外資系企業への転職で求められることは?日本企業との違いや面接対策も解説

外資系転職アドバイス 転職時のポイント・注意点
2019.08.30
外資系企業への転職で求められることは?日本企業との違いや面接対策も解説

外資系企業や日系グローバル企業と聞いて多くの人がイメージするのは、年収の高さや実力主義などといった言葉ではないでしょうか。実際、外資系企業や日系グルーバル企業と日本企業とでは、どのような点が異なるのでしょうか。

この記事では、外資系企業への転職を検討している人に向け、外資系企業と日本企業とで異なる考え方や習慣、さらには、そこで働くメリットやデメリットまで詳細に紹介します。面接対策も解説しているので、外資系企業への転職に興味のある人はぜひ参考にしてください。

転職成功への近道がここに!プロの目線から外資系企業・日系グローバル企業への転職成功の秘訣をお伝えします

外資系企業への転職では、日系企業とは異なる転職対策が求められます。外資系企業に強みのあるエンワールドでは、最適な転職先の紹介に加え転職成功のためのノウハウも伝授いたします。転職成功への一歩を踏み出すために、まずは無料面談にご応募ください。

外資系企業と日本企業の異なる考え方・習慣

ここでは、外資系企業と日本企業の間での異なる考え方や習慣について解説します。

 

個人個人の仕事の線引きが明確になっている

多くの外資系企業では、「ジョブ・ディスクリプション」と呼ばれる、職務の内容を詳細に記述した文書が存在し、これによって個人の職務内容が明確化されています。そのため、他の人の仕事を手伝うなど、自身の職務領域を超えて仕事をすることは基本的にはありません。

  

一方で、日本企業は協調性を重んじる傾向が強く、チーム内のほかのメンバーが残業していれば自分も残業しサポートにあたることがあるでしょう。しかし、外資系企業では自分の職務を全うすることに重きをおく傾向にあります。

  

直属の上司が人事決定権を持っている

外資系企業では、昇進や昇格など重要な人事決定権を直属の上司が持っているケースが多いようです。なぜなら、日本企業では人材を人事部で管理していることが一般的なのに対し、外資系企業では人材の管理は各部門で行うのが一般的だからです。

  

そのため、これは外資系企業に限ったことではありませんが、上司と良い関係を築いておくにこしたことはないでしょう。

  

グローバル企業・外資系企業に強いエンワールド・ジャパンなら、外資系企業ならではの特徴を把握した転職対策をもとに、レジュメの作成や英語面接なども徹底的にサポートいたします。まずは無料面談にてご相談ください。

  

外資系企業に転職するメリット・デメリット

ここでは、外資系企業に転職するメリットやデメリットについて解説します。転職活動を始める前に確認しておきましょう。

メリット

外資系に転職するメリットとしては、以下の点が挙げられます。

  

☑ 日本企業より年収が高い傾向にある

外資系企業は、日本企業より年収が高い傾向にあります。これは、高い給与によって優秀な人材を集めようという考えによるとされています。さらに、外資系企業の多くは人事評価基準に成果主義を採用しており、基本給に加えてインセンティブ給を設定しているため、成果次第では更なる年収アップも期待できるでしょう。

  

☑ 成果に応じて評価される

前述のとおり、外資系企業では成果主義を基準に人事評価が行われるため、実力次第では若くして昇進できる可能性もあります。そのため、自分の成果に見合った給与や役職に就きたいという人にとっては最適な環境といえるでしょう。

  

☑ プライベートが尊重される

外資系企業では、個人のプライベートを尊重する文化もあります。そのため、忙しい時期であっても、きちんと休暇を取得できる場合が多いようです。基本的に残業はせず、効率的に仕事をしてプライベートの時間を大切にする傾向が強いといってよいでしょう。

  

☑ 勤務形態がフレックスなことが多い

外資系企業では、勤務時間をフレックスタイム制にしているケースが多いです。基本的には社員の柔軟な働き方を大切にするスタイルをとっています。

  

☑ キャリアアップにつながる

企業やポジションにもよりますが、外資系企業で勤務すると、さまざまな国籍の上司や同僚、取引先などとコミュニケーションをとることが多くなるため、異文化に対する理解が深まるといわれています。また、日本企業とは異なり「成果主義」の外資系企業で実力や実績を評価されたことは自信にも繋がり、その後のキャリアアップに挑戦しやすくなるでしょう。

  

デメリット

外資系に転職するデメリットとしては、以下の点が挙げられます。

  

☑ 成果が出なければ年収が減る可能性がある

繰り返しになりますが、外資系企業は成果主義の企業が多いため、成果を出せなければ減給される可能性もあります。また、営業職などのインセンティブ比率が高い職種では、成果がでなければ基本給のみの支給となるため、同じく収入が減ってしまうことになるでしょう。

  

