コンサルタントからの転職先で多いのは?転職時期や注意点・転職事例も紹介

お役立ちコラム 業界別 外資系コンサルティング
2019.07.22
コンサルタントからの転職先で多いのは?転職時期や注意点・転職事例も紹介

コンサルタント出身者が転職する場合、自らのキャリアやスキルを活かせる転職先として、実際にどのようなところが多いのでしょうか?

この記事では、コンサルタント出身者の主な転職先や、転職するタイミング、転職で失敗しがちなポイントについて解説します。コンサルタントから転職した成功事例も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

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ポストコンサルとは?

ポストコンサルとは、コンサルティングファームでの勤務経験がある人のことを指しています。また、どのような種類のファーム出身かで専門領域が異なるため、培ったスキルや転職以降のキャリアも異なるケースが多いようです。

総合系・戦略系・シンクタンク系のファーム出身者は、企業戦略や事業戦略、M&A、組織変革など幅広い業務を経験している点が特徴といえるでしょう。そのため、ゼネラリスト的な経営幹部を目指すキャリア形成が多い傾向にあり、さまざまな業界の企業に転職が可能のようです。

財務系・IT系・人事系などのファーム出身者は、専門領域に特化した業務を経験している点が特徴といえるでしょう。そのため、幅広い業界に転職も可能ですが、スペシャリストとしての専門性を活かせる部門や競合ファームへの転職が多い傾向にあります。

コンサルタントの主な転職先は

ここでは、ポストコンサルの具体的な転職先を業種別に解説します。

プライベート・エクイティ・ファンド

プライベート・エクイティ・ファンド(PEファンド)は転職先として人気があるようですが、年間数名ほどの採用しかないともいわれる非常に狭き門です。総合・戦略系ファームなどでコンサルタントの経験があり、MBAを保持する20代後半〜30代前半の人材を求める傾向にあります。

転職先として人気がある理由として、ファームよりも深くかつ長期間で企業の経営戦略に携われる点や、Exitなど結果が見えやすい点などが挙げられるでしょう。また、担当企業の業績アップにともないキャリーボーナスが支給されるのも大きな魅力のひとつとされています。

投資銀行

投資銀行では、財務系ファーム出身者などの財務系スキルに加えて、海外とやりとりできる語学力を持った20代の人材を求める傾向があり、特に投資銀行部門で積極的なポテンシャル採用を行っているといわれています。

そのため、コンサルタントを経験した後の投資銀行への転職は、業界でも標準的なキャリアパスとされているようです。

また、給与水準が高めの外資系ファームよりもさらに給与が高い傾向になることや、企業戦略に大きな影響を与えるであろうM&Aに携われることが多いことから、比較的人気も高いようです。

事業会社

事業会社では、総合系・戦略系ファーム出身者など、企業戦略を策定・推進できる人材が求められる傾向あります。また、グローバル展開を見込んで国際的に活躍できる人材、業界事情に精通しておりBtoB・BtoCビジネス経験がある人材なども必要とされているようです。

世界的に事業を展開している大企業の意思決定に携われる点は魅力的ですが、中途採用がそれほど一般的ではないため、入社後の待遇などは転職活動時に確認する必要があるでしょう。

外資系企業

外資系企業は外資系ファームの最大の転職先といわれており、総合系・戦略系ファーム出身者など、経営企画やマーケティングなどのスキルを持つ人材を求める傾向にあります。

実績次第で高い給与が支給される可能性があるところや、幹部職などの現在のポジションと報酬を下げずに転職可能なところは魅力的といえるでしょう。

また、外資系企業には世界的に事業展開する知名度の高い企業もあるためあ、そうした企業に参画できるのも魅力のひとつでしょう。

ベンチャー企業

ベンチャー企業の経営者は若いことが多いため、総合系・戦略系ファーム出身者など、幅広い業務経験があり問題解決力が高い人材を求める傾向にあります。

そのため、コンサルティング業務の経験を通じて自身でビジネスを行いたくなったものの、起業のリスクは負いたくないという人に人気があるようです。また、若手でも経営陣への抜擢が珍しくないところや、社会問題を解決できる事業に主体的に携われる可能性があるところ、IPOのストックオプションなどは魅力的といえるでしょう。

IT系企業

IT系企業では、IT系ファーム出身者などのインターネットビジネスの経験・スキルを持っている人材や、総合系・戦略系ファーム出身者などの経営企画やM&Aの経験・スキルを持っている人材を求める傾向があります。

また、事業の海外展開も多いため、英語力があると評価が高くなる傾向にあります。

また、新規事業への進出やグローバル展開など積極的な事業展開をしている企業が多く、大きなやりがいを感じられるところが魅力のひとつといえるでしょう。

他のコンサルティングファーム

他のコンサルティングファームでは、即戦力としてポストコンサルを求める傾向にあります。

総合系ファームから、自身の専門性を磨くために財務系などの特化系ファームに転職する人、あるいはワークライフバランスを改善するために転職する人など、さまざまな理由で転職する人がいるようです。

