行)の導入、スタッフのマネジメント、予算管理など、人事が背負う役割は多岐に渡るため、これらの取り組みを率先して推進できる候補者が期待されています。
人事ファンクション(採用、人材開発、福利厚生)、人事ジェネラリスト(HRビジネスパートナー、HRマネージャー)など、
どの分野でも採用がニーズがあり、来年以降もこの状況は継続すると予測しています。
チームマネージャー
中里 亜紀子
▼ホワイトペーパー ダウンロード
20191205_グローバル人材の採用市場における2019年の振り返りと2020年の展望
(英語版)Reflections on recruiting global talent for 2019 and prospects for 2020
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