☑ 日本企業に比べ福利厚生が充実していない

日本企業のように終身雇用を前提としていない外資系企業では、福利厚生が充実しておらず、交通費や住宅手当、家族手当などもないことが多いです。

  

☑ 日本と異なる文化に馴染めない場合もある

前述のとおり、外資系企業は日本企業よりも個人の仕事の線引きがはっきりしていて、成果を重視するなど、日本の企業とは考え方が根本的に異なります。場合によっては異なる文化の中で働くことに馴染めないこともあるでしょう。

  

☑ 本国の決定に左右される

外資系企業の日本支社で働く場合、本国の決定に支社の方針が左右されることもあります。業績が悪い部署などは、本社によって「撤退」という判断が下され、場合によっては解雇されることもあります。

さらに、人材を採用する場合など、意思決定に本国の許可が必要なケースが多く、その調整を本国の時間に合わせて行うこともあるでしょう。

  

グローバル企業・外資系企業に強いエンワールド・ジャパンなら、外資系企業ならではの特徴を把握した転職対策をもとに、レジュメの作成や英語面接なども徹底的にサポートいたします。まずは無料面談にてご相談ください。

  

外資系企業に向いている人・向いていない人の傾向

ここでは、外資系企業に向いている人・向いていない人の特徴を解説します。

  

向いている人

外資系企業に向いている人は、以下のような人だとされています。

  

☑ 論理的に考え、行動に移すことができる人

外資系企業は、社員に対してスピード感や行動力を求める傾向にあります。任された業務を効率よく進めるためには、論理的に物事を考えて整理する力と、短期間で結果を出すための行動力が必要となるでしょう。

  

☑ 自分の意見をはっきり相手に伝えられる人

また、外資系企業では、自分の意見をしっかりと相手に伝えられる人材が好まれる傾向にあります。会議の場であれば、積極的に自分の考えを述べ、ディスカッションし合うことが求められるでしょう。

  

☑ 周囲に対して気遣いができる人

外資系企業での気遣いとは、周囲に対してごまをすることではなく、周囲の状況を素早く把握して、仕事が円滑に進むように先回りして動くことを意味します。このような気遣いができる人材は、高い評価を受けやすいといってよいでしょう。

  

向いていない人

一方で、外資系企業に向いていない人は、以下のような人だとされています。

  

☑ 安定を重視する人

外資系企業では、継続的に成果を上げられない社員の安定は保証されていないと考えてよいでしょう。さらに、環境が変わることも多いため、安定を重視する人には向いていないでしょう。

  

☑ 受け身でいることが多い人

外資系企業では、積極的かつ能動的に、自分の考えや実績をアピールができる人材が求められる傾向にあります。よって、受け身の姿勢でいることの多い人は、思うような評価を受けることができないでしょう。

  

☑ 自ら考えて動くより、指示を受けて働きたい人

外資系企業では、業務に関して不明点や疑問があれば自分から質問し、常に自立的に行動することが求められる傾向にあります。そのため、上司から具体的に指示をもらって働きたいという人は、外資系企業に向いていないと言えるでしょう。

  

グローバル企業・外資系企業に強いエンワールド・ジャパンなら、外資系企業ならではの特徴を把握した転職対策をもとに、レジュメの作成や英語面接なども徹底的にサポートいたします。まずは無料面談にてご相談ください。

  

外資系企業への転職で求められる英語力とは?

外資系企業へ転職する際に必要となる英語力は、企業や所属部署、業務内容によっても異なります。

  

たとえば、メールや電話など日常的に英語でやり取りを行う場合は、目安としてTOEICスコア・700点以上を持っていれば対応可能だと考えてよいでしょう。一方、英語を使った会議への参加、報告書の提出、外部企業との打合せが必要な場合は、目安としてTOEICスコア・800点以上が必要だとされています。

  

また、研究職や技術職の場合であっても、ある程度の英語力は求められるでしょう。一般的にTOEICスコア・700点以上が目安とされていますが、専門知識やスキルを重視する企業では、高い英語力がなくてもよいケースもあるようです。しかし、そのような場合でも、最低限の専門用語は英語で理解できるようにしておくとよいでしょう。

  

グローバル企業・外資系企業に強いエンワールド・ジャパンなら、外資系企業ならではの特徴を把握した転職対策をもとに、レジュメの作成や英語面接なども徹底的にサポートいたします。まずは無料面談にてご相談ください。

  

外資系企業の転職に年齢は関係ない?