コンサルティングファームの種類は多種多様なため、希望の転職先が探しやすいところや、給与が同水準なため金銭的な心配を比較的せずに済むところは魅力のひとつと言えるでしょう。

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コンサルタントから転職するタイミング

コンサルタントから転職するタイミングですが、コンサルティングファームからコンサルティングファームへの転職であれば、年齢についてはあまり気にする必要はないでしょう。

一方、コンサルティングファーム以外の事業会社などへの転職においては、30代前半ごろまでのコンサルタント経験者に対する求人が多いという現状があります。加えて、コンサルティングの業務経験3年以上を求める企業が多い傾向にあるようです。

そのため、業務経験を3年以上積んだうえで、若いうちに転職活動を行うのがおすすめです。

転職のタイミングを考えるうえでは、現職できちんと成果を出しているか、転職先での目標を明確に持っているかも重要となるでしょうから、日ごろから意識して業務に携わるとよいでしょう。

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コンサルタントからの転職で失敗しやすいポイント

それでは、コンサルタントからの転職で失敗しやすいポイントを解説します。/p>

☑ 給与やポジションを優先、希望する業界・事業内容ではない

ポストコンサルの転職失敗事例で多いのは、給与やポジションを優先するあまり、希望しない業界や事業内容を行っている企業に転職してしまうケースです。

たとえば、戦略系ファーム出身者が、起業直後の企業にどうしても転職したいと考え、業界や事業内容を問わずに「どこでも転職可能」といった希望を出した結果、転職後にズレを感じて、再び転職を考える事態に陥ることも少なくないようです。

こういった状況を防ぐため、転職先の業界や事業内容については必ず検討するようにしましょう。

☑ コンサルティングファームと転職先の企業との違いに対する認識の差

コンサルティングファームから事業会社への転職失敗事例で多いのは、両者の違いに慣れることができないケースです。

理由として、次の点などが挙げられます。

・事業会社では、関係各所との調整に時間を取られる

・現場から改善案を出しても、それを形にするまでの障壁が多い

・複数のクライアント企業と取引をし、専門知識が溢れる環境に身を置くコンサルタント職に比べ、物足りなさを感じてしまう

事業会社では、地道なプロセスの積み上げが求められ、ときには非合理と思われることを受け入れる必要がある可能性がある点を頭に置いておいた方がよいでしょう。うまくいかない可能性も想定したうえで、自らがやりたいこと、そのために必要なキャリアパスに適した企業を選択することが大切だといえるでしょう。

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コンサルタントからの転職事例

ここでは、コンサルタントから転職した実際の事例を紹介します。

ベンチャー企業への転職事例

大学卒業後にファーム2社で、マーケティングや事業再生などのコンサルティング業務を経験した後、ベンチャー企業に転職したAさんの事例を紹介します。

転職理由

Aさんは、ファームで経験を積んだ後は事業会社に転職したいと入社時から考えていました。そして、同期のコンサルタントが立て続けに起業したことをきっかけに、キャリアパスを見直して事業会社への転職活動を開始します。

転職活動の詳細

Aさんは人材紹介会社に登録し、事業会社の案件を紹介してもらいました。自らが裁量権を持てるという理由から、ベンチャー企業やファンド投資先を探したそうです。

そして、IPOを目指すベンチャー企業と、事業再生の経験を活用できそうなファンド投資先の2社から内定をもらいました。結果、待遇のよいファンド投資先よりも、事業の展望に共感したベンチャー企業を選びました。IPOを経験したいというのも理由のひとつだったそうです。

事業会社への転職事例

大学卒業後に総合系ファームで、業務改善や新規事業立ち上げのコンサル業務を経験後、事業会社へ転職したBさんの事例を紹介します。

転職理由

Bさんは、コンサルタントとして成長した結果、上司から昇進の話を切り出されました。コンサルティングファームで管理職として働く自分を想像したり、上司をモデルケースと考えたりした結果、このままファームにいるよりも外の世界を見てみたいと思うようになったそうです。

転職活動の詳細

Bさんも、人材紹介会社に登録して案件を紹介してもらいました。また、ワークライフバランスを意識して、事業会社を希望したそうです。転職活動自体が初めてだったため、ベンチャー企業や外資系企業、日系企業などを数社受けるなかで、最も自分にあっていると感じた外資系企業を選びました。

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まとめ

コンサルタントとしての業務経験がある「ポストコンサル」の転職事例を紹介しました。主な転職先には、プライベート・エクイティ・ファンド、投資銀行、事業会社、外資系企業、ベンチャー企業、IT系企業、他のコンサルティングファームなどが挙げられます。

転職の際には、給与やポジションなどの条件を優先しすぎず、あくまで自身のキャリアを中長期で見据え、転職先の業界や事業内容を必ず検討するようにしましょう。また、給与に関してですが、コンサルタント時代と同水準を事業会社でキープすることは、業界にもよりますが難しい可能性もあります。その際には、何が最も大切なのかという自分の中の優先順位(価値観)を明確にする必要があるでしょう。

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