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Q&Aセッション  回答集


Q. D to Cはどのぐらいの規模の企業まで可能なのでしょうか?業種にもよるかと思いますが。

小坂)テクノロジーや行政緩和により、以前に比べある程度の資金があれば参入するハードルが低くなっていると思います。

Q. SCM業務における「理」と「情」のバランスについて、お二人の考え方を伺いたいです。

梶野)教えていただきたいぐらいですが、営利企業に所属している以上は、理から来るビジネスの視点、ベキろんがまずありきで、情を持ってしっかりと伝えるというのが、梶野の視点です。

小坂)仕事をするのは人と人なのでコミュニケーションを十分に取ることや相手をリスペクトするというのは大切なことだと思います。ビジネス上の判断は理で決断し、伝えにくい決断は誠意を持ってお伝えすることでしょうか。

Q. SCMや品質保証の分野でキャリアを重ねているのですが、担当レベルからマネージメントレベルへキャリアをステップアップしていく中で重要な事は何でしょうか。カスタマーサービスやプランニング、サプライヤー管理など縁があって関わってきましたが、キャリアアップは何を考えながらお仕事をされていたかお聞きしたいです。

梶野)実務(品質保証にかかわる業務)とマネージメント(チームを率いる、他部との調整等)の割合がマネージメントよりになっていく状況かとお察しします。キャリアを単純に上げるためには、上司の仕事をいかに出来るようになるか。これに尽きるかと思います。
そのためには、鳥の目、虫の目、魚の目の中で、実務(虫の目)はしっかりとその分野ならあなた!というレベルまで高めて、さらに鳥の目で少し俯瞰して自分の職責を見れるようになるとよいのでと思います。

Q. D2Cが進んでいく中で、SCMに求められるSkill setはどのようなものに変化していくと思われますか。

小坂)D2Cのみではないと思いますが、今後はoperationよりタイムリーに正しい判断ができるskillが今以上に求められる様に思われます。

Q. オンタイムのGAによる結果によってSCをアジャストするとは具体的にどんな事をされていらっしゃるのでしょうか?

小坂)需要予測やそれに伴う生産計画です。

Q. Uberでハンバーガーを運んでもらって、輸送中にダメージがあったときは、どこが補償するのでしょうか?自転車で運ぶとダメージが色々ありそうですが。 

梶野)Uberさんになります。個人事業主であるドライバーさん向けの保険に入られているようです。

Q. AIは分析業務が中心になるのではないでしょうか。企画、意思決定は人間が行うと予想します。

梶野)専門分野ではなくまだまだ勉強中ではありますが、分析の分野は、人間が気づかない示唆等を与えてくれる可能性があると思います。 意思決定も簡素化されるかと思いますが、最終的にはある程度人間の”判断”が必要になるのではないでしょうか? 

Q. お二人ともFMCGでのご経験を積まれておりますが、今後興味のある業界等はございますか?また、FMCGのSCMの魅力とは何でしょうか?

梶野)物流という意味でどのプレーヤーが標準化の覇権を取るのかが気になっています。FMCGの魅力は、一重に最終成果物が目に見える形で身近に使える(イメージしやすい)ということかと思います。

小坂)FMCGでサプライチェーンを経験したことである程度の体力やskillがついたことはとても良かったと思います。キャッシュ、コスト、サービス全てにおいて厳しい業界の1つであると思うからです。

 Q. SCMとサステナビリティの関係性についてどう思われますか?昨今、企業コンプライアンスの観点からも見過ごせないトピックとなっております。お二人のお仕事で効率化・コスト最適化などSCMの基本を達成しつつ、サステナビリティを見据えた実例があったらぜひご教示いただきたいです。

梶野)マクドナルドでは18年から19年にかけて、物流効率化+環境負荷対応の施策を履行しました。ただ単にBack officeもしくはオペレーションの機能としてではなく、対外的に先進的な取り組みとして発表されるなどブランドの価値を高める取り組みとして、積極的に広報活動してもらうなど、新しい領域の取り組みになりました。

小坂)MOON-XにおいてSDGsの考え方は商品開発の段階から、特にパッケージの開発や原材料選定の際に取り入られています。今後も考えるべき課題と思っています。具体的な例として9月に発売する新製品は SONYさんと共同でトリポーラスという原料(籾殻からできた)を使用しています。

Q. SCMの知見を広げる上で、何かしら本などのおすすめはありますか?

梶野)ロジスティクス4.0 はだいぶお勧めです。 

Q. 世界的な高齢化で経済全体が縮小再生産していくなかで、各社が生き残るためのSCMの役割はどのようになると思いますか? 

小坂)漠然とした回答になりますが、受け身のSCMではなくビジネスを作っていけるSCM組織を構築することでしょうか。

Q. SCMは突き詰めていくと経営に近似すると感じていますが、SCMからキャリアをスタートすると、この楽しさに達するまでの道のりが、ほかの分野より長いように感じます。

小坂)わかります!E2E supply chainのカバーする範囲が広いからでしょうか。ですので日々の仕事をやる上でこれば何のビジネス上の目的で行っているのか、どうビジネスと繋がっているのかを考えながら仕事していくのといかないのでは、それに気づくスピードが変わってくると思います。 

Q. カジノさんへ質問です。現在購買を担当されているとのことですが、今までご担当された、いわゆるSCM業務と比較して、購買はどのような業務と感じられますか? 

梶野)時間軸がゆるいように感じます。ですのでより中期的な戦略性をいかに担保するか(vs短期的なセービング等)に注力しています。

Q. サプライチェーンにおいて、数的感覚が大切だと感じる場面はありますか?

梶野)とても重要かと。事実を定量的に見たうえで、サービス、キャッシュ、コストのバランスをとる。そのために感覚ではなく、数字を用いた理論でまずは精査したうえで、最終的にはアートの世界の判断でバランスを取っていくイメージかと。