外資系企業は、基本的に職種別採用で即戦力となる人材を求める傾向にあるため、日本企業に比べて年齢を重視しないといわれています。しかし、年齢が全く関係ないわけではありません。外資系企業で最も需要があるのは、20代後半~40歳前後で、各年代によって求められることは異なります。

  

20代後半で職務経験が3年以上ある場合、最も選択肢は多いといえるでしょう。同職種であることは必須ですが、アシスタントメンバーやメンバークラスをはじめ、さまざまなポジションの求人があります。

  

30代ではマネージャーやディレクターなどの求人が多く、競争率も高くなる傾向にあります。5年以上の実務経験があることが重要であり、マネジメント経験が求められることも多いようです。マーケティング・企画管理系の職種であれば比較的求人数があります。

  

40代ではCEO・CFOなど、エグゼクティブクラスの求人が多くなる傾向にあります。これらの求人は公に募集されることは少なく、ヘッドハンティングなどが一般的です。マネジメント経験は必須とされることが多く、これまでの人脈も重視されるでしょう。

  

グローバル企業・外資系企業に強いエンワールド・ジャパンなら、外資系企業ならではの特徴を把握した転職対策をもとに、レジュメの作成や英語面接なども徹底的にサポートいたします。まずは無料面談にてご相談ください。

  

外資系企業の面接を成功させるコツとは?

ここでは、外資系企業での面接を成功させるコツについて解説します。

  

☑ 英語面接の対策をしておく

業務で日常的に英語を使用する企業や、採用決定権が本国にある企業では、英語面接があるケースが多いようです。企業によっては対面による面接を実施しますが、難しい場合には電話やスカイプを利用する場合もあるようです。

  

☑ よく聞かれる質問をおさえておく

ここでは、外資系企業の面接でよく聞かれる質問の例を紹介します。

  

  • あなたについて教えてください。
  • なぜ転職を考えているのですか?
  • なぜこのキャリアを選びましたか?
  • 弊社への志望動機を教えてください。
  • 弊社の製品やサービスのどこに興味を持ちましたか?
  • 現在の職場と弊社ではどのような違いがあり、それに対してどのように対処しようと考えていますか?
  • どのようにプロジェクトを推進して、その結果どのような結果を導きましたか?
  • KPIは何でしたか?また、それをどのように達成しましたか?
  • これまで取り組んだことで、最も難しかったことは何ですか?
  • これまでにあなたが積極的に取り組んだ職務は何ですか?
  • チームワークとは何か、あなたの考えを簡潔に教えてください。
  • 長所と短所を教えてください。
  • 現職ではどのような点が弱みだと判断されましたか?
  • どのような環境ならあなたのスキルが発揮できると思いますか?
  • 転勤は可能ですか?
  • 5年後にどのような仕事に取り組んでいたいですか?

  

☑ 逆質問の内容を考えておく

逆質問の例は以下のとおりです。英語での例文も記載するので、参考にしてください。

  

  • What skills and experiences are you looking for in this role?
    (今回の募集職種には、どのようなスキルや経験を求めていますか?)
  • What plans does your company have for future development?
    (御社の将来のビジネスプランを教えてください。)
  • What motivated you to join this company?
    (なぜあなた(面接官)は御社を志望したのか、理由を聞かせてください。)

  

グローバル企業・外資系企業に強いエンワールド・ジャパンなら、外資系企業ならではの特徴を把握した転職対策をもとに、レジュメの作成や英語面接なども徹底的にサポートいたします。まずは無料面談にてご相談ください。

  

まとめ

この記事では、外資系企業と日本企業の考え方や習慣の違い、外資系企業で働くメリット・デメリットなどについて解説しました。外資系企業では、その企業や部署、職種によっても求められる英語力が異なります。外資系企業への転職を考えている人は、事前に英語面接の対策をすることも大切です。

  

外資系企業への転職には、転職エージェントを利用すると、面接対策も行えてスムーズに転職活動が進められるでしょう。

  

エンワールドは、日本企業だけではなく、さまざまな外資系企業や日系グローバル企業と人材をつなぐ転職エージェントです。専任のコンサルタントが一人ひとりのスキルや希望に合った、最適な転職先を紹介させていただく他、採用後のフォローアップまで丁寧に行います。無料面談も実施しているので、ぜひご応募ください。

  

エンワールドの無料面談へのご応募はこちらから

その他のおすすめ記事情報

英語ができなくても外資系企業に転職できる?必要な英語力と転職方法を紹介

英語ができなくても外資系企業に転職できる?必要な英語力と転職方法を紹介

外資系企業での業務というと、グローバルに活躍でき、高い実績を出すことができれば高い...

外資系企業に転職するには | 転職のメリット・デメリットから転職方法まで詳しく解説

外資系企業に転職するには | 転職のメリット・デメリットから転職方法まで詳しく解説

キャリアアップするために外資系企業への転職を考える方もいるのではないでしょうか。し...

外資系転職エージェントを選ぶポイントと上手な活用法

外資系転職エージェントを選ぶポイントと上手な活用法

キャリアアップのための転職を考えたとき、外資系企業を視野に入れている方もいるのでは...

一覧へ戻る

あなたの英語を活かすなら

外資系・日系グローバル企業のハイクラス転職ならエンワールド

転職をお考えの方

会員登録

人材採用をお考えの方

お問い合わせ

あなたに合った求人を探す

リモートワーク可や年収1,000万円以上のハイクラス求人をお探しの方はこちら